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「ある幹部」の次は「ある議員」? 旧安倍派キックバック再開“主導”疑惑の下村博文氏が政倫審で言っていたこと
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/368384
2025/02/28 日刊ゲンダイ
全てを洗いざらい…(C)日刊ゲンダイ
全くの事実無根なのか、それとも往生際が悪いのか、はたまたいつものパターンで逃げ切れると踏んでいるのか。
自民党派閥の裏金事件を巡り、政治資金パーティーの販売収入のキックバック再開を主導した旧安倍派(清和政策研究会)幹部として急浮上した下村博文元政調会長(70)のことだ。
衆院予算委員会は27日、同派の会計責任者だった松本淳一郎氏(77)=政治資金規正法違反(虚偽記載)で有罪判決=の参考人聴取を都内で実施。松本氏は2022年8月、当時の派閥幹部だった下村氏、塩谷立元総務会長(75)、西村康稔元経済産業相(62)、世耕弘成前参院幹事長(62)の4人が出席した協議で、いったん中止したキックバックの再開が決まったと証言。再開を求めた「ある幹部」については「名前は差し控える。現職の議員ではない」と説明していた。
これを受け、各メディアは一斉に4人を取材。すると、朝日新聞などはこの幹部について、松本氏が東京地検特捜部の任意聴取に対して下村氏の名前を挙げていた、と報じたのだ。
しかし、下村氏は「ある議員」からの再開要望を松本氏に話したことは認めつつも、「命令や指示ではない」と否定。日刊ゲンダイの取材に対しても、「私が22年7月に松本さんに連絡したのは事実です。ただ〈ある議員が還付を再開してほしいと言っている〉と伝えただけ。再開しろとは一切言っていない。そもそも、当時はまだ派閥会長の安倍元総理が存命でした。安倍さんの頭越しに私が還付再開など指示できるわけがありません」と釈明していた。
24年3月に行われた衆院政倫審で下村氏は……
「ある幹部」として報じられた下村氏が、今度は「ある議員」を口にする。まるでマンガのような展開だが、あらためて24年3月に行われた裏金事件を巡る衆院政治倫理審査会(政倫審)を振り返ると、出席した下村氏はまず、キックバックについて「私自身はノルマを超えた分が清和政策研究会から還付される扱いになっていることを知らなかった」と発言。
そして「事務総長や会長代理の役職であっても、事務局から政治資金の問題について説明を受けたり、経理・会計について報告があったりすることは全くなかった」とし、キックバック再開については「私自身がいる場所で決めたということは全くない。いつ、誰が、どんな形で、どのように決めたかは本当に知らない」「(8月の協議は)還付をやめることを前提とした議論だった」と言っていた。
下村氏は今回、松本氏に連絡したことや下村氏に再開を求めた「ある議員」がいたことを明かしたが、なぜ、政倫審で明かさなかったのだろうか。さらに言えば、「命令や指示ではない」と言っても、当時の下村氏は国会議員で同派会長代理だ。一方、松本氏は会計責任者に過ぎないわけで、力関係は歴然ではないか。
下村氏と言えば17年7月の東京都議選前、加計学園からの200万円の「闇献金」による政治資金規正法違反疑惑が報じられた際、「都議選後に説明する」としていたが、いまだに何ら説明はされていない。
やはり、下村氏を含む4人の証人喚問は不可欠だ。
◇ ◇ ◇
裏金事件の真相はこれから。●関連記事【もっと読む】で《裏金のキーマンが聴取で暴露しジタバタ…旧安倍派4幹部は内ゲバの様相、醜悪すぎる責任なすり合い》【さらに読む】で《裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出》を取り上げている。
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