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もつれた国際情勢をほぐせず、悪化させているトランプ米大統領(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/25/warb26/msg/140.html
投稿者 赤かぶ 日時 2025 年 4 月 14 日 00:05:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

もつれた国際情勢をほぐせず、悪化させているトランプ米大統領
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202504120000/
2025.04.12 櫻井ジャーナル

 ソ連が消滅した後、アメリカの外交と軍事を支配するネオコンは世界制覇戦争を開始、世界はカオスの中へ引き摺り込まれていった。唯一の超大国になったアメリカは他国を考慮することなく勝手気ままに行動できると考えたようで、西側の有力メディアは侵略を煽るプロパガンダを繰り広げ始めた。そしてもつれた国際情勢をドナルド・トランプはほぐそうとしているようだが、事態は悪化している。

 ネオコンが手始めに狙ったのはユーゴスラビア。この国を解体した上で支配しょうとしたのだが、そうした侵略を正当化するため、ニューズデーのロイ・ガットマンは16歳の女性3人がセルビア兵にレイプされたとする記事を書いた。1992年8月のことだ。

 しかし、ガットマンはドイツのボンで支局長を務めていた人物で、バルカンに常駐しているわけではなく、現地を取材していない。彼はヤドランカ・シゲリなる人物から得た情報をそのまま書いたのだ。

 シゲリはクロアチアの与党で民族主義の政党HDZ(クロアチア民主団)の副党首を務め、CIC(クロアチア情報センター)のザグレブ事務所の責任者でもあった。ガットマンに話した内容はプロパガンダの一環だったのである。

 アレクサンドラ・スティグルマイアーやマーティン・レットマイアーなどの記者はガットマンの話が嘘だということを明らかにしたが、これはユーゴスラビアを制圧しようと計画している西側の支配者にとって都合が悪いために無視され、1993年にガットマンはピューリッツァー賞が贈られた。シゲリは人権問題のヒロインとなり、ジョージ・ソロスの影響下にある人権擁護団体HRWは彼女を主役にしたドキュメント映画を1996年に発表している。(Diana Johnstone, "Fools' Crusade," Monthly Review Press, 2002)

 ガットマンに限らず、西側の有力メディアはユーゴスラビアを攻撃させようと必死になり、偽情報を撒き散らすが、1993年1月にアメリカ大統領となったビル・クリントンは戦争に消極的。そこでクリントンはスキャンダルで攻撃された。その中核にはマイケル・レディーンのようなシオニストがいたのだが、反クリントン工作のスポンサーはリチャード・メロン・スケイフというCIAと関係の深い富豪だった。

 戦争に消極的なクリントンに不安を抱く人びとが西側の支配層にはいて、1993年9月には、ボスニアへの軍事介入を求める公開書簡がウォール・ストリート・ジャーナル紙に掲載される。そこに署名した人物には米英の有力者が名を連ねていた。

 その人物とは、例えばイギリスのマーガレット・サッチャー元首相、アメリカのジョージ・シュルツ元国務長官、フランク・カールッチ元国防長官、ズビグネフ・ブレジンスキー元国家安全保障問題担当大統領補佐官、ポール・ニッツェ、ジョージ・ソロス、ジーン・カークパトリック、アルバート・ウールステッター、ポール・ウォルフォウィッツ、リチャード・パールだ。

 当初、クリントン大統領は戦争に消極的なクリストファー・ウォーレンを国務長官に据えるが、圧力に屈したのか、第2期目の1997年1月にはチェコスロバキア出身で反ロシア感情の強い好戦派のマデリーン・オルブライトへ交代させた。オルブライトはコロンビア大学でポーランド出身のズビグネフ・ブレジンスキーから学んでいる。ちなみに、この国務長官人事を大統領に働きかけていたのはヒラリー・クリントン、つまり大統領の妻だと言われている。

 オルブライトは1998年秋にユーゴスラビア空爆を支持すると表明、翌年の3月から6月にかけて実際に爆撃した。4月にはスロボダン・ミロシェビッチの自宅が、また5月には中国大使館も爆撃された。

 中国大使館を空爆したのはB-2爆撃機で、目標を設定したのはCIA。アメリカ政府は「誤爆」だと弁明しているが、3機のミサイルが別々の方向から大使館の主要部分に直撃していることもあり、中国側は「計画的な爆撃」だと主張している。

 また、オルブライトと同じようにヒラリーと親しいビクトリア・ヌランドは1993年から1996年までストローブ・タルボット国務副長官の首席補佐官を務め、その後旧ソ連問題担当副長官に就任した。ヌランドは2014年2月のウクライナにおけるクーデターでは国務次官補として現地に入ってネオ・ナチを指揮していたが、その前から旧ソ連圏に対する侵略に参加していたわけである。ちなみに、彼女の結婚相手はネオコンの大物として知られているロバート・ケーガンだ。

 ジョージ・W・ブッシュ政権が始まった2001年の9月11日にはニューヨークの世界貿易センターやバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃され、その後にアメリカでは憲法の規定が停止、支配層の中でもネオコンが主導権を握った。バラク・オバマ、ドナルド・トランプの第1期目、そしてジョー・バイデン政権でも軍事や外交はネオコンがコントロールしている。

