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長野県生坂(いくさか)村の生坂ダムで23年前、自殺したとされていた会社員小山福来(よしき)さん(当時21)が最近になって殺害されたとわかった事件で、県警に殺人容疑で書類送検された男(54)は、小山さんに跡をつけられたと思い込んで車に乗せ、「警察に通報されると感じて殺害した」などと供述していることが県警の調べで分かった。
県警の再捜査などによると、男はふだんから覚せい剤を使っており、80年3月1日昼ごろ、友人の男性と2人で車に乗っていたところ、「後ろの白い車に跡をつけられている」と錯覚。松本空港近くの運動公園の駐車場で、知人の女性と一緒に白い乗用車の中で休んでいた小山さんを見て、跡をつけてきた車だと思いこみ、「兄ちゃん降りて来い」と小山さん1人を自分たちの車に呼びつけ、後部座席に乗せた。
途中、小山さんが女性を心配し、自宅や行きつけの喫茶店に電話をかけているのを見て、男は「警察に通報される」と思い、松本市内の雑貨店で物干し用の青いロープを購入。小山さんを車内で縛り、生坂ダムに突き落としたという。犯行時の覚せい剤の使用については、男は「やっていない」と話しているという。
県警の調べに対し、男の友人は「まさか殺すとは思わなかった。男が小山さんをダムに突き落としたので、救出しようと、自分もダムに飛び込んだ」などと話しているという。
県警は「男がロープの縛り方や、小山さんが電話をかけていることなど犯人しか知り得ない事実を知っていたことは再捜査で裏付けられたが、動機などの詳細は供述に頼るしかなく、確認できない」としている。
(10/08 03:05)
http://www.asahi.com/national/update/1008/004.html