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「野党共闘の空気は完全に変わった」東京の30小選挙区のうち11で立民・共産「競合」 衆院選公示(東京新聞 TOKYO Web)
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/718.html
投稿者 達人が世直し 日時 2024 年 10 月 16 日 22:01:44: iuMpjLXhf.DAA kkKQbIKqkKKSvIK1
 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/360445?rct=politics




「・・・なぜこんな状況になったのか。」

東京新聞の記者が問いかける。


その答えは共産・田村委員長が出していた。

共産・田村委員長曰く、「共産が候補を降ろすのを前提とするのはいかがなものか」




以下に記事の全文を転載する。


衆院選が15日、公示された。裏金事件で自民党に有権者の厳しい目線が注がれる中、野党にとっては議席を上積みするチャンスだが、多くの選挙区で与党候補と野党統一候補が「一騎打ち」でぶつかる構図を作り出せなかった。

東京都内の30選挙区でも、共産党が2021年の前回衆院選を大きく上回る20選挙区に独自候補を立て、立憲民主党との競合選挙区は11に。東京は近年、全国的に見ても立民と共産の選挙協力が進んでいた地域だったが、なぜこんな状況になったのか。(原田遼、佐藤航、佐藤裕介)

◆今年4月の補選では「共闘」したが…

「今回は共産の候補が出ているが、それでも市民の声を代弁していくということを変わらず訴えていきたい」

東京15区に立憲民主党公認で立候補した前職・酒井菜摘氏(38)は15日正午すぎ、JR豊洲駅前で第一声に臨んだ後、報道陣の取材にそう強調。無党派層に向けた発信を強化する考えを示した。

酒井氏は、選挙違反事件で自民党を離党した柿沢未途氏の議員辞職を受けて今年4月に行われた15区補選で初当選。この時は、独自候補擁立を見送った共産党の支援も受けていた。だが再選を目指した今回は、共産党も新人・小堤東(こづつみ・あづま)氏(35)を立てた。

小堤氏の陣営関係者は「立憲との選挙協力ができていれば良かったが、結果としてそれぞれ候補者を立てることになった。共産からも出ているんだということを周知するためにも、公示日は広く選挙区を回った」と話した。

東京15区にはこのほか、元参院議員の無所属新人・須藤元気氏(46)、自民党新人の大空幸星(こうき)氏(25)、無所属新人の金沢結衣氏(34)が立候補している。

◆共産幹部「酒井さんに問題があるわけではない」

東京15区で、わずか半年前には成果を上げた野党共闘が不調に終わった事情について、ある共産党幹部は「酒井さんに、何の問題も責任もあるわけではない」と断った上で、「補選後に(候補者を下ろす)大義が損なわれた」と話す。

「大義」とは、安倍政権が憲法9条の解釈変更を踏まえて、集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法の制定を進めた2015年に、主要野党が安保法反対で足並みを揃えたことを指す。これ以降、少なくとも民主党(民進党、立憲民主党)と共産党、社民党の間では国政選挙でできるだけ候補者を一本化するべきだという認識は共有されてきた。

ところが、今年9月に立憲民主党代表に就任した野田佳彦氏が安保法制について、憲法違反ではあるが直ちに廃止するのは難しいと発言したことで、共闘の前提が崩れた―というわけだ。

この幹部は、2021年の前回衆院選と今年4月の補選では小堤氏の擁立を予定していたにもかかわらず、公示・告示直前に取り下げたと説明。「相当お金も使って準備していたが、無理して下ろしたのは、安保法制廃止という共闘の大義があったからだ」とも強調した。

今回、都内の選挙区に出馬した立民候補の1人も「野田代表になり、共産は一気に離れていってしまった」と指摘。野田氏の安保法制に対する考え方がクローズアップされて以降、「野党共闘の空気は完全に変わった」と話す。

◆都知事選で「立憲共産党」批判にさらされ

東京ではもともと、立憲民主党都連の手塚仁雄(よしお)幹事長=東京5区に立候補=が共産党都委員会と水面下で信頼関係を築いてきた経緯があり、立民と共産の連携は相当程度、進んできたと言える。2021年の前回衆院選では、25選挙区のうち共産党が独自候補を立てたのは9選挙区で、立民との競合は4選挙区だけだった。