 ネオコンは世界制覇戦争をユーゴスラビア侵略で始めたのだが、この計画はロナルド・レーガン大統領が1984年にNSDD133(ユーゴスラビアに対する米国の政策)に署名したときから始まっている。ユーゴスラビアやほかの東ヨーロッパ諸国のコミュニスト体制を「静かな革命」で倒そうという計画だ。最初のターゲットはソ連だったのかもしれない。

 そのソ連は1991年12月に消滅したが、ネイコンが世界制覇戦争を初めて間もなくロシアが再独立に成功。ネオコンはウクライナのネオ・ナチを利用してロシアとの戦争を始めたが、敗北が決定的だ。

 ウクライナでの戦闘は国防総省系シンクタンクの「RANDコーポレーション」が2019年に出した報告書の中で触れている。ウクライナの戦力を増強するとしているのだ。そのほか、シリアのジハード傭兵への支援強化、ベラルーシの体制転覆、アルメニアとアゼルバイジャン(南カフカス)の緊張を煽る、そしてトランスニストリアの孤立化をあげていた。このうちウクライナでは敗北、ベラルーシでのクーデターは失敗したが、南カフカスでは軍事的な緊張が高まり、トランスニストリアは孤立している。



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コメント
1. 赤かぶ[240821] kNSCqYLU 2025年4月14日 00:08:06 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2100] 報告
<▽31行くらい>

NATOなど約50カ国 過去最大210億ユーロのウクライナ支援発表(2025年4月12日)

2025/04/12 ANNnewsCH

 NATO(北大西洋条約機構)の加盟国などおよそ50カ国が11日、ブリュッセルで会合を開き、ウクライナに対する過去最大規模の新たな軍事支援を表明しました。

 イギリスやドイツなど、およそ50カ国の国防相らは11日、ブリュッセルのNATO本部で会合を開き、ウクライナへの新たな軍事支援を発表しました。

 ドイツ製の防空システムや戦車、砲弾など、総額およそ210億ユーロ、日本円でおよそ3兆4000億円で過去最大規模です。

 オンラインで演説したウクライナのゼレンスキー大統領は、「戦場と国際関係でロシアにとって最も困難な状況に陥った場合にのみ、真の平和に必要な行動を取らせることができる」と訴え、弾道ミサイルに対応できるアメリカ製の防空システム「パトリオット」の供与を要請しました。

[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

2. 赤かぶ[240822] kNSCqYLU 2025年4月14日 00:11:15 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2101] 報告

3. 赤かぶ[240823] kNSCqYLU 2025年4月14日 00:11:56 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2102] 報告

4. 赤かぶ[240824] kNSCqYLU 2025年4月14日 00:12:51 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2103] 報告

5. 赤かぶ[240825] kNSCqYLU 2025年4月14日 00:18:19 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[2104] 報告
<▽45行くらい>

米トランプ政権特使がロシアでプーチン氏と会談 ウクライナ情勢協議(2025年4月12日)

2025/04/12 ANNnewsCH

 ロシアのプーチン大統領とアメリカ・トランプ政権のウィトコフ特使が会談し、ウクライナ情勢について協議しました。

 プーチン大統領は11日、ウィトコフ特使とサンクトペテルブルクで会談しました。

 協議は4時間半続き、ロシア大統領府はウクライナ情勢について協議したと明らかにしました。

 停戦を巡ってはロシア側は領土の拡大だけでなく、ウクライナへの支援停止やゼレンスキー政権の退陣なども求めていて、溝は深いままです。

 交渉にかかわる関係者はプーチン大統領とトランプ大統領の間で近く電話会談が行われ、そこで最終的な決断が下されるとしています。

 アメリカのニュースサイト「アクシオス」は4月末までに停戦が実現しない場合、トランプ氏はロシアに対して新たな制裁を科す可能性があると報じています。

 またトランプ氏は自身のSNSで「ロシアは動き出さなくてはならない。無意味な戦争であまりにも多くの人が死んでいる」と投稿し、ロシア側に戦闘終結に向けた行動を促しました。

 また、ホワイトハウスのレビット報道官はトランプ大統領がロシアとウクライナの双方に「常にいらだちを感じている」としたうえでプーチン大統領とウィトコフ特使との会談は、停戦と最終的な和平に向けた「交渉プロセスの新たな一歩となる」と述べました。

[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

6. 罵愚[3100] lGyL8A 2025年4月14日 04:20:43 : dLV7KORD0A : TkxhRUl1ZEs1Yk0=[1008] 報告
 “プーチンのロシアのウクライナ侵略”と“アメリカのトランプ政権の誕生”は、ときをおなじくして起きた事象ではあるが、相互に因果関係があるものではない。プーチンがウクライナに侵攻しなくも、アメリカにトランプ政権は誕生した可能性は高い。"もつれた国際情勢をほぐせず、悪化させているトランプ米大統領"というのも、ニュ−スをみている日本人なら説明は不要だが、国際情勢をもつれさせた原因は、プーチンのウクライナ侵略だけが原因であり、ウクライナ自身はもちろん、アメリカをはじめとする国際社会にも、責任も原因も、まったくない。
 櫻井ジャーナルのトチ狂った言説にはあきれるが、こんな与太記事を拾ってくる投稿者、赤かぶ氏のジョーシキも疑う。もうちょっと、まともなボード運営を願いたいものだ。

[18初期非表示理由]:担当:掲示板を『自分の意見をできるだけ多く繰り返し書く場所』と考えているhttp://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/616.html#c93こと、かつ管理人の依頼を無視するhttp://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/615.html#c41ことにより全部処理

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