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東城町91歳殺人事件から1週間 高齢者、不安な日々 地域での支え合い必要 /広島(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/2us0310/nihon9/msg/216.html
投稿者 シジミ 日時 2003 年 10 月 07 日 23:28:12:1VmSkkGasXps6

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031007-00000002-mai-l34

東城町粟田の自宅で先月29日夜、91歳の無職、村田操さんが殺害された事件は6日、発生から1週間がたったが、手がかりは少なく、捜査は難航している。独り暮らしの高齢者が狙われた殺人事件は、今年に入って県内で3件目。岡山県の山間部でも今夏以降、高齢者を狙った強盗事件が相次ぎ、地域を不安に陥れている。高齢者問題は、従来から多くの問題を抱えているが、今回の事件で、重要な課題がさらに一つ積み重なったといえる。
 同町内で独りで暮らす高齢者(65歳以上)は00年10月現在494人で、85歳以上の高齢者も47人いる。老夫婦で暮らす近くの女性は「風が吹いて窓が揺れただけで怖くなる」と話した。
 独り暮らしの高齢者の悩みは深い。同町社会福祉協議会職員の藤尾正彦さん(28)は「バスが通っていない地域に住む高齢者は買い物や通院にも困る。人付き合いが苦手で悩んでいる人も多い」と話す。
 同町は国の「介護予防・地域支え合い事業」の一つとして、「ふれ合い給食サービス」を実施している。老人ホームで調理した夕食用の弁当を地域の住民らが、独り暮らしの高齢者の自宅に軽乗用車で運ぶ。藤尾さんは「戸外に出て配達を楽しみに待ってる方も多く、配送する人と一言話すだけでも高齢者にとっては大きなふれ合い」とその意義を語る。
 同町の在宅介護支援センターは各地区で年に1度、「独り暮らしの高齢者の集い」を開き、7日も2地区の独居高齢者が同町東城の「ふれ合いセンター」に集まり、交流を図る予定だ。
 高齢者の生活支援に取り組む「シニアルネサンス財団」(東京都千代田区)の河合和(やまと)事務局長は、独居高齢者の現状について「家族や地域とのつながりも少なく、テレビと向き合う生活。人とのコミュニケーションの取り方が下手になっており、地域で支え合うことが必要」と話している。
 【遠藤孝康】(毎日新聞)
[10月7日22時0分更新]

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