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https://www.yomiuri.co.jp/politics/20250208-OYT1T50122/
記事に載せられた最後の評価がこれ。
「トランプ氏の一連の言動への批判を全く回避し、ひたすらおもねる態度に終始した」
最後に結論をもって締めくくる、上手い文章の組立。
読売新聞の評価も「これ」ということかな?
珍しく、私の感想と一緒だ。・・・う〜ん、複雑。
以下に記事の全文を転載する。
石破首相が7日のトランプ米大統領との会談で経済、安全保障両面での日米の連携強化を確認したことに対しては、与野党双方から評価する声が上がった。与党内では夏の参院選に向けた政権浮揚への期待が出ている一方、野党は今後の国会審議を通じて会談の中身を検証する構えだ。
自民党の森山幹事長は8日、「幅広い分野で(日米が)協力することが世界の平和と安定につながっていく認識を共有できたことは大きな意義があった」との談話を発表した。
日本製鉄の米鉄鋼大手USスチール買収計画の問題を巡って前進が見えたことについて、自民の小野寺政調会長は取材に「大変知恵のある解決策を提示した」と評し、公明党の斉藤代表も談話で「(日本側の)一方的な利益にはならないという認識を共有できたことは良かった」とした。
与党内ではトランプ氏から予測不能な要求を突きつけられることへの警戒感が強かっただけに、「サプライズがなかったことがサプライズだ」(自民の斎藤健・前経済産業相)との声も聞かれた。内閣支持率が低迷していることを踏まえ、自民の松山政司参院幹事長は「『政治とカネ』など不安材料がある中で、外交でアピールできたのは参院選に向けて非常に良かった」と語った。
野党も、会談の成果を歓迎している。立憲民主党の野田代表は8日の記者会見で、「日米関係は外交・安全保障の基軸であり、早急に個人的な信頼関係を築いてほしいと思っていた。一定の成果を上げられたのではないか」と述べた。他の野党からも、「日米の抑止力と対処力のさらなる強化で一致したことを率直に評価したい」(国民民主党の古川元久代表代行)、「日米同盟をより堅固にし、国際秩序の構築を担っていくことを確認した意義は大きい」(日本維新の会の前原誠司共同代表)といった受け止めが相次いだ。
一方、米国によるパレスチナ自治区ガザの所有構想や、地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」からの離脱表明など、物議を醸しているトランプ氏の言動は共同記者会見などで言及されておらず、野田氏は「(会談で)突っ込んだ議論ができたかどうかはよく検証してみたい」とした。共産党の田村委員長は「トランプ氏の一連の言動への批判を全く回避し、ひたすらおもねる態度に終始した」と首相を批判した。
12、13両日には衆参両院の本会議で首相による会談報告が行われる。
記事の転載はここまで。
日米首脳会談では、毎度、日米同盟の強化とか、尖閣諸島は安保条約の対象だといったことが「確認できた」、「そのこと」が成果として語られるが・・・。
私を守ってくれますよね。
日本を守ってくれますよね。
そのように、毎度毎度繰り返し確認しなければならないような、信頼しきれない、堅固どころか、脆弱な日米関係の裏返しなのだろう。
確認はいつも日本側からというのも情けない。
日米安保条約には、「米国が日本を守る」とは一言も記されていない。
むしろ、他人事のように記されている。
平時は、お互いに、武力攻撃に「抵抗するそれぞれの能力」を、憲法上の規定に従うことを条件として、維持し発展させるよう努め(3条)、共通の危機に対しては、それぞれ自国の憲法に従って対処しましょうね(5条)、と記されているだけなのだから
「日米の抑止力と対処力のさらなる強化で一致した」と喜んでいる人もいるようだが、日米安保条約で求めているのは、攻撃に対する「抵抗する能力」であって、彼らの言う「抑止力」でも、「対処力」でもない。
冷静になって考えてみるといい。
そうすれば、「米国が日本を守ってくれる」ということが、幻想であり、妄想の類いであることが分るはずだ。
日本が他国から攻撃を受けたとしよう。
その時に、米国は米国の若者の命を犠牲にして、日本人に取って代わって、日本を攻撃する他国と戦うかどうかを。
あなたならどうする?
仮定の話には答弁しないのが、日本の国会での答弁の作法なのです・・・
世迷言もここまでくれば、天晴れ。
憲法前文に記されている。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
米国と対等の立場に立とうとするならば、真っ先に「日米地位協定」の見直し、改定を申し入れるべきではないのか。
記事の最後は、
「・・・ひたすらおもねる態度に終始した」
で締めくくられている。
私に言わせれば、石破首相に相応しいのは「へつらう態度」という表現だと思いたい。
「おもねる態度」は安倍元首相にこそ相応しい。
即ち、
「阿る」・・・相手に媚びを売って、気に入られるような言動をとること。
「諂う」・・・気は進まないものの、無理に相手に気に入られるような言動をとること。
「阿る」も「諂う」も「相手に良い印象を持たれるように、機嫌をとること ・・・。
どうでもいいか。
神は、あなたを守ってくれました。
あなたは、私を守ってくれますよね・・・。
日本を守ってくれますよね・・・。
どうでもいいけど、今度は何持ってきたの?
それだけ?・・・たった?
「米国が日本を守ってくれる」という幻想からの決別。
すべては、そこから始まる。
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