3. 2018年10月09日 04:25:23 : BLT3jruhls : 6jFvlqkRCzc[1]
日米交渉のときの日本取材団の構成とその時の状況を考えてみる。
おそらく安倍に随行した日本からの記者団が原稿執筆に際して、メーンになる、いわゆる本記(大見出しが付く中心原稿)の担当。そして、こいつらは安倍担当の政治部記者。で、英語は不得手。
日米の共同記者会見に出ても、こいつらは英語で進行する会見内容をよく理解できていない。
で、安倍の随行記者団に対して、公式会見後、日本の担当者が特別にレクをした。
レクをしたのは外務の官僚だったか、経産の官僚だったか…。おそらく、経産の官僚が中心で仕切っていたと思う。
英文のペーパーが出ているわけだから、英語の達者な外務の官僚は「おかしい」と感ずいていたはずだが、安倍内閣はある種“経産内閣”だから、外務は主導権を握れなかったのだろう。
で、日本記者団の方だが、外信部の記者は一定の英語力があるから当然、「as well as」の意味は分かる。
従って「Trading Goods Agreement」で文章は終わらず、後段の部分と連結するのを理解しているが、日本語のレクで「Trading Goods Agreement(TAG)」と説明された以上、メーンの本記を書く日本からの政治部記者はレクに忠実に記事を書く(彼らの悲しく、情けない習性)。
「事実上のFTAではないか?」と書いたところは、外信部の記者が「日本側のレクは違う」と指摘でもしたのだろう。でも、本記を書く安倍随行の政治部記者はレクに忠実に書き、外信部の指摘に対する最大限の配慮(?)で「疑い」の文言を入れたのではないか。
安倍の随行官僚は「TAG」と説明したが、英文発表によると「FTA」であるといった原稿を、日本の政治部記者は書けない(いや書かない)。
ミッドウェー海戦で日本の航空母艦4隻すべてが撃沈されても、大本営が「1隻沈没、1隻大破」と発表すれば、その通り書く日本のメディアは戦後70数年が経っても同じということ。
というより、政治部記者が日本メディアの諸悪の根源という結論になる。随行記者団にはなんだかんだのおまけの接待も安倍側からあるしな。
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