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今や石破首相こそが“抵抗勢力”…「高額療養費」引き上げ凍結をかたくなに拒否する理由
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/368690
2025/03/07 日刊ゲンダイ
患者団体が予算委で悲痛な訴え(C)日刊ゲンダイ
新年度予算案の審議が参院に移っても、高額療養費の負担限度額引き上げ「凍結」を求める声はやまない。
政府は来年以降の引き上げについては、今秋までに再検討するとしたものの、今年8月の引き上げは予定通り実施する。これに対し、5日の参院予算委員会では、参考人として出席した患者団体の理事が、「いったん立ち止まってほしい」と悲痛な訴え。身内の自民党議員までもが、「国民の理解が得られなければ夏の参院選に跳ね返る」と石破首相に迫るほどだった。参院選改選組の不安があらわになった格好だ。
さらに、6日の参院予算委では、与党の公明党議員も懸念を表明。「国民の理解を得られていない」「多様な国民の声を聞いて判断すべき」と苦言を呈した。
東京都医師会も「凍結」を求める緊急声明を5日に発表している。
立憲民主党によれば、全面凍結には200億円の財源が必要だが、予備費を充てれば可能。しかし、石破は「持続可能な制度の維持」を理由に「凍結拒否」の姿勢を崩さない。いまや石破首相こそが“抵抗勢力”だ。
「『命のために制度はある』と言いながら、自己矛盾に陥っている。石破首相が理屈の人だからなのか」と、野党議員は首をかしげる。なぜ、そこまでかたくななのか。自民党のベテランはこう言う。
「財務省と厚労省への気遣いがあるのだろう。29年ぶりに国会審議で予算案を修正し、財務省に汗をかいてもらった。社会保障制度については、これから年金や介護保険など国民に負担増と給付減をお願いしなければならないことが目白押し。ここで全面的に折れるわけにはいかないということ」
ジャーナリストの山田惠資氏もこう話す。
「財務省への負い目だと思います。昨年の補正予算審議で『前年を上回る13兆円規模』と大盤振る舞いした時から、ずっと財務省に無理をさせてきている。官邸関係者も『補正予算で金額を膨らませすぎた』と後悔していました。今国会でも、高校無償化と103万円の壁で財務省に手間をかけた。元々、石破首相は財政規律派です。それに、厚労関係の政策は詳しくない。財務省や厚労省に対して“理論武装”できないのでしょう」
きのう(6日)の自民と立憲の参院国対委員長会談で、立憲が首相と患者団体との早期の面会を求めた。与党内からは「このままでは患者団体が会見したり国会で発言するたびに、参院選の票が減る」と嘆き節だ。石破包囲網は狭まっている。
◇ ◇ ◇
制度の見直しにさまざまな批判が噴出する中、新たな火種になってきたのが、厚労省が提出した財政検証資料だ。財政への影響を推計したページの注釈に記されている仰天の数字とは……関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。
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