ただ、今年7月の都知事選では、立民を離党して立候補した蓮舫元参院議員が、共産党の全面支援を受けながら3位で落選。自民党や国民民主党などからの「立憲共産党」批判のキャンペーンにさらされたことも追い打ちをかけ、共産党とは一定の距離をとるべきだとの心理が立民議員に広がった。9月の立民代表選で、保守系の野田氏が選ばれる一因にもなった。

代表に就任した野田氏は「裏金議員」の選挙区を中心に野党候補の一本化を模索したものの、具体的な調整は進まないまま、10月1日に発足した石破内閣が早期の衆院解散に踏み切ったことで「時間切れ」に。立民の小沢一郎・総合選挙対策本部長代行は解散前日の8日、「魔法使いでもない限り難しい」と漏らした。

今回は、議員定数の「10増10減」に伴い30に増えた東京の選挙区のうち、共産党が20選挙区に候補者を擁立。11選挙区で立民と候補者がかち合うことになった。

◆自民は4選挙区で「裏金議員」が非公認に

自民党は今回、都内の30選挙区のうち、公明党前職が立候補する29区を除く24選挙区に公認候補を擁立。残る5選挙区のうち、裏金事件に絡んで非公認となった下村博文元文部科学相が11区に、平沢勝栄元復興相が17区に、小田原潔氏が21区に、萩生田光一元政調会長が24区に立候補した。

9区では、非公認となった元職が立候補を取りやめた一方、公職選挙法違反事件に伴う公民権停止期間が終了した菅原一秀元経済産業相が無所属で立候補した。

24人の公認候補のうち山田美樹氏(1区)と丸川珠代元五輪担当相(7区)の2人は、裏金事件に絡み、比例代表への重複立候補が認められなかった。


記事の転載はここまで。



これまでの「野党共闘」の実態は、共産党のみが候補者を下ろしていただけのことだった。

それでも、それによって恩恵を受け、立憲民主党の国会議員が何人増えたことか。

そこまでして、それによって共産党は比例区での得票を何票失い、共産党の国会議員を何人減らしたことか。

こんなことでは、とうてい「共に闘う」姿とは言えない。

誰が見ても「持続不可能」なのは明らかだった。

立憲民主党の候補を立てた選挙区には他の党は候補者を立てないでね・・・。

今までは、立憲民主党が共産党の好意に甘えていただけに過ぎない。

にもかかわらず、立憲民主党が選挙で敗北すれば、支援した共産党のみが悪者に仕立てられていた。

そして、選挙のたびに、「野党共闘」ではなく「野党候補一本化」を叫ぶ。

今回の選挙で、立憲民主党と共産党の「競合」のみが、ゆゆしき事態としてクローズアップされること自体が、異常というものではないかと思う。

「共闘」無くして「一本化」など、どうして出来よう。


共産・田村委員長曰く、「共産が候補を降ろすのを前提とするのはいかがなものか」

メディアの意識、報道姿勢にも反省を促さざるを得ない。


「・・・なぜこんな状況になったのか。」

野田氏は、今になって「時間が足りない」ことを理由に挙げている。

しかし、そんなことは始まる前から分かっていたはずだから理由にもならない。

「野田代表になり、共産は一気に離れていってしまった」

「無理して下ろしたのは、安保法制廃止という共闘の大義があったからだ」

「大義が損なわれた」、「共闘の前提が崩れた」

野田氏のたった一つの言動が、記者をして「・・・なぜこんな状況になったのか。」と言わしめる原因となった。

分かり易く言えば、「全てをぶち壊した・・・」。

野田氏の責任は重いものがある。

野田氏は、謙虚に耳を傾けるべきだろう。

そして責任を痛感するのであれば、行動で応えなければならない。


立憲民主党のみなさんは、いつまでも「共産が候補を降ろすことのみを期待するのは」いかがなものか。

一般社会では、それは「非常識」と笑われる対象となる。





 

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コメント
1. カレー王子[166] g0qDjIFbiaSOcQ 2024年10月16日 22:53:41 : ryu7jNJWpk : VkQyQ01CZ0lUQVE=[2] 報告
共産党潰し、国民生活破壊に励む工作員野田。

ザイム省の増税スパイの国会議員が
実権を握っている立憲ではどうにも。。
消費税の廃止派&減税派と増税派で
クッキリ、スッキリ、と政党分けて。

少なくとも野田と枝野はジミンに。
あと25%の小川?とかいうやつも。

2. 天元[602] k1aMsw 2024年10月16日 23:00:57 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1025] 報告
両党の基本とする政策の違いによる候補者の一本化ガ出来ないのならやむを得ないでしょう。

