7. 2018年11月10日 08:44:38 : u5zaUm2voI : alQJ3gIe9WA[1]
めげ猫「タマ」さんの、「飯館・葛尾村」合計の赤ちゃん誕生数に関するカイ二乗分析
について、些細な疑問であります。
日本全国、あるいは世界的に見ると、カテゴリー「男の子」「女の子」の出生比率は、
男の子:女の子=1.05:1 であります。その背景はともかく、これを "正常な状態"
として、カイ二乗検定における期待度数に反映させて、福島県との違いを考えるべきで
はないでしょうか。その場合、
●2012年〜2018年の「飯館・葛尾村」合計の赤ちゃん誕生数の分析
2村合計 実測値 期待値 χ^2 値
男の子 181 217.2 6.02
女の子 243 206.8 6.33
合 計 424 424.0 12.35
#男の子の期待度数:424*1.05/2.05=217.170732
#女の子の期待度数:424*1.00/2.05=206.829268
#男の子の χ^2値: (181-217.17)*(181-217.17)/217.17=6.024170
#女の子の χ^2値: (243-206.83)*(243-206.83)/206.83=6.325334
●カイ二乗分析の結果
統計学の資料によると、自由度 df = 1 の、カイ二乗分布の棄却値は次の通りであります。
5%水準で 3.84146
1%水準で 6.63490
したがって、飯館・葛尾村2合計の場合、赤ちゃん誕生数の
実測値の、期待度数(全国的な値)からのズレの相対度数の和(χ^2 値)は、
男の子の場合も、女の子の場合も、5%水準の棄却の閾値を大きく上回っており、
ズレなしとして棄却することはできません。異常性は明らかに有意であります。
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/503.html#c7