11. アベノモックス[213] g0GDeINtg4KDYoNOg1g 2017年10月21日 00:53:12 : 9vzA8xYMww : 2@n_5Rtt5MY[5]
8の捕捉になります。
この論理は詳細を説明するのと非常にややこしくなるので、申し訳ないですが長めの引用・抜粋をしておきます。
これで腑に落ちると思います。
2013-11-27
「民主主義=多数決」じゃないよという話
http://snowymoon.hateblo.jp/entry/2013/11/27/232032
多数決は民主主義に必須のものではないことを押さえたら、次に考えるのは、先ほどと逆向きに「多数決ならば民主主義と言えるか」という命題です。
今回のニュースの「これが民主主義か」という抗議の声にも沿った命題ですね。
こう聞くと、「多数決なら多くの人の声が入ってるんだから、やっぱり民主主義的なんじゃないの」と一見思えてしまうかもしれません。
そう、そうだったらいいんですが、この「多くの人の声が入っているはず」という感覚が曲者なんです。
確かに、多数決によって狙い通り多くの人の声が意思決定に反映されることはあります。しかし、多数決というのは多くの人の声が意思決定から漏れる抜け穴を作ることもできるシステムなのです。(下手をすると、現実にはこの抜け穴の方がよっぽど使われてしまっている可能性が高いぐらいです)
分かりやすい例としては、実際に今の日本でも行われているような小選挙区制でのモデルがあります。
ここでは、10区の小選挙区があって、1区あたり10人有権者がいる架空のモデル国家を考えてみましょう。
この国にはA党、B党、C党、D党という有力な政党があります。
そして、1区〜6区では「A党候補に4票、B党候補に3票、C党候補に2票、D党候補に1票」入り、7区〜10区では「A党候補に0票、B党候補に10票、C党候補に0票、D党候補に0票」入ったとします。
多数決システムでは、1〜6区ではA党候補が当選、7〜10区ではB党候補が当選します。
つまり国会にはA党議員が6人、B党議員が4人になり、これまた多数決で決める国会ではA党の意思がそのまま「国の意思決定」になる可能性が高いことになります。
しかし、100人の有権者の票の行方を振り返ってみると恐ろしいことが分かります。
A党は国全体としてみたら4票×6区の24票しか獲得していません。100人の国民の1/4にも見たない支持です。
一方で、B党は3票×6区+10票×4区でなんと58票です。100人の国民の過半数の支持を集めているのです。
でも、今や「国の意思」は「A党の意思」です。「24%の意思」です。残りの「76%の意思」はちっとも反映されないかもしれません。
「多数決なら多くの人の声が入るはず」ではなかったのでしょうか?
http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/354.html#c11