自公政権の反対で出来る施策の範囲での共闘を考えるしかないでしょう。

国民は自公に代る政権を望んでいるのは確かでしょうが,今回は独自の勢力を増やすことに全力を注ぐしかないでしょう。その結果がどのような評価になるかは分からないが。

評論家は、この野党の知恵の無い施策に国民に戦略的投票を促している。今回は情報をみて小選挙区では勝ちそうな党にいれ、比例票では自分の好きな党に一票と主権者が主体で政治を代えてゆく方法を。

野党の健闘を期待したい。

3. 減らず口減らん坊[233] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2024年10月17日 00:05:02 : 02AqR48qCs : bXcxVEVMTWpOMWc=[232] 報告
いいんじゃないですか
自己責任ですよ
あれだけ悪政の限りを尽くした自民党にすら負ける様な事をして来たんですから、党の存続すら危うくなっても当然です
いいんじゃないですかね、ど〜でもwww
4. 戦後政治の大掃除[68] kO2M45CtjqGCzJHlkXyPnA 2024年10月17日 00:49:06 : TMZQVkDTMg : bDFWc05pNUJ1eVE=[2] 報告
立憲民主党の野田豚野郎は、政権交代などみじんも考えてない。

政権交代だ!交代だ!と騒いでいるが、政権交代する野党連合の手段を行ってない。

言うばかりで、嘘つき野郎です。以前民主党は、野田政権の時こともあろうか安倍晋三に政権を奉還したことがある。

これには驚いた、正に国民が作った政権を安倍晋三の自民党に譲ったのだ! 

この事実を忘れてはいけません。

これ以降、日本は日米同盟、集団的自衛権、、金融緩和をして、防衛費増大、米国に仕送り増大となって(アメリカはこれを戦争で使っている)、当然日本国内は衰退してきたのです。

野田ブタ野郎の正体を知ってくださいね。皆さんは賢いから知っておられると思いますが、念のために記しました。

野田ブタ野郎は、更迭させましょう。自民党を倒す意図など持っておりません。

野田は立憲民主党に配置されたスパイだと思いますよ。嘘つき野郎の売国奴!アメリカ戦争家の腰巾着なのです。

5. ノーサイド[2689] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月17日 01:26:01 : lJ7RLuoYdI : c2l1bmhBS3JYajY=[9] 報告

政権交代を打ち出した野田・立憲民主党だけが支持率が伸びている。

国民は正直なんだな。
(大笑)
 
  

6. 2024年10月17日 01:52:18 : aD39qGVdqU : Q3Q3LkplbkZkNTI=[1174] 報告
■田村さん 

 野田立憲は 隠れ自民であり

 DSの犬

 野田らが取り仕切ってるうちは

 立憲と手を握ったらダメです!

 今回譲らなかったのは『大正解』

 『吉』と出るはずです!

 ・・・私とすれば・・・逆に

 立憲内部に手突っ込んで

 これはと思う立憲候補者の

 引き抜きなど やって欲しいとも思ってます!

 例えば 原口 一博や川田 龍平(鞍替え)氏など・・・!

 田村さん・・・目先じゃ〜なく

 王道を歩みましょう!


7. 態度の悪い兄ちゃん[239] kdSTeILMiKuCooxagr@C4YLx 2024年10月17日 04:43:28 : 8dMZ1OJYYA : a2FlRGhRd1N3YVk=[1] 報告
「野田代表になり、共産は一気に離れていってしまった」
「野党共闘の空気は完全に変わった」

まぁ、野田市は裏金自民の落穂拾いに徹する魂胆だったろうが、それでも「単独政権」などと……遠いなあ。

とうして単独などと言い出したものか。政権交代の気運を独りで潰している。
 

8. 氷島[1654] lViThw 2024年10月17日 05:11:22 : qAsqUDM1yQ :TOR ZHlpeVEvVEpLeFk=[0] 報告
⇒《野田氏は、今になって「時間が足りない」ことを理由に挙げている。しかし、そんなことは始まる前から分かっていたはずだから理由にもならない。》

「時間がなかった」を言っているコメンテーターは全員アホか認知症。
「岸田文雄が6月解散か?」なんて騒いでたのだから4月頃から動かなきゃいけなかったし、選挙前に自民党が顔を変えることなんか、小学生だって予想できた。

