5. 新共産主義クラブ[2741] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2016年12月16日 11:07:50 : PJRNQmxLCA : A@b4iCnSq3E[7]
>>3. 真相の道 さん
>日露友好は対中国の上で日本の安全保障にとっては必須。
>安倍外交は今回も大きな成果となりました。
プーチン露大統領は、安倍首相との会談前に、こう述べていた。
「我々は中国と、中国の友人たちと、国境問題について40年交渉してきた。40年だ。露中関係でも国境問題があった。しかし、我々は今、露中関係を戦略的パートナーシップに位置づけている。しかも特権的な戦略的パートナーシップだ。ロシアには中国との間でかつて、これほどの信頼関係はなかった。中国は国の規模で言えば、我々の経済・貿易面での最大のパートナーだ。我々は、大規模で巨額の共同プロジェクトをいくつも実現している。」(プーチン露大統領)
「中国との貿易額が最も大きく、通商関係もどんどん自由化している。ところが、日本は我々に対して経済制裁を科した。あなた方は、この違いが分かるのか、分からないのか。」(プーチン露大統領)
日露友好によって、安全保障上の中国包囲網を構築しようというのは、安倍内閣の妄想だ。
現在のロシアの最大の友好国は、中国である。
プーチン大統領は、ロシアと日本との信頼関係は、まだロシアと中国との信頼関係の域には達していないと、言明している。
一日や二日の会談で、日露間と露中間の信頼関係が逆転することは決して無いだろう。
■ プーチン露大統領インタビューの全文<3>
(読売新聞,2016年12月14日)
――大統領はこの8項目の経済協力プランについて、平和条約締結のための唯一の正しい道だと述べた。この8項目の経済協力プランは今、その平和条約締結の条件としては、最も重要だと考えているのか。
プーチン ご存じの通り、これは条件ではない。これは、必要な雰囲気作りだ。我々は中国と、中国の友人たちと、国境問題について40年交渉してきた。40年だ。露中関係でも国境問題があった。しかし、我々は今、露中関係を戦略的パートナーシップに位置づけている。しかも特権的な戦略的パートナーシップだ。ロシアには中国との間でかつて、これほどの信頼関係はなかった。
中国は国の規模で言えば、我々の経済・貿易面での最大のパートナーだ。我々は、大規模で巨額の共同プロジェクトをいくつも実現している。我々は、国連の安全保障理事会で協力しているだけではない。協力しているのは中国とロシアが常任理事国なので当然だが、それ以外にも上海協力機構や、いまやグローバルな連合体のBRICS(新興5か国)でも協力している。現在、旧ソ連圏で我々が創設したユーラシア経済同盟について話し合いをしている。我々は、ベトナムと結んだような自由貿易協定を中国と結ぶために協議している。
その後は、中国の「一帯一路」構想と、我々が創設した地域機構とをつなげる用意がある。つまり、露中関係がこの20年で、いかに多様で多面的になったか理解できると思う。我々は国境問題も解決した。そのことは、何ら大きな問題を引き起こさなかった。何らかの問題があったかと言えば、中国にもロシアにもなかった。もっとも、我々は互いに譲歩、妥協に踏み出した。これは友好国の間の妥協だ。こういった妥協は、友好関係がなければ事実上不可能だと思う。安倍首相の提案は、私の考えでは、我々の目指す目標を達成するおそらく唯一の道だ。
――中国との国境画定について、大統領は中国と深い信頼関係にあるが、日本との間にはまだその域には達していないと述べた。
プーチン たった今答えたばかりで、あなたはもうご存じのはずだ。中国との貿易額が最も大きく、通商関係もどんどん自由化している。ところが、日本は我々に対して経済制裁を科した。あなた方は、この違いが分かるのか、分からないのか。
日本はなぜ、ウクライナやシリアの問題を露日関係に結びつけるのか。日本には同盟関係上の何らかの義務がある。我々はそのことを尊重するのはやぶさかではないが、我々は日本がどのくらい自由で、日本がどこまで踏み出す用意があるのか理解しなければならない。日本がどこまで踏み出すかを明らかにすることが必要だ。これは二義的な問題ではない。平和条約署名という最終合意のために、何を両国間の基礎とするかによって、結果は違ってくる。これが、現在の露日関係と露中関係の違いだ。何も比較しようとしているのではない。ただ、あなた方が何について話しているか聞き直したので、こう答えたのだ。問題は、信頼の雰囲気を作り出すということだ。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20161214-OYT1T50008.html
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/622.html#c5