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都留の３遺体遺棄　支払い「たばこ代」１０００円だけ　／山梨

　◇朝日建設元労働者が実態証言
　都留市朝日曽雌のキャンプ場から男性３人の遺体が埋められていた殺人・死体遺棄事件で、キャンプ場を経営していた「朝日建設」の元労働者の一人（４７）は、取材に対し、１日１０００円の「たばこ代」しか支払われない給料未払いの実態や貧しい食生活ぶりなど、劣悪な労働環境を明らかにした。一問一答は次の通り。【吉見裕都】
　――給料はいくらだったのか？
　１日８０００円。月末締めで、翌月末に払われる。別に、毎日「たばこ代」として１０００円が出る。（自分は）今年７月から働き出して、８月に倒産したから給料をもらっていない。盆と正月に「小遣い」で５０００円、１万円をもらう以外は給料を丸１年もらってない人もいた。倒産する前は５０人ぐらい労働者がいたが、たばこ代だけで我慢している人がかなりいた。
　――どのような生活だったのか？
　寝泊りする会社敷地内の寮費は１日２５００円。仕事がなくても必ず１日分支払うため、仕事がまったくなければマイナスの給料明細が出ることもあると聞いた。敷地内に労働者が集まれる娯楽室があって、酒が飲めるが、３５０ミリリットルの発泡酒が１缶５００円だった。仕事が１週間ない人もいたから、たばこ代なんてすぐなくなる。朝、晩の食事は出たが、５０人分の１日の食費が計１万５０００円でまかなわれていた。大きな建設現場に行くと、他の会社の労働者もいて、自分たちの弁当は貧相だから隠して食べていた。
　――社長や会社幹部の印象は？
　あまり接することはなかったが、一度、社長が労働者を恫喝（どうかつ）している場面を見た。けがをして建設現場で働けなくなった労働者が賄い担当になり、どういうわけか「ちゃんとやらんと、どうなるかわからんぞ」「おれの後ろには○○組（実在の暴力団名）がいるぞ」とすごまれていた。社長は、労働者に給料を払わなかったどころか、近くのコンビニなどにも未払いが多かった。賄いの女性に対しても給料を払わないうえにかなりの額の金を借りていたらしい。
　◇情報提供求め専用電話設置−−都留署捜査本部
　都留署捜査本部は８日、殺人・死体遺棄事件について市民から情報提供を求める専用電話回線を開設した。また、県警ホームページにも同様の窓口を設け、電子メールによる情報提供も呼びかけている。
　捜査本部は「多くの人からの情報や、被害者の身元に関する情報を警察に寄せてもらうことが早期解決につながる」と話している。
　電話番号はフリーダイヤルで０１２０・３６１・８８９。携帯電話からも接続可能。開設時間は午前８時半〜午後８時。（毎日新聞）
[10月9日20時6分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031009-00000001-mai-l19

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• ２人は大阪から来た男性か　山梨のキャンプ場殺人（共同通信） シジミ 2003/10/10 13:00:31 (0)

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