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[政治・選挙・NHK225] 憲法とは何かが分かってないなら改正は無意味 「やらない方がいい」 小林よしのり 赤かぶ
7. 2017年5月05日 08:00:39 : V8rvjqBWts : _uR8oQHqLwU[1]
憲法9条2項をそのままにし、自衛隊の存在だけを認める旨の条文を新たに明記する加憲するという安倍の日本会議の会合に向けたアピールビデオを見て、安倍という男は底抜けのバカじゃないのかと言い出す人がもっと増えるのかと思っていたが、安倍の発言を危惧する人は多くいても、支離滅裂なことを言っていることに疑義や疑問を加える人は多くないのが困ったもんだなあと思う。

わかりやく言えば自衛隊を合憲か違憲かの解釈論議で言い争うのは無益だから、この際自衛隊の存在を憲法に書いてしまえばスッキリするというのが安倍が言ったことだ。
憲法で自衛隊を置くとすると書くのか、日本は固有の防衛権を有すると書くのか、今のところ不明だが、いずれにしても9条2項は日本は外に向けて戦争はしない、そのための武力も持たない、いかなる国際紛争にもかかわらない、そう宣言した文言なのでこれはどこからどう見ても集団的自衛は認めませんよということになる。

自衛隊にはその存在自体、9条2項に違反するという違憲論と、いや、国外に出さなければいいだけで憲法に規定された国民の幸福追求権を政府が保証しなければならないことや、国家の生存権を脅かされそうなときは反べきしてもよいという国際法の普遍性に鑑みれば、最低限の武力を持つことは許されるという合憲論が争われてきたが、自衛隊の存在自体、占領された時代に米国から命じられて作られた鬼っ子のような存在なので日米安保との絡みもあって、存在自体をどう規定するのかいまだに論議が定まらない。

とはいえ鬼っ子とはいうものの、自衛隊は確かに存在してきたのでありその性格は外見は軍隊と変わることはないが、法的運用や組織形態は軍隊とはかけ離れており、ひとことで言えば災害救助隊に近い。
これを以って伊勢崎賢治氏は自衛隊は軍隊の殻をかぶっただけのアマチュアだから、そんなモノを外に出すなど言語道断。
むしろ自衛隊をちゃんと憲法で規定して、運用面で抑制する法律を作ることが集団的自衛権に引きずられない対案だと主張しているが、今般の安倍の主張に倣って言うなら、改正自衛隊法で自衛隊を外に出すことは可能だと国会でごり押しして決めた安保法制は実は憲法9条2項をスルーして、砂川判決(しかも曲解した)と国際法を折衷して作り上げた回避的な法律なので、安倍の提案だと今の自衛隊は憲法違反のまま、9条2項そのままの3項目に追加明記される事態になる。

ということは自衛隊は憲法に追加されたら、集団的自衛権を認めた法律そのものから無効になってしまうことになるから、せっかくつくった法律も無意味になるということに気づいていないということになる。
昨日、石破は安倍のこの提言を聞いて即座に9条2項との整合性についてどう思っているのか?歴代の自民党でこういう発言をした人はいなかったと、呆れ顔で批判していたが小林よしのりもそういうことを言いたいのだろうと思う。

俺は改憲派ではないが、改憲派ならこの安倍の提言について批判非難すべきだろう。
アホそのものである。


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