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二階俊博は覚悟の訪中も後継お披露目に失敗、王国の象徴「パンダ」も繁殖の危機…習近平にも見限られたか 密着ルポ 和歌山「二階王国の落日」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/363258
2024/11/11 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し
栄華も今は昔…(右・中国の習近平国家主席と=代表撮影・共同)
二階俊博は政界きっての親中派議員として知られている。超党派の国会議員団を引き連れて何度も訪中。国家主席の習近平とも面会し、首相だった安倍晋三の親書を届けたこともある。自他ともに認める日中外交のパイプ役だった。
「日中国交回復に努めた田中角栄以来、金丸信、野中広務と続いた役割を引き継いだのは二階さん。彼の意向は安倍政権の外交方針にも影響していました」(国会担当記者)
安倍政権時代、中国の一帯一路構想への日本政府の対応のブレは、親中派の俊博の影響力だといわれたものだ。
ドクターストップを振り切り訪中
3月に次期衆院選には出馬しない意向を表明した俊博は、85歳という高齢に加え、体調不良も抱えていた。しかし、ドクターストップを振り切り、8月末に覚悟の訪中を敢行した。表向きは福島第1原発「処理水」の海洋放出問題や、大手製薬会社の日本人社員スパイ容疑問題など、冷えきった日中関係を打開したいとの意向だった。だが、自身の後継とした三男の伸康を連れて、お披露目する思惑も多分にあったのだろう。
「過去の自民党幹事長時代の訪中とは、対応が全く違いました。習近平氏は二階親子との面会を拒み、共産党の序列3位の趙楽際とのみ面会。ただ、外相の王毅はパンダの派遣を前向きに検討するとは言ってくれましたが……」(同)
パンダとは、和歌山・白浜町の「アドベンチャーワールド」のジャイアントパンダがメス4頭だけになってしまい、繁殖ができないことから、オスの派遣をお願いしたのだ。パンダは地元では二階王国の象徴でもある。
「中国側は二階親子の日本政界での立場を分析して切り捨てた」(同)
父と同じ役割を担えるという伸康の後継アピールは失敗に終わった。
一方、ライバルの世耕弘成はこの時期、裏金問題で自民から離党処分を受けたが、必ずしも二階家に有利に働いたとはいえなかった。
「二階さんは議員引退で処分から逃げた。和歌山の人間は、世耕さんに同情的でした」(地元民)
さらに追い打ちをかけたのは「10増10減」の区割り変更だった。和歌山3区を地盤としていた二階家は、新2区として県土の9割という広大な地域を選挙区とした。
「選挙区内の新宮市から海南市まで高速でも3時間かかります。世耕陣営はもともと、参院の全県区。どの地域でも名前が浸透していた」(地元市議)
それを力で何とかネジ伏せようとしたのが、県町村会からの推薦という荒業だった。
「いろんな状況が二階先生への逆風となってしまいました。『力で押し通す』という、いつものやり方が通用しなかった」(地元支援者)
なお、オスパンダの和歌山派遣の話は、まだ進展がないという。=敬称略(つづく)
(文=日刊ゲンダイ取材班)
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