なのに共闘に動かなかったのは何故か? メディアにはそこを取材してもらいたいものだ。
取材せずに憶測でモノを言えば、連合・芳野友子への忖度だろう。
闘う相手を間違っているトップではどうしようもない。
やっぱり保守じゃダメ。

9. 態度の悪い兄ちゃん[240] kdSTeILMiKuCooxagr@C4YLx 2024年10月17日 05:22:41 : 8dMZ1OJYYA : a2FlRGhRd1N3YVk=[2] 報告
>安保法制について、憲法違反ではあるが直ちに廃止するのは難しい

まぁね、アベの大号令で島嶼部のミサイル基地化が始まって、キシダがせっせと自衛隊を米軍傘下に収めた。

そりゃ〜、直ちに廃止するのは難しかろう。じや、どうするのだ?
列島を丸ごと米軍基地化して、東アジアにおける軍事的緊張の象徴にしたままでいいものだろうか。

野田市よ、東アジア平和の象徴には出来ひんか? その方向性を模索する気があるなら、それをステートメントとして発するのが政治家の仕事だろう。
 
 

10. 2024年10月17日 05:42:59 : aD39qGVdqU : Q3Q3LkplbkZkNTI=[1177] 報告
■有権者の皆さん

 自公・立憲・維新で

 圧倒的過半数取った場合・・・

 日本はアメリカの手先にされて

 『中ソ戦争』に突っ込んで行くと・・・

 思いませんか?

 今 止めんと あなたの子や孫の頭上に

 ミサイルが飛んできますよ!

 今のガザやレバノンのよ〜に!


11. 天元[603] k1aMsw 2024年10月17日 05:49:58 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1026] 報告
野党候補の一本化。

今から負けた時からの責任のなすり合いのような議論をしてるようだ。

これでは国民の支持など得られない。

候補の一票は有権者の判断で選択は可能である。

自公政権過半数割れに追い込むことは可能。

大谷選手のようにもっと前向きな思考で頑張ろう・・・・・

12. モブキャラ[204] g4KDdYNMg4ODiQ 2024年10月17日 05:50:03 : GDZwiyo7iU : Nm10R3ZMUHRTcVU=[1867] 報告
「毎日」は自公過半数維持と伝えるが。
13. 態度の悪い兄ちゃん[242] kdSTeILMiKuCooxagr@C4YLx 2024年10月17日 06:33:53 : 8dMZ1OJYYA : a2FlRGhRd1N3YVk=[4] 報告
>>11 天元さん
>これでは国民の支持など得られない。

戦後裏金党からの脱却、国民的悲願でしょう。その機は目前に見えている。その為にはどうしても統一候補が必要。予測データを読む限り、それが否定出来ない。

立民はおこぼれに預かって150に届くかも知れないが「単独政権」は無理でしょう。

150で野田市はきっと満足されるでしょうが、悪臭・悪弊を絶てなかったら国民は泣くに泣けない。どう思われるか。
 

14. 天元[604] k1aMsw 2024年10月17日 07:28:52 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1027] 報告
NO13さんへ
単独政権は無理だから共闘で政権を。それには政策の同一性が必要であり、党是として譲れないというならば強制できるわけがないでしょう。

連立を組んだところで、その主要政策での統一が不能ではないでしょうか。だからこそ、連立を組むのか、閣外協力で行くのか、その上で共通の政策を協同して実現して行くのかを明確にして国民に分かるようにして共闘した方が分かりやすいのではないでしょうか。

世論の野合との批判にも反論できるように。

今、国民の前で揉めるような状況を曝すことは両党にマイナスだけでしょう。選挙後にも協議は可能でしょう。

15. ノーサイド[2693] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月17日 07:35:22 : lJ7RLuoYdI : c2l1bmhBS3JYajY=[13] 報告

党利党略の万年野党に国民の手で鉄槌を下しましょう。
(大笑)
  
   
16. [1658] iKQ 2024年10月17日 07:55:41 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1665] 報告

 そりゃ〜〜 そうだ

 野田ぶたが 党首になると言った時点で 

 立憲にブレーキをかけて 自民の減少を 止めようとしたのだ

 ===

 こいつは 自民党から どれだけ 裏金をもらってるのだろうね〜〜〜

 

17. 態度の悪い兄ちゃん[244] kdSTeILMiKuCooxagr@C4YLx 2024年10月17日 08:11:40 : 8dMZ1OJYYA : a2FlRGhRd1N3YVk=[6] 報告
>>14 天元さん

>政策の同一性が必要であり、党是として譲れないというならば強制できるわけがないでしょう。

「政策の同一性」「党是として譲れない」
それを立民が言われますか?

