23. 宇宙の塵[30] iUaSiILMkG8 2017年2月12日 16:28:49 : xUrzadgXJI : 04Zx6f1oTCk[1]
生活に汲々としている人たちほど、世の中の仕組みが変われば今の仕事にあぶれるのではないかと、漠然とした不安感を持つものだ。そういう人たちの中には、変化を嫌い現状維持のため現政権を支持する人も多いだろう。
また、一口に大企業というが、大企業及びその子会社及びこれらの下請会社の社員とその配偶者だけで、日本の全有権者の約半分を占めるという試算もある。これらのうち約4割が、他の政策には目をつぶり大企業優遇というただそれだけの理由で現政権を支持すれば、支持率は20%となる。重複もあるだろうから割り引いても15%は堅いだろう。これ以外にも中小企業関係者や自由業や公務員もいる。冒頭の貧困世帯もいる。これらを合算すれば現政権支持者は25〜30%に上るのではないだろうか。浮動票層も入れて全体の約三分の一が現政権支持とみておいてよいだろう。褌を締め直すことだ。自分の身の回りの狭い世間の茶飲み話や、偏りの大きいネット上の支持率は、あまり当てにしないことだ。
敵を甘く見てはいけない。
世論調査で言えば、回答率が60%であったとして、上記の「三分の一」に属する人たちが回答を拒否していなければ、発表される「支持率」はそれだけで55%となる。現在のようなメディア情報の雰囲気に慣らされていれば、上記の「三分の一」以外の人たちの中には付和雷同で「支持」と答える人も少なからずいるだろう。こうしてさまざまな要素を積み上げていけば、支持率60%台という一見怪しげな数字は、必ずしも嘘っぱちとは言えないのである。敵を甘く見てはいけないのである。
その結果として言えることは、安倍亡国政権(自公維勢力)を国政の中枢から駆除するためには、「三分の一」を上回る支持を集めなければならないということであり、「三分の一」を上回るこれらの人たちがこぞって選挙で票を投じなければならないということである。投票率が66%で互角。政権交代を実現するためにはそれ以上の投票率を実現させねばならないということである。
不正選挙言説など相手にせず、1票に思いを込めて、皆が投票所に行くことである。
そしてもう一つの焦点は、野党各党がどのような形で集結するか、である。密なる集結か、疎なる集結か。政権構想はいかなる批判にも耐えられる鍛え抜かれたものになっているか。国民の信頼を集められるか、である。
敵は手ぐすね引いて待ち構えているだろう。ネガティブキャンペーンで撃退しようとするだろう。メディアを駆使して印象操作を図ってくるだろう。これらへの備えは万全か。いかなる悪辣な誹謗中傷にもおまけをつけて切り返せる準備はできているか。
天下分け目の戦いはすでに始まっている。
日本史に悔いても悔やみきれない汚点をまた一つ増やすか、民主主義を死守し後世の範となるような偉業を成し遂げられるか、運命の戦いである。
野党各党は視野を大きく持ち、党利党略を超えた高い次元に立って、一体となって戦いに挑んでもらいたい。
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/493.html#c23