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(回答先: もう考える気力がありません 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 10 月 07 日 21:35:00)
すみちゃん、レス有り難うございます。
実は板が寂れて感じる中で、あっしらさん、シジミさんたちが転載等を黙々とされているのを見た上で、特にあっしらさんがこの
板へ一連のアジアの声関係の転載をされたことに感じるものがあり、書かずにはおられませんでした。
今の日本や他国について考えるべき大切な事がここにあると、私なりに直感しましたから。
国際政治等についての関心を持って勉強して来なかったツケで、書いたものは印象批評的な部分が多く、読みにくく、思考の焦
点は呆けており、読み返して自己嫌悪してしまいました。
それでも確かに岡倉天心や孫文たちの声の文を読むと、今言わないといけない事がある事を切に感じてしまうのです。
私がそれを書いた結果が、あなたに痛みを伝えるものであったなら、私も結局これらの問題については追い詰められて痛みを叫
ぶしかない状況に陥っている事を示すのでしょう。
本当はこんな文を書くタイプだとは思っていないのですが…。
私の駄文より、この時に適っている文を書き、訴える力のある方がおられるように想います。
価値観の問題というのは、正鵠を射ていらっしゃいます。
価値観と言うと割合無味乾燥に感じますが、実のところ哲学的な意味合いよりももっと生きている人間の実感に即したものとして
とらえたいと感じます。それぞれの国の人がその文化の中で育んできた好みや愛着、そして誇りのような事です。
これは、違いがあると同時に、共通しているものもあるのですね。アジア圏の日本はイスラーム圏とはかなり文化的な違いがある
ようですが、アングロサクソン文化系の価値観の押し付けの前では、共通性を見出す事もあるように想います。
たとえば、どなたかが神宮前でイスラーム圏の外交官と話をされた時の話…「ご近所さん」感覚で近隣の家族付き合いの中で暮
らす事に価値観を持つ等。他愛もないですが実感的です。
一方、アジア圏の文化の中では、互いに共通性がはるかに多いですね。
この共通性の中で、アングロサクソン文化系の国等からの偽善に満ちた押し付けがましい侵略、干渉、収奪を拒否してゆく協働
が可能ではないかと想ったりするのです。ここにおいて岡倉天心、孫文たちに共感を持ってしまうわけです。
そしてアジア圏の生命観、自然観、宇宙観はその基底の構えが西欧のものとははっきり異なります。
（かなりの太古では同じでしょうが）
この違いに人種的差別感情を込めながら抑圧して来るような西欧近代側あるいはアングロサクソン文化圏からの関わり方は、拒
否しない方がおかしい。
アジア圏あるいはイスラーム圏から西欧に対して親切に教えるべき事は、この地球が環境的にもどんづまった今、確かにあると
想うのです。この切り口から新しい声が上がってこないだろうかと思っています。
日本は西欧近代の技術的能力におけるキャッチアップ、経済復興は、アジアの中で先んじてやり遂げていますから、謙虚に自己
を見つめれば、西欧近代圏に対してもアジア圏に対してもその価値観を理解した上で道を開拓できると想うのです。どうなんだろ
うな…。
*………
すみちゃんが日本での事件等について書き込まれている事に対する応答はしていないことに気付かれている事と想います。
これは、ひとつには私が詳しくない（権力が問題の中心であったとしてもあまり刑事事件ものに関心が湧かない）為です。しかし、
同時に（考えすぎかもしれない）危惧も持っています。
それは末法思想の生まれた当時のような絶望的終末観をあおるようなことは危険性を帯びると想うからです。別板でも変な書き込みが出て来ています。
個人的に、そーゆーのに加担する事になるのは嫌なことですじゃ。
あ、痛ませる苦しい文を書いている私は？しまったー・・・！
お気をつけて。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。