・2022参院選公約
「消費税を時限的に5%へ」
 ↑
これどうなりましたか?
物価高で実質賃だだ下がり。
こういう時、消費減税はどれ程庶民を助けることか。

・2022,2024年の公約
「現行の安保法制については、立憲主義および憲法の平和主義に基づき、『違憲部分を廃止』」
 ↑
現状に即して、具体的に何を廃止するのか明言しないと、国民には理解されないでしょう。まぁこのテーマは言うは易く行うは難しとは思いますが。

傍からみると、政策の同一性や党是と言うより、2021衆院選の惨敗に懲りて共闘を避けているように見えますが。どう思われますか?
 

18. ノーサイド[2694] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月17日 08:19:14 : lJ7RLuoYdI : c2l1bmhBS3JYajY=[14] 報告

民意を政治に反映できるのは今のところ野田・立憲のみです。

国民は今こそ覚醒を!。
(大笑)
 

19. 位置[874] iMqSdQ 2024年10月17日 09:04:30 : 58R8Uvjw3Q : cEdLVUZkV3VkLjI=[32] 報告
野ブタを降ろさない、芳野を追放しない立憲と連合に期待出来ないのは確かだけど、盗凶新聞も、あっち側のマスゴミなので、鵜呑みしすぎないように。
20. 天元[605] k1aMsw 2024年10月17日 09:16:37 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1028] 報告
NO17さん共闘共闘
安保法制の考えの相違による共闘拒否は田村代表の考え方ではないですか。

消費税の減額についての相違。

これは消費税に対する考え方の相違でしょう。減税。廃止よりも弱者保護の手法に対する施策の違い。立憲は減税に対して現金の給付で対応する。

安保法制については、解釈では自衛権の範囲以内の解釈とも解釈できるので、検討し対応する。国際的な問題を絡むのでと対応してる。

このように政策に対する対応は両党の違いはあるのは明らかでしょう。だから、相違点については両党で協議して統一した見解を国民に示し国民の審判を求めることが良いのではと自分は主張しています。

不可能であれば、各自の主張で政権交代なり、党勢拡大を目指して自公政権に対峙して行けば良いのでは。

21. ノーサイド[2695] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月17日 09:19:12 : lJ7RLuoYdI : c2l1bmhBS3JYajY=[15] 報告

万年野党Dappiに騙されないで。
(大笑)
 
22. 楽老[5147] inmYVg 2024年10月17日 09:30:44 : NYReezW41U : UGVuaUVIbWpHUk0=[209] 報告
いつまでオワコンの立民に期待しいているのだろうか

共産党はソ連が崩壊し、中国も北朝鮮も共産主義を装ったエスタブ専制社会に過ぎず、世の中に共産主義など存在しないのに、未だ【共産】という党名を脱げずにいるから、大勢力にはなり得ない。

山本太郎のいう本物の野党の結集が必要なのです。
今回の衆院選、国民は自民に対して相当怒っているが、立民に対しては期待していない。自民に対してお灸をすえるという意味で議席数は伸びるだろうが、しょせん一時のモノでしかない。

と言って《れいわ》が伸びるか?
識者(評論家という名目で生活している輩)の予想では現状維持らしい。
小選挙区での当選はゼロ予想。

Dappiやj-nsc、日本会議が本当に恐れているのは山本太郎とれいわ新選組だと思う。
だから、この掲示板でも山本太郎への誹謗中傷が酷い。

自公によって失われた30年を回復するには30年以上かかるのかもしれない。
その頃には私はあの世だが

    

23. ノーサイド[2696] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月17日 09:46:23 : lJ7RLuoYdI : c2l1bmhBS3JYajY=[16] 報告

>その頃には私はあの世だが

でも、夢があって羨ましいです。
(大笑)
 
  

24. ベニバナ通信[79] g3iDaoNvg2mSypBN 2024年10月17日 10:20:16 : x4tbrVDl8c : WlVxOWFrU3lXMFE=[66] 報告
<△26行くらい>
戦後政治の大掃除氏>野田は立憲民主党に配置されたスパイだと思いますよ。嘘つき野郎の売国奴!アメリカ戦争家の腰巾着なのです」

