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大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/371048
2025/04/26 日刊ゲンダイ
雨の中、大混雑で進めない大屋根リング(C)共同通信社
大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く」のメッキが次々とはがれている。今月22日夜、大阪メトロ中央線で車両故障により最大50分の遅れが発生。会場最寄りの夢洲駅構内で一時4000人が滞留した。ちょうど閉場する時間帯で、帰路に就く来場者やスタッフでごった返したという。
最寄り駅での雑踏事故リスクが高まったのは、これが初めてではない。開幕日(13日)には、午後1時ごろから雨が強まり大勢の人が帰宅しようと駅に向かったが、午後からの来場者と重なり大混雑となった。
夢洲駅は会場に乗り入れる唯一の鉄道ルートで、約6割の来場者の輸送を担う。ピーク時には1日約13万人の利用を見込むが、それだけ大勢の利用者に耐えうる構造になっていないのだ。
「地下鉄の駅は普通、出入り口をいくつか設けて利用者を分散させます。しかし夢洲駅は出入り口が1カ所しかなく、入場用と退場用にも分かれていないため、人々が入り乱れてスムーズに移動できません。構内は袋小路で逃げ道もないため、もし何かトラブルが発生し来場者が大挙して押し寄せれば、雑踏事故につながりかねず非常に危険です」(建築エコノミスト・森山高至氏)
会場内のデザインも、緊急時に人々が混乱に陥りかねない欠陥を持つ。
「パビリオンなどが密集し、迷路のように道が入り組んでいます。そのうえ、大屋根リングに囲まれており、どこから見ても風景が同じ。ヨーロッパの中世都市も似たような円形構造ですが、中心に教会などのランドマークがある。その目印となる施設が万博会場にはないため、方向感覚を失いやすいのです。しかもスマホ利用が前提で標識や案内板も少ない。緊急時は、どの方向に避難すればいいのかすぐには判断できず、右往左往してしまうでしょう」(森山高至氏)
「群衆雪崩」のリスクも
夢洲はかねて地震や大雨など災害への脆弱性が指摘され、各国の要人が集まるためテロの標的にもなりかねない。
有事の際のパニックは必至。2001年の明石花火大会歩道橋事故では、狭い歩道橋に人が殺到し、「群衆雪崩」が発生。11人が圧死し、247人が重軽傷を負った。あの悲惨な事故から何も学ばないのか。
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