4. taked4700[6796] dGFrZWQ0NzAw 2018年2月01日 05:14:38 : a1VkdBr84I : 8t0LtCZhxzI[1]
>>03
コメントありがとうございます。
01さんも自分(02)も当然のことながら冗談です。
しかしながら、投稿させて頂いた記事自体は極真面目なものです。特に問題であるのが記事中にある
“直下地震における耐震問題に関する研究”
です。
https://www.jsce-kansai.net/wp-content/uploads/2017/05/kyodo_chokka_h27-28.p
df#search=%27%E5%89%8D%E5%8E%9F+%E6%A1%9C%E4%BA%95+%E8%A1%9D%E6%92%83%E6%B3%
A2+%E5%9C%B0%E9%9C%87%E8%A8%88+%E9%AB%98%E5%91%A8%E6%B3%A2%27
に、
(公益法人)土木学会関西支部 共同研究グループ
平成 29 年 5 月 27 日
平成 27,28 年度 土木学会関西支部 共同研究グループ
“直下地震における耐震問題に関する研究”
−成果報告書−
が掲載されていて、A4で65枚の資料です。
「本報告書は平成 27,28 年度の 2 年間の研究成果を取りまとめたもの」とのこと
です。自分もまだきちんとは読み切れていないません。
特に印象的であった点を引用します。
>兵庫県南部地震の波形記録はフィルターによって高周波がカットされているので高
周波の波形が記録されていない可能がある. そこで高周波成分の測定可能な加速度計(サーボ型加速度計:DC-100Hz)を用いて, 本震直後の 2 月 3 日から 2 年間にわたり余震の震動測定を行った. その結果について, ここに簡単に報告する.
>結果の考察
図―1.2 に示す加速度波形から明らかなように, 震源が最も遠い淡路島の震央位置A
の地震に対する加速度波形は水平動(NS 成分)が最も大きく, 上下動は最も小さい. また,卓越周期も 0.25 秒程度であり, 振動数は約 4 Hz 程度である. すなわち震央から47km 離れた位置では, 通常の地震の加速度波形と同様であることが分かる. 一方,震源が測定点のほぼ直下にある震央位置B及びFでは上下動が最大であり, 卓越周期もBは 0.1 秒, Fは上下動については 0.05-0.15 秒の間がほぼ同程度の加速度応答を
示している. いま, 卓越周期を 0.05 秒とすれば振動数は約 20 Hz となる. なお,
図に示す加速度応答スペクトルは卓越周期が 0.05 秒以下のデータが記録されていない.(サンプリング周波数の関係と考えられる.) 従って, 20 Hz よりさらに高い周波数の上下動が存在した可能性は否定できない. これは, 余震時に振動と同時に「ドーン」と言う音が聞こえたことを考えると 20 Hz 以上の高周波が存在したことは容易に想像がつく. さらに, 震源が直下にある場合, 振動と同時に音が聞こえることは, 地震波が P波(粗密波)であることを意味している.
>兵庫県南部地震での橋脚の被災状況と海震や陸上の被災者の体験証言から,構造物
を損壊さす衝撃的な鉛直地震波には,地震の発生初期から主震動の最中に起きる波と,主震動より後に到達する波の 2種類があることがわかった.
>柱の頭部付近の損傷事例として支承が横梁の下フランジに食い込んだ事例が 3 例
見つかっている.
(*上の引用は12ページ目の最後にあるものです。写真自体は13ページにあります。
阪神大震災での阪神高速の例で、橋脚と横梁の間にあった支承が横梁の下面へ食い込
んでいる被害写真です。この写真も衝撃的でした。縦揺れ以外にこの原因は有り得な
いのではないでしょうか。)
>まとめると,高架橋柱部に大きな圧縮および引張応力が発生する周波数特性は,図
3.3.5 で示した多層弾性地盤上の剛体の鉛直地盤反力(突き上げ力)の周波数特性と一致しており,また柱断面36の最大軸方向引張応力は自重による静的圧縮応力の 10 倍以上にも達すると言える.
>本文を纏める背景は,6年前に東日本大震災の発生で感じた,強烈な衝撃的鉛直地
震動の現象に対する原子力施設への安全性の危惧が,熊本地震での大地震の連鎖的な発生を受け,より深刻に感じられたことにある.熊本地震でも東日本大震災でも,強烈な衝撃的鉛直地震動の現象とみられる特徴的な事例がいくつかあるのだが,この現象に対する認識や知識が欠けているので,それに関する情報は正しく伝えられていない.この現状を改善することに寄与することを願って本章のまとめとする.
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/377.html#c4