 オバマがトラに敗れた時、晋三が慌ててパター持参でトラタワーに参拝だったが、オバマは不機嫌腹立ちもあったろうが、以前の野田はよかったよ、こっちの云う事何でも聞いたよと、コメントだった。事実野田は、オバマとそのバックの米国戦争屋・産軍複等の言い分を最敬礼で聞いたかんな。オスプレイなんか、長らく懸案だったが,野田は二つ返事で同意し、野田が帰国する同時かそれより早く、貨物船に乗ったオスが岩国についたかんな。

オバマ時代こそ、ウクライナでの戦争準備が始められ、その他全ゆるホロコースト的奸計が始動した時だった。コロナワクチンによる世界民衆抹殺計画も、ウクライナ各地での生物兵器研究と生産なければ、進展なかったろう。ビル・ゲイツは、前提としてのコロナ菌による全米猖獗化に備え、日本に脱出の準備で軽井沢巨大施設作ったが、全てオバマ時代に始動だった。野田は、能面のようなツラだが、腹の底はこれほど汚い男はいねえよ。9/19阿修羅サイト“吉田晴美氏のジャイキリあるか?”に下記コメ載せたんだ、再掲する。 
  
< 野田は第五列だ、野田が野党内部に紛れ潜んでる限り、日米支配層は枕高くして眠ることできる。第五列とは、デジタル辞泉によれば、「敵対勢力の内部に紛れ込んでスパイ活動を行う部隊や人。スペイン内戦の際、4個部隊を率いてマドリードを攻めたフランコ派のモラ将軍が、市内にも攻囲軍に呼応する5番目の部隊がいると言ったことによる」。野田は2012年に、国民期待だった野党政権潰したが、ナナント!、またしても野党トップになろうとしてるだと。日米支配層は、繰り返すが、すっかり安泰で枕高くして眠れる気分だ、国民は反対に絶望だ。>

25. 弱っプっ腐ランド豚[-57] juOCwYN2gsGVhYOJg5ODaJPY 2024年10月17日 10:24:23 : qWdf6BLtIs : S3Z2VE4vQ1ExNFU=[-55] 報告
偽共産党の本懐を発揮だな
本来、耄碌して無ければ汚沢が新党でも結成して候補者乱立したのだろうが
今更、落選選挙神如きに人が群がるのは不自然だしな

偽民主主義ゴッコの都合上、イカレ労組に女首魁が抜擢されて有力扱いしたから
偽共産党も女首魁に力を持たせた風だろう

で、これで我こそ正当ホっシュッシューな野党供が落選した時に
共産党のぉーーー女がぁーー悪いと4545する為だろう

最近の悪メリカにしては良い筋書きだな

[18初期非表示理由]:担当:アラシ認定のため全部処理

26. 弱っプっ腐ランド豚[-56] juOCwYN2gsGVhYOJg5ODaJPY 2024年10月17日 10:30:33 : qWdf6BLtIs : S3Z2VE4vQ1ExNFU=[-54] 報告
おい自称老害爺

ナチ太郎や偽新選組の批判に対して誹謗中傷とかww

ナチ太郎は過去に性犯罪疑惑があり、マスコミが一斉に犯人扱いして失脚する可能性がある

ナチ太郎は不正選挙を告発した元選管を軽く扱い潰した

ナチ太郎には脅迫&失脚工作のカギとなる非嫡出子の存在がある

ナチ太郎は天コロ崇拝者であり、ウクライネオナチスやカスラエルを悪と断じれない

ナチ太郎はコロナ?騒動中に天コロ病院の開放を主張していない

何処にも嘘は無いぞ
これを誹謗中傷というか?

議論の出来ない弱っプっ腐ランド豚が議会なんて万年早いんだよww
豚から早く人間を志せ
まずはそこから

[18初期非表示理由]:担当:アラシ認定のため全部処理

27. はっつぁん[13] gs2CwYLCgp@C8Q 2024年10月17日 11:02:35 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2458] 報告
>投稿者 達人が世直し 日時 2024 年 10 月 16 日 22:01:44:
>東京新聞 2024年10月16日 13時20分「野党共闘の空気は完全に変わった」東京の30小選挙区のうち11で立民・共産「競合」

きょう(令和6年2024/10/17日(木):平日)の「総合 アクセス数ランキング(瞬間)令和6年2024/10/17 11:01更新」のトップ記事は、コレですか。

