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石丸新党が夏の都議選へ本格始動…小池知事は取り込みか全面対決か?会見で平静装うも心中ザワザワ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/366140
2025/01/11 日刊ゲンダイ
再び旋風を巻き起こすか(C)日刊ゲンダイ
「都知事選の時も四十何人(実際は過去最多の56人)が出ましたから、これからどうなるのか。またいろんな動きが出てくるんだろうということなんだと思います」
10日に東京都庁で開かれた小池百合子知事(72)の定例会見。質疑応答で問われたのは昨年7月の都知事選に立候補した石丸伸二・前広島県安芸高田市長(42)の動きについてだった。
石丸氏は2024年11月、「2025年7月に予定されている東京都議会選挙に向けて新たな地域政党を結成することを決定した」と発表。独自の候補者を擁立する考えを示し、今月15日には都庁クラブで「地域政党」の設立に関する会見も予定されている。
都知事選で小池知事に次ぐ約165万票を獲得した石丸氏。新党に対する注目度の高さや今後の盛り上がり次第では、小池知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」の得票にも影響を及ぼすのは間違いないだろう。
小池知事は会見で平静を装っていたものの、心中は穏やかでないはずだ。
「石丸旋風」が都議選でもみられるのか
一方で、石丸氏を巡っては都知事選後、あらためて安芸高田市長時代の言動や動画がネット上で拡散され、《こういう人だとは知らなかった》《トリックスター?》《結局、何をしたい人だったのか分からん》などと政治家としての資質に対する懐疑的な見方が浮上。
石丸氏と世代が近くSNSを駆使した選挙戦を展開するなど、「政治姿勢が似ている」といわれていた斎藤元彦・兵庫県知事(47)が知事選を巡って公職選挙法違反疑惑を指摘されている状況もあり、果たして都知事選でみられたような「石丸旋風」が都議選でみられるかどうかは不透明だ。
自民党国会議員を長く務め、「老獪」「狡猾」との声もある小池知事だから、石丸新党を利用できると思えば取り込み、利用できないとみれば全面対決するかもしれない。
石丸氏は2020年8月の安芸高田市長選で緑色をイメージカラーとしていたものの、都知事選では小池知事とかぶるとして、「赤と青を足した色で、紫にしました」と語っていた。都議選では「青と緑」を捨てて「赤」で勝負することになれば、まさに「緑のたぬき」vs「赤いきつね」の戦いになるかも?。
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自民党都議の裏金問題もあり、都議選の行方は混とんとしている。●関連記事【もっと読む】で《創設者・橋下徹氏が石丸伸二氏に露骨な“抱きつき”…政界プチ再編で「維新瓦解」待ったなし?》【さらに読む】で《【石丸伸二現象】東京都知事選での「切り抜き動画」は既存メディアに匹敵する影響力を示した》を取り上げている。
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