12. 2017年10月15日 13:35:46 : hEMJ84weh6 : 0Yatkw1tJ3E[1]
鈴木邦夫氏はたしかに右翼なのだが、このところは左翼とともに行動することが多い。その理由はたぶん、彼が「愛国者」だからだろう。
一水会は福島事故後、鈴木氏を先頭に早くから反原発デモに参加していたようだ。野田政権当時、官邸前で大規模な反原発デモがおこなわれた時、“極右”とされる在特会も同じ場所で少人数ながら嫌がらせのためのアンチ反原発デモを打っていた。彼等が反原発のために集まった一般参加者を恫喝、罵倒し初めたとき、抗議したのは現場に居合わせた一水会だった。
結局、二人の若者同士がつかみ合いになったが、付近を警備していた警察に逮捕されてしまったのは、なぜか一水会のメンバーのみだった。
一水会は広島長崎の原爆投下を今も正しい選択だったと肯定するアメリカに対して、アメリカ大使館前で抗議デモも行ったという。そのような右翼は珍しいだろう。
鈴木邦夫氏に至っては護憲派や安保法制反対派、共謀罪反対派の集会にも進んで出かけ、あるいは招待されてスピーチしている。
鈴木氏は元生長の家の右翼学生。その点では現在の日本会議幹部で安倍首相のブレインでもある日本政策研究センター所長の伊藤哲夫氏と同じであり、伊藤氏とはかつての全共闘時代、左翼学生の諸団体に対抗すべく、右翼学生団体を結成した同志でもある。
当時はは鈴木氏の方が“武闘派”であり、進んで左翼学生と乱闘、盛んに殴り合ったと言うが、殴り合った相手とは主義主張は異なっても親しみを感じたという。
一方、伊藤氏の方は“理論派“だったらしいが、暴力を嫌い、一度、左翼学生に理不尽に(本人にとっては)殴られたことを恨みに思ったのが、今の“左翼嫌い“で右派諸団体がまとまる日本会議の結成に寄与しているのではないかと、菅野完氏の『日本会議の研究』にあった。
若い頃の性格がその後、本人だけでなく、周囲にも影響を及ぼすということがよくわかる例かもしれない。
http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/146.html#c12