>東京都内の30選挙区でも、共産党が2021年の前回衆院選を大きく上回る20選挙区に独自候補を立て、立憲民主党との競合選挙区は11に。

https://news.yahoo.co.jp/senkyo/candidate/district/13/1
>東京1区

立共で2連敗の立民は、後期高齢者になった海江田万里(75)を立て、日共は中野顕(60)を擁立・・・

https://news.yahoo.co.jp/senkyo/candidate/district/27/5
>大阪5区

立民オザワン配下のシンセングミ大石晃子(47)に対し、日共は宮本岳志(64)・・・

まあ、日共としては当然ですね。

どうなることやら・・・

28. 覚醒した黄色いサルV[-536] im@QwYK1gr2JqZBGgqKDVIOLh1Y 2024年10月17日 11:54:34 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2459] 報告
>>27

>野党共闘の空気は完全に変わった

自公の共闘は、小選挙区は孔明/比例区は自民、というような共闘だが、

立民の共闘は、大阪5区のように

立民の候補は立てないから共産党を支持、ではなく、

小選挙区は立民、比例区はシンセングミ(オザワン配下)、なんですよね。

まあ、日共も、今までの選挙で学んだんでしょう。

29. 打倒レイプ魔山本太郎[30] kcWTfIOMg0ODdpaCjlKWe5G@mFk 2024年10月17日 11:58:43 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2460] 報告
>>28

>小選挙区は立民、比例区はシンセングミ

というのが

山本太郎のいう「真の」野党共闘なんですね。

30. 唯の一撃[10] l0KCzIjqjII 2024年10月17日 12:01:04 : p658qp01Yc : dnJSYVlJRGhLRWM=[2] 報告
 
  近頃みやこで流行るもの──
  裏金盗賊一味の出馬と
  闇バイトの押入り強盗
 
31. ゆでガエルまあクン[-788] guSCxYNLg0eDi4LcgqCDToOT 2024年10月17日 12:05:18 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2461] 報告
>>29

まあ、大阪5区は、大石が比例復活するかどうか、が焦点ですが・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/c2a61818d18f463f639204b943cdb1946d731c49
>3K 10/17(木) 8:00 「ゾンビ」と揶揄される比例復活 小選挙区との重複立候補対応から透ける各党の思惑

>公明は、維新と初対決する大阪と兵庫を含む全11小選挙区で比例重複を見送った。

>小選挙区の有権者の判断を最重要視し、正々堂々と挑む

と言うのは「正論」ではあるのだが・・・

https://www.youtube.com/watch?v=zgFiwvkFoQw
>水谷絵理 プリコグ

32. ノーサイド[2697] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月17日 12:29:08 : CwkzXufDtQ : OGwuc3Y3a0hRWU0=[1] 報告

10日後に自民、公明、共産、れいわが揃って祝杯をあげている風景がどうしても目にちらついてしまいます。
(大笑)
  
33. 秘密のアッコちゃん[753] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月17日 12:47:22 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[318] 報告
<■705行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
自民党、過半数割れの可能性 立憲民主党、公示前より議席上積み 日本保守党、複数議席獲得へ 報道各社、衆院選序盤情勢調査
2024.10/17 11:31
https://www.zakzak.co.jp/article/20241017-WLKH5R2JLFMA3JBPQ2QASGGTBA/
第50回衆院選(27日投開票)について、報道各社の序盤情勢調査が出揃ってきた。
自民党は石破茂首相(総裁)の
「変節」
や、派閥裏金事件などが響き、定数465議席の過半数(233)に届かない可能性が出てきた。
単独過半数割れとなれば、2009年以来となる。
立憲民主党は公示前の98議席から議席を増やし、ベストセラー作家の百田尚樹氏が立ち上げた政治団体
「日本保守党」
は複数議席を獲得しそうだ。
共同通信によると、全289選挙区のうち、自民党(公示前256)がリードしているのは140程度で、接戦区が多い。
比例代表で前回選挙(20年)の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
公明党は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
自民党との連立与党では過半数を維持する見込み。
立憲民主党は公示前の98議席を超える公算が大きい。
日本維新の会は大阪の小選挙区は堅調だが、比例の支持の広がりに欠け、公示前の43議席に手が届かない可能性がある。
共産党は公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民党は小選挙区の1議席死守が課題。
参政党は支持浸透が見られない。

