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シオニストを寄生バチに準えるスコット・リッター(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/25/warb26/msg/143.html
投稿者 赤かぶ 日時 2025 年 4 月 19 日 02:50:12: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

シオニストを寄生バチに準えるスコット・リッター
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202504190000/
2025.04.19 櫻井ジャーナル

 アメリカ海兵隊の元情報将校でUNSCOM(国連大量破壊兵器廃棄特別委員会)の主任査察官を務めた​スコット・リッターはシオニズムを寄生バチの一種であるエメラルドゴキブリバチに準えている​。この寄生バチの親は寄主となる動物に卵を産みつけ、卵からかえった幼虫は寄主の体を食べて成長、成長が完了すると宿主を殺すのだが、イスラエルは現代版のエメラルドゴキブリバチだと指摘している。こうしたことは以前から言われていたことで、シオニストは寄生バチであり、宿主はアメリカだということだ。

 言うまでもなく、イスラエルは1948年5月14日に建国が宣言されたシオニストの国である。その際に多くの先住民が虐殺され、追放されている。そうした虐殺の中、生き残り、逃げ出さなかった人びとがパレスチナ人と呼ばれているのだが、シオニストは現在に至るまでパレスチナ人を抹殺するため、破壊と殺戮を続けている。アメリカでは「左翼」、あるいは「リベラル」というタグをつけたバーニー・サンダースやアレクサンドリア・オカシオ・コルテスも「イスラエルには自国を守る権利がある」として虐殺を支持している。

 1896年に『ユダヤ人国家』という本を出版したセオドール・ヘルツルが「近代シオニズムの創設者」とされているのだが、「近代」という冠が曲者だ。シオニズムの流れをそこで断ち切りたいのだろうが、そうした見方は正しくない。

 シオニズムはエリザベス1世の時代に始まった「ブリティッシュ・イスラエル主義」だと考えられている。アングロ-サクソン-ケルトは「イスラエルの失われた十支族」であり、自分たちこそがダビデ王の末裔だとする彼らは信じ、人類が死滅する最後の数日間にすべてを包括する大英帝国が世界を支配すると予言されているというのだ。

 この時代、エリザベス1世の顧問を務めていたジョン・ディーは数学など学問に秀でた人物だとされているが、その一方で黒魔術へものめりこんでいた。大英帝国の富は海賊によって築かれたが、そのひとりであるフランシス・ドレイク卿はイングランドを「イスラエル」や「新エルサレム」と表現していたという。

 イギリスや西側世界にシオニズムを広めた人物としてブリティッシュ外国聖書協会の第3代会長を務めた反カトリック派のアントニー・アシュリー-クーパー(シャフツバリー伯爵)が知られているが、17世紀初頭にイギリス王として君臨したジェームズ1世も自分を「イスラエルの王」だと信じていたという。

 その息子であるチャールズ1世はピューリタン革命で処刑されたが、その革命で中心的な役割を果たしたオリヴァー・クロムウェルをはじめとするピューリタンも「イスラエルの失われた十支族」話を信じていたようだ。

 エリザベス1世が統治していた1593年から1603年にかけてイングランドはアイルランドで現地の連合軍と戦闘、勝利する。アイルランドを率いていたヒュー・オニールとロリー・オドネルが1607年にヨーロッパ本土へ逃亡するとイングランド王室はアイルランドの先住民を追放し、イングランドやスコットランドから入植者をアイルランドのアルスター地方へ移住させた。

 クロムウェルは革命で仲間だったはずの水平派を弾圧、さらにアイルランドへ軍事侵攻して住民を虐殺。侵攻前の1641年には147万人だった人口は侵攻後の52年に62万人へ減少した。50万人以上が殺され、残りは「年季奉公」や「召使い」、事実上の奴隷としてアメリカなどに売られたと言われている。

 ダブリン出身でプリマス・ブレザレンを創設したジョン・ネルソン・ダービー牧師が1830年代に活動を活発化させた。彼はキリストの千年王国はすべての文明を一掃し、救われるのは選ばれた少数のグループだけだと考え、世界の邪悪な力はエゼキエル書で特定されている「ゴグ」であり、そのゴグはロシアを指すと主張、ユダヤ人がイスラエルに戻って神殿を再建したときに終末を迎えるとしている。つまりキリストが再臨するということだ。エルサレムに神殿を建設しようとしている人びとの目的は終末をもたらし、救世主を再臨させたいからなのだろう。

