3. 薬膳[5] lvKRVg 2017年10月18日 05:11:02 : rDGO0TLBXk : 9W5Nyed3ECM[1]
リベラルであるがゆえに、かつての民主党は広くオープンに多くの人材を受け入れ、それが幅広い支持層を得る原動力ともなった。政策的まとまりを欠くものの、広く意見をぶつけ合う多様性があったのです。実は、改憲を標榜する革新政党であるのに、保守性も併せ持った自民党が攻守において強かったのも党内に多様性があったから。いよいよおかしくなったのは米国追従が顕著になった小泉郵政選挙の頃。そして第二次アベ政権は完全に国民の敵としての姿をあらわにしました。
2009年、民主党が果たした圧倒的な政権交代は、国民の勝利といわれた。だが自民党とそれに長年与する既得権益勢力にとってあまりに苦すぎる経験だったのでしょう。国民の重い審判が下ったのに、それを逆恨みした彼らは、陰でせっせと爪を研いだ。官僚は政権に協力せず、国民の意志をないがしろにした。自民党はネットによる世論操作のシステムを整え、官僚とマスコミを裏からコントロールし、与党民主党への一大バッシングを仕掛けた。
自民党に、かつての面影はありません。現在の自民党とその補完勢力は、保守でもなければ右派でも愛国でもない。グローバル資本の忠実なしもべとおぞましい戦前回帰思想の信奉者、カネと権力しか興味のない人間が寄り集まった醜悪な複合体です。そして与党に復帰したいま、二度と政権交代の起こらぬよう、日夜最大限の注意を払っています。それも異常なまでの臆病さで。
悪事が露見し糾弾されるのが怖い……だから、悪は臆病なのです。そして保身に敏感だ。わざわざ支持率の低かった民進党を解体させるべく画策したのもその臆病さゆえ、というのは確信に近い想像ですが。しかし、長く国民を侮ってきた事実は消えず、その罪も赦されない。モリカケ問題を始め、安保、沖縄、原発、共謀罪など、あらゆる局面で、官僚、業界、マスコミ、ネット、そして司法までもがアベ政権の顔色を窺い、あるいは擁護、礼賛する異常な社会であることに、国民はとっくに気付いています。
必然か偶然か、民進党の解体が新たなリベラルの台頭を呼び起こした。枝野氏率いる『立憲民主党』は、右も左もない、上からではなく下からの、国民目線による自由と寛容の政治を掲げています。まだ小さいが、これは皆で育てていくべき最後の灯火です。もしも、現行のアベ政権にノーを突きつける勢力が消えるとどうなるか?
国民の血税は好きに使われ(モリカケ)、不祥事や事件はもみ消され(詩織さん事件)、悪仲間は守られ(甘利など)、ものもいえず(マスコミ支配・共謀罪)、食と健康を奪われ(TPP)、地方や労働者は疲弊し(大企業優遇、既得権益維持)、沖縄の苦しみは続き(日米地位協定)、第二のフクシマを生み(原発推進)、戦前思想を子どもたちに刷り込まれ(国家主義的愛国教育)、再び戦争への道を歩み(集団的自衛権、憲法改悪)、あらゆる情報が隠蔽され(特定秘密保護法)、ついには、首相に全権を与える国民総奴隷化(緊急事態条項)を許すことになります。
飛躍した発想でも誇大妄想でも冗談でもない。なぜなら、これらのほとんどはもうすでに起こっていること、まぎれもない現実なのです。
醜悪なアベ政権とその補完勢力は、政官財業、さらに司法やマスコミまでが加担する巨大勢力です。権力があり、なおかつ巨大なのです。それに対抗するためには、さらに巨大な力が必要です。
対抗する方法はただ一つ。
国民一人ひとりが立ち上がることしかありません。普段は押さえつけられ、もの言えぬ国民が、唯一、声を上げられる場、それこそが選挙なのです。今ならまだ間に合う。じっくりと未来を想像し、投票に行きましょう。
2017.10.22はとても大事な選挙なのです。
http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/279.html#c3