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https://www.tokyo-np.co.jp/article/388953?rct=politics
米国大統領のウクライナに対する仕打ちを見たか。
ウクライナの命運を握るかのごとき傲慢さよ。
まず貢げ、話はそれからだと言わんばかりの態度。
その割には、安全の保障を求められると突然怒り、狂いだす。
米国大統領の口から出る言葉は、常人の理解を超えた誹謗中傷、罵詈雑言。
最早他人事に非ず。
このことは、「米国が日本を守ってくれるという幻想」は、今こそ捨て去る時と教えている。
以下に記事(共同通信配信)の全文を転載する。
石破茂首相は1日、トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が会談で激しい応酬を繰り広げたことを受け「米国とウクライナ、先進7カ国(G7)の分断が進まないように、日本として、できる限りの努力をしていかなければならない」と述べた。同時に「やや意外な展開になった。かなり感情的なやりとりだった」と率直な感想を吐露した上で、双方とも早期の平和実現では一致していると強調した。
東京都内で記者団の取材に応じた。首相は「感情をぶつけ合えばいいものではない。思いやりや忍耐に裏打ちされた外交がこれから先、平和の実現のために展開されるべきだ」と訴えた。
記事の転載はここまで。
ウクライナ国民の感情が痛々しい。
東京新聞はキーウ市民の反応を報じている。
「「プーチンと変わらない」 キーウ市民、怒りをあらわに」
(https://www.tokyo-np.co.jp/article/388998?rct=world)
【キーウ共同】「トランプ(米大統領)こそ『独裁者』だ。弱い立場の国を威嚇した。プーチン(ロシア大統領)と変わらない」「ウクライナ国民をばかにしている」。ウクライナの首都キーウ(キエフ)の市民は、異例の口論となった米ウクライナ首脳会談後、怒りをあらわにした。前線の兵士は「遠い国の平和よりも自国の利益しか眼中にない」と失望を隠さなかった。
報道機関で働くアナスタシア・イサイエンコワさん(30)は「トランプの過激な政治ショーには慣れているつもりだったが、今回はショックが大きかった。われわれの大統領をけなしたことをウクライナ人は許さない」と気色ばんだ。
軍に所属するドミトロさん(34)は「プーチンよりも服従させるのが簡単だと考え、ゼレンスキー大統領に圧力をかけた」とみる。
同席したバンス米副大統領にも批判が集中。エンジニアのイリーナさん(24)は「下品なバンスがあおり、トランプがたたみかける。史上最悪の米政権が仕組んだわなだったのかもしれない。プーチンは今ごろ笑っている」と奥歯をかみしめた。
記事の引用はここまで。
記事にあるように、ウクライナ国民は「バカにされた」と受け取っている。
ホワイトハウスは、明らさまにゼレンスキー大統領を見下し、小国ウクライナを見下していた。
自国第一主義は「孤立主義」であり、加えて、今回の様な驕り高ぶりは国家間の信頼関係を棄損し、このままではあらゆる同盟関係もいずれ破綻する。
なぜなら、そのことは普遍的な政治道徳に反することだから。
振り返ってみれば、日本の歴代総理大臣もゼレンスキー大統領同様、アメリカ大統領に恫喝され、強請られてきたのだろう。
違うのは、ゼレンスキー大統領は、国家の安全を確保するために、必死に米国の協力を取り付けるべく説得しようとしつつも、毅然と国家の尊厳を守りぬこうとしている、その姿勢だ。
日本の歴代総理大臣にその気概が有りや無しや。
石破首相は、日米首脳会談の共同声明では、あれほど中国に向かって叫んでいた「法の支配」の言葉を封印した。
既に法の裁きを受け有罪となったトランプ大統領の逆鱗に触れることを恐れたか・・・。
それを「思いやり」と言うのも、情けない。
この度も、石破首相は「分断回避へ努力」と言うのがやっと。
「思いやり」や「忍耐」に裏打ちされた外交の必要性を強調。
とはいうものの、国のトップには忍耐していてはいけないことがある。
小国ウクライナの大統領が大国アメリカ合衆国の大統領に対して一歩も引かずに渡り合い、トランプ大統領の言う「停戦、和平」の欺瞞性を国際社会に露わにしてみせた。
要するに、希少鉱物資源の利権を貢げと・・・。
「強要」を「取引」と言うトランプ。
「取引」なら見返りに安全の保障を要求するゼレンスキー。
首脳会談の結果に対する賛否はさて置いて、ゼレンスキー大統領の「その姿勢と心意気」は天晴れ!と言うしかない。
トランプ大統領の横暴な言動と振舞いに辟易していた世界の国々、人々は、内心では拍手喝采していることだろう。
方や、アメリカ勢は尊大な態度で「無礼」を口にする。
その姿勢は、「世界の盟主」に対するノスタルジーの域を超え、もはや「老害」というのが相応しい。
自身が「世界の王」にでもなったつもりでいるとしたら、認知症の末期。
国際社会は、アメリカの態度の方がよほど「無礼」と評価している。
一国のトップが守るべきは「国家の主権で」あり、「国民の安全」であり、「国家の尊厳」なのだ。
日本国憲法の前文に記されている。
「・・・われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。・・・」
と。
アメリカファーストなど歯牙にもかけない、日本人の崇高さよ、・・・何処。
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