47. 2016年12月25日 00:41:55 : oPNZ6A5xfo : 5@i4xRPByqk[1]
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>>私は、小沢一郎さんにもその支持者にも、新自由主義に傾く傾向はあると思っている。
うーん、どう思うかは個人の自由ですが、その前に以下も読んでみてはいかがでしょうか。
2016年11月20日、自由党千葉県総支部連合会設立大会での小沢一郎代表挨拶より
(冒頭略)
そこで今日は、この自由党という名前に絡んでちょっと皆さまにお話し申し上げておきたいことがあります。
それは最初に申し上げましたように、政治は、政(まつりごと)というのは、「民のかまど」すなわち国民の生活をきちっと守っていくことだ。それが政治の原点だ、哲学だ。そう申し上げました。
ところが最近ですね、同じ自由でも、自由主義でも、俗に新自由主義とかグローバリゼーションとか、新自由主義という言葉がよく使われます。今の安倍さん、そして安倍さんを取り巻くスタッフの人たちも新自由主義者と呼ばれる。
自由と、新自由主義と、どう違うのか。
それは今日の安倍さんの政治のやり方を見ても、お分かりのとおり。新自由主義というのは、市場原理、競争原理を最も大事なもの。そこに優先順位を置く考え方であります。
ですから、競争を自由にさせて、その意味で自由ですが、言ってみれば自由勝手にさせる。そして、その競争に勝った者が生き残っていく。それでいいんだ。
じゃあ、多くの一般国民はどうするんだ。いずれ、非常に富を得た大企業からあるいはその他のところからおこぼれが皆にも滴り落ちていくだろうという話を、平然として言っているわけですね。
こんなものが政治だろうか、ということを、誰もが今、身をもって感じていると思います。
日本は先進国の中でも、最も格差の少ない国でした。ところが、小泉さん以来なんですけれども、グローバリゼィション、新自由主義の名の下に、市場原理最優先、自由取引最優先、そういう考え方の下に格差が非常に広がってしまっております。
最も格差の大きいところは、アメリカもそうです。中国やロシアもそうです。それよりは多少いいけれども、それに近い、先進国中の下位の、不平等な国、格差の大きい国になってしまったんですね。これが今日の現状であります。
小泉さんから安倍さんに入ってなおさらその傾向が強くなったんですけれども、この考え方の行き詰まりが今色んなところで、大きな政治現象として出てきております。それが、アメリカの大統領選挙でもあります。
何で、トランプさんが勝ったのか。誰も、あんなのは勝つはずはない、大統領の資格なんかない。まあかなり色んなこと言ってましたからね。皆そう思ってたんですが、国民は支持した。
なぜだ。
アメリカ社会の大きな格差と、構造的な歪み、ひずみ、このまんまじゃダメだと。俺たちの生活はどうなるんだと。何としてもここで変えなきゃならない。多少ムチャクチャなことを言ってるけれども、あいつに託してみよう、というアメリカ国民の多くの人の考え方が、トランプ大統領を誕生させたわけです。
一方で、あの民主党の下の予備選挙では、ヒラリーさんの相手に立ったサンダースさんという人は、自分は社会主義者だと。自由の天地、自由の国アメリカで社会主義を標榜して大統領選挙に打って出ようとした人は、今回が初めてだ。
そのぐらいね、アメリカも格差と色んな病が深刻化しているちゅうことであります。
これは、ヨーロッパでも同じですね。イギリスがEUを脱退する決定をしたことが大きな波紋を呼んでますけれども、ヨーロッパでもフランスの大統領選挙 〔2017年・春〕 もあります。ドイツの選挙もあります。イギリスの総選挙も、来年にはあります。
この流れがどうなるかということが非常に大きな関心事、と言うよりも問題です。それはなぜかと言うと、結局小泉さん以来我が国でも取り入れられてきた政治の考え方、新自由主義、グローバリゼィションなるものが決して国民に幸せをもたらさない。いわゆる新自由主義の終焉を物語っているんじゃないかと言われております。
私たちはその意味において、こういった、ちょっと紛らわしいですけれども、自由党という名前と、新自由主義という安倍さんや小泉さん流のものとは、まったく異質のものであるということを、ぜひご理解していただきたい。
もちろん、自由というのは何よりも貴重な、人間にとって大事なものです。しかし、何でもかんでも自由に勝手にやらせてしまったら、それはまさに弱肉強食の動物の世界、あるいは人類の歴史の中で言えば、初期の資本主義ですね。産業革命が勃興して、初期の資本主義、そこでは自由ということで、とくに英国でもたいへんな格差が生じてしまって社会がおかしくなってしまったと。そこから、社会主義、共産主義も生まれてきたわけですね。
だから、これがダメだということで、どうしたか。それは、自由はいいけれども、放っておけばやはり強い者だけが勝ち残る。だから一般の人も皆が一定の生活を享受できるようなシステムを作ろうということで、社会保障制度ちゅうのができてきたんですね。
イギリスでいちばん先に産業革命が興りましたけれども、いちばんに社会保障制度ができたのもイギリスです。揺り籠から墓場までと言われるような社会保障制度ができた。それによって、民主主義は生き残ってきたわけです。
自由主義は、民主主義という名の下に生き残ってきた。片っ方の共産主義は崩壊してしまいましたが。
そういう人類の、先人の皆の知恵と、その制度を、まさにこの新自由主義というのは、打ち壊してしまうものであります。
民主主義に逆行する、歴史に逆行するものであります。
だから私たちは安倍さんの政治はダメだと言ってるのは、そこなんです。
私はね、安倍晋三さんちゅうよりも安倍さんの親父さんの安倍晋太郎さんに<笑>エラク可愛がられていました。自民党時代ですが。ですから、何も感情的に彼が憎いとか何とかと言ってるんじゃないんです。
彼は、政治の根本の考え方が間違っている、というところに、私たちは批判をしておって、そしてほんとうに自由であるけれども、公平、公正な、開かれた日本、開かれた社会を作ろうというのが、自由党の基本的な考え方であります。
同じ自由が付くから、何か似たようなもんだというふうにお考えになる方も、中にはあるかもしれませんが、根本的に政治に対する考え方が違っているということを、どうかこのことだけは、ぜひご理解をいただきたいと思います。
私どもはね、国民の生活が第一、政治は国民の生活である、という考え方は何ら変わっておりません。
(以下略。全文は下URL参照)
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/450.html3
🌀熱帯性無気力症候群(7504077)
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/909.html#c47