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石破首相を襲う「岸田前首相の呪い」…10万円商品券配布めぐり、政倫審出席グズればイメージさらに悪化
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/369291
2025/03/19 日刊ゲンダイ
前任者がつくった“遺産”が重くのしかかり…(C)日刊ゲンダイ
石破首相が商品券配布問題を巡り、野党側が求める衆院政治倫理審査会への出席に応じる考えを示した。18日の自民・立憲民主両党の国会対策委員長会談で、自民側が伝えた。石破首相自身は政倫審に弁明を申し出ないものの、政倫審で申し立てが議決されれば出席する意向だという。
政倫審の規定では、申し立てには3分の1以上の委員が必要で、審査するには委員の過半数による議決がいる。少数与党の衆院では、政倫審の委員25人のうち野党系が13人を占め、2つの条件ともクリアできる。
国民民主党の玉木代表は、18日の定例会見で「(首相が)一日も早く政治倫理審査会に出て弁明すべきだ。(出席で)区切りをつけてもらいたい」と要求。まるで政倫審に出れば矛を収めると“助け舟”を出すかのような注文をつけたが、石破首相が政倫審出席に転じた理由は玉木氏のアシストだけではないだろう。恐らく意識せざるを得なかったのは前任者だ。
岸田前首相は昨年2月末、現職の総理として初めて衆院政倫審に出席。自ら率先して出ていく形で、当時はまだ政倫審での弁明を渋っていた旧安倍派幹部に出席をうながしたものだった。
「しかも今回の商品券問題は、石破首相の身から出たサビ。当時の旧安倍派幹部と同じ立場とも言えます。政倫審出席をグズればグズるほど、前例をつくった岸田さんと比較され、イメージダウンは必至。急落した支持率をますます下げるだけでした」(自民関係者)
高額療養費の迷走も前任者の積み残し
前任者の“遺産”が石破首相に重くのしかかったわけだが、支持率急落の要因である高額療養費制度を巡る迷走も、本をただせば岸田前首相にたどり着く。きっかけは、そもそも岸田前首相が言い出した「異次元の少子化対策」の財源確保のためである。
岸田政権は年間3.6兆円規模の対策を打ち出したが、「増税メガネ」の悪名を気にした岸田前首相は増税議論を回避。ロクに財源のアテもなく、1.1兆円を社会保障費の歳出削減で賄うとして、お茶を濁した。財務省は「無理な宿題」を押しつけられ、急ごしらえで高額療養費の見直しをひねり出したのだ。
岸田氏は首相時代に「三頭政治」と称された麻生前党副総裁、茂木前幹事長と再び接近。党内の「石破降ろし」の動きに、高みの見物を決め込んでいる。「岸田の呪い」に苦しむ石破首相にすれば、はらわたが煮えくり返る思いに違いない。
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商品券配布問題で一気に窮地に追い込まれた石破首相。自民党内は「なぜ内輪の話が漏れたのか」と、ある人物の鼻息の荒さに話題が集まっているという。●関連記事『【もっと読む】「10万円商品券」配布問題で大炎上! 石破首相の窮地に勢いづく高市早苗“一派”の鼻息』で詳報している。
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