 19世紀のイギリス政界では反ロシアで有名なヘンリー・ジョン・テンプル(別名パーマストン子爵)が大きな影響力を持っていた。彼は戦時大臣、外務大臣、内務大臣を歴任した後、1855年2月から58年2月まで、そして59年6月から65年10月まで首相を務めている。ビクトリア女王にアヘン戦争を指示したのもパーマストン卿だ。

 アヘン戦争でイギリスは清(中国)に勝利したが、これは海戦。陸地を制圧する戦力はなかった。中国大陸を軍事侵攻したのは日本にほかならない。その日本をクーデター、いわゆる明治維新で「近代化」して天皇を中心とするカルト体制を築いたのはイギリスを中心とする勢力である。

 イギリスで始まったシオニズムは19世紀に帝国主義と一体化し、パレスチナ侵略が具体化してくる。イギリス政府は1838年、エルサレムに領事館を建設し、その翌年にはスコットランド教会がパレスチナにおけるユダヤ教徒の状況を調査、イギリスの首相を務めていたベンジャミン・ディズレーリは1875年にスエズ運河運河を買収。そして1917年11月、アーサー・バルフォアがウォルター・ロスチャイルドへ書簡を出してイスラエル建国への道を切り開く。いわゆる「バルフォア宣言」だ。

 19世紀後半にイギリスを動かしていたグループ、「選民秘密協会」の中心はセシル・ローズ、ナサニエル・ロスチャイルド、ウィリアム・ステッドといった人たちだ。少し後からアルフレッド・ミルナーがグループを率いるようになった。アングロ・サクソンとユダヤのエリートが手を組んでいる。

 セシル・ローズは1877年6月にフリーメーソンへ入会し、その直後に『信仰告白』を書いた。その中で彼は「私たち(アングロ・サクソン)は世界で最も優れた人種であり、私たちが住む世界が増えれば増えるほど、人類にとってより良いものになる」と主張している。

 「より多くの領土を獲得するあらゆる機会を捉えることは我々の義務であり、より多くの領土は単にアングロサクソン人種の増加、つまり世界が所有する最も優れた、最も人間的で最も名誉ある人種の増加を意味するという考えを常に念頭に置くべきである」というのだ。

 ガザでの住民虐殺やウクライナを舞台としたロシアとの戦争でイギリスが浮上してきたのは必然だと言えるだろう。

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コメント
1. 赤かぶ[241161] kNSCqYLU 2025年4月19日 02:53:45 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2440] 報告

2. 赤かぶ[241162] kNSCqYLU 2025年4月19日 02:55:17 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2441] 報告

3. 赤かぶ[241163] kNSCqYLU 2025年4月19日 02:56:45 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2442] 報告

4. 赤かぶ[241164] kNSCqYLU 2025年4月19日 02:59:49 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2443] 報告

5. 赤かぶ[241165] kNSCqYLU 2025年4月19日 03:00:35 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2444] 報告

6. 赤かぶ[241166] kNSCqYLU 2025年4月19日 03:02:15 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2445] 報告

7. 赤かぶ[241167] kNSCqYLU 2025年4月19日 03:03:05 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2446] 報告

8. 赤かぶ[241168] kNSCqYLU 2025年4月19日 03:07:25 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2447] 報告

9. 赤かぶ[241169] kNSCqYLU 2025年4月19日 03:08:20 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2448] 報告

10. 赤かぶ[241170] kNSCqYLU 2025年4月19日 03:09:21 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2449] 報告

11. 赤かぶ[241171] kNSCqYLU 2025年4月19日 03:10:49 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2450] 報告

12. 赤かぶ[241172] kNSCqYLU 2025年4月19日 03:11:55 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2451] 報告

13. 赤かぶ[241173] kNSCqYLU 2025年4月19日 03:14:27 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2452] 報告

14. 赤かぶ[241174] kNSCqYLU 2025年4月19日 03:15:24 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2453] 報告

15. 赤かぶ[241175] kNSCqYLU 2025年4月19日 03:18:57 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2454] 報告

16. 赤かぶ[241176] kNSCqYLU 2025年4月19日 03:20:48 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2455] 報告
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https://x.com/4mYeeFHhA6H1OnF/status/1880948236648845503

Акичка
@4mYeeFHhA6H1OnF

アメリカのプロパガンダを垂れ流す日本のメディアに騙されないように!
スコットリッター氏は動画で「アメリカは新疆ウイグルをウクライナのように見ている。レアアースが豊富にあるからだ」と言っている。

