38. 2017年9月29日 14:34:30 : rO5bXudi4k : 3YsvsxTN44M[1]
20世紀末以降、世界のフロンティアが消失し、世界の資本は実物経済における資本増殖の手段を失ってしまった。リーマンショックは、新たな資本増殖の手段として導入された電子金融空間の暴走が引き起こした事件だった。資本は、生き延びるためには手段を選んでいる暇はない。国家の示した減税にも飽きたらず、租税回避もいとわず。国民の福祉は切り捨てられ、労働者の賃金も大幅に削って空前の利益を上げる。さらに、属国日本の富(年金や郵貯)を狙って、政官財に張り巡らされたヤツらのネットワークが暗躍している。
日本は今、米国資本によるこの国の富の略奪をおずおずと待っている状況である。
安倍か? 小池か?、 自民か? 民進か? 希望か?
そんな比較をいくら重ねても、日本の置かれた状況はまったく解明されないし解決しない。
だれがこの国のトップになろうとも、「資本(米国資本とこれに食らいつくコバンザメ企業群)の利益」をいかに死守するか? こそがこの国の支配層(政+官+財)が必死に取り組んでいるテーマなのだ。
リベラルは資本や官僚による富の独占を批判し、適正な再分配の要求を掲げる、ヤツらにとっては実に厄介な存在である。 しかるに、安倍晋三の馬鹿な利権政治が、民進・自由・共産の連携を誘いリベラル結集を目覚めさせてしまったことは、ヤツらにとっては最悪の状況だった。だから、JH(ジャパン・ハンドラーズ)どもは必死に小池百合子をかついだのさ。
小池に与えられた使命は「リベラル分断!」 この国のリベラルが息を吹き返しさえしなければ、日本政治のトップの座に着くのは安倍や小池でなくとも、前原でも長島でも細野でも誰でもよいのだ。
米国資本が日本の富を易々と吸い上げるための障害物は、何が何でも取り除く!
今回の選挙の意味はそういうこと!
残念ながら、この国の有権者はこの点にまったく気づいていない。
http://www.asyura2.com/17/senkyo233/msg/143.html#c38