2. 2018年6月02日 15:33:41 : N82tTsNV22 : 4VZafdCzrnE[1]
社会資源の既得権益者総取り、その他の人間は奴隷になるか飢え死にするか、それが驚異的な貧富の格差を生んだ。人類史上かつてないレベルでね。
こうなると本来なら革命が起きそうなものだが、既得権者自身が数千年にわたる人間組織のプロのために革命を組織化する前に潰される。
しかしこのような歪な社会にデメリットはないのだろうか?当然あるのだ。
みなさまも気が付いているとは思うが、例えばWin7とWin10どちらの方がユーザーにとって使い易いかと言えば、圧倒的にWin7である。最新製品のWin10はユーザーのための製品ではない。M$がどういう意図でWin10を開発したのかは知る由もないが、明らかにユーザーのために開発したのではないのである。それでもM$の業績が上向きだと言うのならば、M$はユーザーが支払った代金で利益を得ているのではなく、それ以外の方法で利益を得ている事になる。
今や我々の社会は隅々までこのようなお客が支払った代金を利益としない組織によって支配されている。そしてサービスの質はどんどん低下しているのはお分かりいただけると思う。
新しい科学技術が開発され、人類は進歩しているように見える。しかし本当にそうだろうか?
肝心の核融合発電については70年近くも巨額の研究費をつぎ込んでいるのに、未だに成功の兆しすらない。AIやロボットにしても前世紀の50年代からあるものをコツコツ改良しているに過ぎない。生物化学にしても企業の利益になるような技術ばかりが開発されて一般市民はむしろ健康を害されている。
これらは本当に人類の進歩に役に立つのか。むしろ地球の資源を浪費しているだけの「アモイ像」ではないのだろうか。
現在人類が消費している化石燃料は4億年にわたる多細胞生物の進化過程を必要としている。しかし多細胞生物が生存できる環境は地球の常態ではない。いや、むしろ最近6億年の地球の歴史は宇宙の基準からすれば穏やか過ぎるほどの環境なのだ。それでも生物のほとんどが死に絶える大絶滅が4回も起きている。地球の歴史のほとんどは細菌やバクテリアなど単細胞生物の歴史なのである。
そして我々人類の科学技術では安全に月まで到達するのも困難である。福島事故の後始末の困難さを観ても、人類の科学技術では地球の磁気バリアであるバンアレン帯を超えて超新星爆発やブラックホールや中性子星や太陽などが放出する強力な放射能が満ちる宇宙空間で生存できないのは明らかだ。つまり、地球にある資源が永遠に我々の使える全ての資源であり、これを使い切ってしまえば回復するのに4億年待たなければならないのである。
ここまで書けばお分かりいただけると思うが、人類は巨大なイースター島に住んでいるようなものだ。イースター島の指導者が考えなければならない事は、見栄で富を集めてアモイ像を建設する事ではない。如何にしてイースター島の限りある資源を永続して利用するかだろう。しかし実際にイースター島で何が起きたのかは有名なので割愛させていただく。現在我々が頭の上に頂いている既得権者連中がイースター島の酋長よりも賢いとは、私には信じられない。