スコットリッター;
「中国は大規模な製造拠点であり、多くの原材料、例えばエネルギーや石油などを必要としている。
だが、それらを自国で生産することはほとんどできない。しかし、中国が持っているものの1つがレアアース(希土類)だ。
それが豊富に存在する。
これが新疆がアメリカにとって重要である理由の1つだ。
アメリカは新疆を、ウクライナのように見ている。
ウクライナが抱える豊富な資源を見てほしい。
多くのアメリカの外交政策シンクタンクやアナリスト、そして軍産複合体と結びついた権力者たちは、「軍事用途や軍産複合体のために、これらの鉱物が必要だ」と囁いている。
中国はそれに対して「もうあなたたちとそれを取引するつもりはない。関与するつもりもない」と言っている。

中国は一帯一路構想をパキスタン経済回廊を延長してアフガニスタンにまで広げ、その目的の1つが3つの特定の資源、つまり希土類、リチウム、そして石油にアクセスすることだ。
アフガニスタンには巨大なリチウム鉱床があると言われている。さらに、イランがアムダリヤ川流域に進出し、アフガニスタンで石油を開発しようとしている。ただし、イランではなく中国の話だ。
中国人はグリーンランドにも進出しており、そこでの採掘プロジェクトの一つが希土類鉱床の開発だった。もし中国がグリーンランド、アフガニスタン、そして自国を押さえれば、希土類市場をほぼ独占することになる。
それがアメリカを不快にさせている一因だ。
希土類(レアアース)は現代のエレクトロニクスにおいて非常に重要な役割を果たしているからだ。

アメリカや西側諸国では、「グリーンランド?なぜトランプがグリーンランドの話をしているのか?」という反応が多いが、実際にはアメリカのエリートの1部はこの北極地域をロシアや中国との新たな冷戦の次の戦場と見なしている。
地球儀をひっくり返して平面思考を捨ててみれば、この地域の貿易ルートや資源の重要性がわかる。
だからトランプがランダムなことを言っているわけではない。
人々は彼がランダムに発言していると思うかもしれないが、実際にはそうではない。

北極地域が次の大きな戦場となるのは、温暖化によって海氷が溶け、航路が開かれ、ロシアがその内陸ルートを確保しているからだ。
これにより、アメリカはロシアに遅れを取ることを嫌がり、中国は一帯一路を北極圏まで延長しようとしている。
これが「北極シルクロード」だと彼らは言っている。だから中国がグリーンランドを物色し始めると、誰もが神経質になる。
「中国がこの地域に食い込むのは避けたい」というわけだ。
しかし、次の大きな劇場は北極地域だ。北西航路が開かれることで、輸送時間が大幅に短縮される可能性がある。氷が溶けることで新たな土地が開発可能になり、競争が激化するだろう。
ロシアはすでに領有権を主張しているが、もしグリーンランドがアメリカのものになれば、状況は一変する。これはアメリカの領海となり、全く異なるゲームが展開されることになる。

トランプがキャンペーン中にこの話題を出さなかったため、彼がこの方向を考えていたとは誰も思わなかったが、実際には彼は考えていたようだ。
グリーンランドの問題は突然出てきたわけではなく、長い間議論されてきたものだ。
アメリカにとって北極地域の確保が戦略的に重要だという主張がある。もしアメリカがこの土地を支配しなければ、脆弱性が増すという意見だ。」

スコット、我々が一緒にこれを見ているのは良いことだ。アメリカ帝国が多くのフロントで苦境に立たされている中、トランプ政権下での新たな動きが非常に興味深いものになるだろう。
混乱と矛盾が生まれるだろうが、それはすべて逆行する方向に向かっているように見える。アメリカ帝国が拡大を維持しようとしても、むしろ逆効果であるように思える。

「トランプは変化を望むと表明しているが、その変化は合理的な政策の支持ではなく、非合理的な政策の継続である。
グリーンランドを侵略したりパナマ運河を占領したりすることが合理的か?
そうは思えない。しかし、それがアメリカ帝国の逆行を止める手段になると見られているのだ。
これは、数十年にわたって続けられてきた「ルールに基づく国際秩序」を押し付けようとする試みの延長であり、トランプはそれを捨て、新たな戦線を引くことで全く異なる方向に動いているのだ。」

https://youtube.com/live/JDH46Tz34


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