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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031010-00000201-yom-soci
山梨県都留市のキャンプ場に男性3人が埋められていた殺人・死体遺棄事件で、キャンプ場を経営する「朝日建設」(今年8月倒産)の元社長(54)(横領容疑で逮捕)が「(従業員を)殺してしまった。遺体を埋めた」と知人の建設会社役員に打ち明けていたことが9日、関係者の話でわかった。
元社長は会社の経営破たん後の8月下旬に失跡。9月下旬、元従業員の交通事故保険金の一部を横領したとして逮捕された。関係者らによると、建設会社役員は朝日建設の下請けの仕事をしており、元社長とは海外旅行に出かけるなど親しい間柄だった。役員は9月下旬、元社長の自宅で生活していたとして、都留署に住居侵入容疑で逮捕された。捜査本部では、役員からさらに事情を聞くとともに、元社長を追及する。
一方、捜査本部の調べで、遺体の腐敗状況から最初に見つかった1人は、他の2人の数年前に殺害された可能性の高いことがわかった。2人は首の骨を折られ、死因は窒息死だが、最初の1人は不明。また、2人は布団と一緒に埋まっていたが、最初の1人は箱に入れられ、ブルーシートと毛布で覆われていた。
捜査本部は、3人とも2000年5月ごろ埋められたとみているが、最初の遺体は、それ以前に別の場所で保管されていた可能性もあるとみている。県警には今年7月、「5年前に従業員が殺害された」との匿名情報も寄せられていた。(読売新聞)
[10月10日3時8分更新]