24. 2018年11月03日 19:51:22 : oB7dTjz7SW : 3tjQYLXSoiY[1]
>>23
私はそのような立場はとりません。
富の集中は物理法則であり、自然現象であると見ます。
問題は、その自然現象に、もうそれ以上何も動かない終末点があることです。
終末点を回避するためには、一度分布をリセットし、
再度分布形成するまでの時間を、稼がなければなりません。
そうすることによって、始めて循環構造ができ、再度分布形成するまでの間、
金持ちも貧乏人も、経済発展の恩恵に浴することができるのです。
それを永続的に繰り返すことによってのみ、両者が永続的に発展できるのです。
リセットしたからといって、金持ちがすでに持っている金以外の有利な条件
(金を吸い上げるインフラなどのシステムや、人脈など)は、
失われることはないので、有利なことは変わりません。
とりあえず有利な条件を持ちながら、資本主義ゲームの
スタートラインに立ちなおすだけです。
そのために当面必要なことは、逆進性の強い税制や、
逆進性の強い社会保険徴収制度を廃止して、
累進性の強いものに置き換えるだけでいいのです。
それ以外の革命的に大きな社会システム変更は、必要ありません。
それは、現法制下で十分可能です。
だから、不可能なことを要求しているわけではないのです。
(※ただし、それでも平坦化が不十分な場合は、更なる方策を考える必要はあります)
要するに、集めすぎたゲームコインを、
再度、平等に配りなおすだけのことで十分なのです。
資本主義ゲームを永続的に続けるつもりならば、
分布の平坦化リセットは必要なのです。
これは貧乏人が可哀想だからという、
人道的立場などで言っている訳ではありません。
そうしないと金持ち諸共、国が滅びてしまうので、
そうしなければならないと言っているだけなのです。
あなたがおっしゃる日銀の国有化では、早晩ジンバブエのようになります。
私は人間がやることを信じていないのです。
いくらでも刷れるお金の小槌があれば、
人間は理性など吹っ飛ばして、お金を刷ってしまうものだからです。
為政者ともなれば、欲望の塊のようなものなので、
その悪魔の誘いを断ることは不可能です。
そうなれば、必ず通貨の信用は失われ、経済は破綻します。
http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/207.html#c24