1. 2018年8月12日 16:14:01 : DpaEHyxJvA : 5ZI0n@ch9jk[1]
US発のオルタナティブ、サイトでの簡潔なまとめとして、評価したい。
イランのミサイル能力を国際管理下に置く枠組みを作りたいとのUSの目的がよく描き出されている。
思えば、現US政権は選挙運動中から、イスラエルサイドからの献金が多く、当選後、就任式までの間に、トランプ大統領の義理の息子はイスラエル当局と頻回の会談を行っていた。要するに、イスラエル・ゲートそのものであるが、観察していたUS政界の一部はロシア・ゲートを創出し、トランプ大統領を攻撃し大統領権限の弱体を目指した。何もないロシア・ゲートを叩いても大統領サイドからの有効な反撃はない。何故ならば、次にはイスラエル・ゲートの暴露が待っているであろうから、この時は、US内のマス・メディアはイスラエルサイドの影響力が強い為に論説が割れて収拾がつかなくなる、試合にも暗黙の一線がある。
USの政治形態は「民主制」から「貴族制」に移行しており、貴族制内での権力闘争と認識すれば、分かりやすい。
イランでのUS政策の混乱の元は、本来的に今現在、手をつけねばならぬUSの政策とは言えない政策、イランの影響力の弱体化をイスラエルの圧力で今現在の政策目標にしてしまったことに由来する。
貴族制内の他集団が望んでいる政策、中国、トルコ、ロシア制裁を対イラン制裁に絡めて発動させ、イスラエルのための政策をUSの為の政策に偽装している。
トランプ政権はアメリカファーストを掲げて登場したはずであったが、イスラエルファーストの政策になっている。
諸外国、特にEU諸国にはイスラエルの横車の犠牲になるのは真っ平との思いが強いであろう。
USの現在の姿はUSのみが一極であった当時の多国間の協調を自ら崩しており、一極がゆらいでいる状態では、多極化を加速しUSの既得権の喪失を速めるだけであろう。