与党過半数巡り攻防 不記載響き自民低調、立民勢い 衆院選序盤情勢
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-AEBKGSGRPZMN7EBF43MGFUUFOI/?outputType=theme_election2024
27日投開票の第50回衆院選について共同通信社は15、16両日、全国の有権者15万6千人を対象に電話調査を実施し、取材を加味して公示直後の序盤情勢を探った。
自民党は派閥パーティー収入不記載事件が響き低調。
公明党も伸び悩む。
立憲民主党は議席増へ勢いを見せる。
定数465議席の過半数(233)を巡り、与野党の攻防が続いている。
小選挙区では投票先未定が3割近くおり、今後、情勢は変わる可能性がある。
全289選挙区のうち、自民(公示前勢力256)がリードしているのは140程度にとどまり、接戦区が多い。
比例代表で令和3年前回選の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
単独過半数を維持できるかどうか予断を許さない。
不記載事件に関係し、公認されなかった候補の大半は厳しい戦い。
重複立候補が認められなかった候補も半数近くが先行されている。
立民は公示前の98議席(比例含む)を超える公算が大きい。
無党派層でも支持が拡大しつつある。
前回選で39だった比例議席も増やしそうだ。
日本維新の会は地盤の大阪府の小選挙区で堅調。
だが全国的に比例の支持の広がりがいまひとつで、公示前の43議席に手が届かない可能性もある。
公明は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
維新と争う大阪府の4小選挙区で苦戦が目立つ。
埼玉14区に出馬した石井啓一代表も激戦。
比例も伸びを欠いており、小選挙区と合わせた公示前の32議席を堅持できるか微妙だ。
共産党は小選挙区1議席を維持しそうだ。
比例次第で、公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。
国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。
れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民は小選挙区の1議席死守へ全力を挙げる。
参政党は支持浸透が見られない。
政治団体
「日本保守党」
は複数議席を得る可能性がある。

自公、全国で苦戦 「政治とカネ」国民から厳しい視線、立民躍進 衆院選序盤調査
2024/10/17 5:05
https://www.sankei.com/article/20241017-AEPDUY4J7VP3RG6G4WBNPM3FXY/?outputType=theme_election2024
15、16両日に共同通信社が実施した衆院選の序盤情勢調査では、自民、公明両党が全国で苦戦している状況が浮き彫りとなった。
「政治とカネ」
の問題を受け、自民は一部を非公認とするなどの対応を取ったが、国民からの厳しい視線は向けられたままだ。
一方、立憲民主党は躍進する見通しだが、主要野党との候補者一本化は限定的で、立民が目標に掲げる
「比較第一党」
には届かなそうだ。
■お詫びしながら臨む選挙
石破茂首相(自民総裁)は16日、香川県内でマイクを持ち、派閥パーティー収入不記載事件について
「こういうことが2度とないように、深く国民の皆さま方にお詫びをしながらこの選挙に臨んでいる」
と述べ、自公政権の継続を訴えた。
野党は不記載事件を巡って自民への批判を強めており、立民の野田佳彦代表は16日、新潟県内での演説会で
「裏金隠し解散だ」
「有権者がペナルティーを与えるしかない」
と主張した。
衆院選の勝敗ラインについて、首相と公明の石井啓一代表は、自公政権を維持するための最低条件となる両党での過半数(233議席)獲得と位置付ける。
自民の公示前勢力は256議席で、政権を奪還した平成24年の衆院選以降、4回連続で単独過半数を獲得してきた。
だが、自民の森山裕幹事長は14日の報道各社のインタビューで
「自民単独でどうするかということをまだ考える余裕はない」
と強調。
このまま低調な状況が続けば、自民が下野した平成21年衆院選以来の単独過半数割れの可能性も見えてくる。
自民は不記載事件に関係した旧安倍派幹部ら12人を非公認とし、30人以上の比例代表への重複立候補を認めない対応を取った。
国民の理解を得るために厳しい選択をした形だが、別の自民関係者は
「非公認で出馬となれば有権者の情が沸く可能性もあるが、党公認で立候補して比例重複だけ認めないというのは分かりにくい」
「理解を得られるだろうか」
と表情を曇らせた。
■野党は候補者調整進まず
一方、野党は不記載事件での自民批判で足並みをそろえるものの、候補者調整は進まなかった。
289の小選挙区のうち、立民、共産両党は142の小選挙区で競合。
与党公認候補と、立民、日本維新の会、共産、国民民主党の主要4野党のいずれかの公認候補が
「一騎打ち」
で争うのは、52の小選挙区にとどまる。
立民の野田氏は
「最低限の目標は自公の過半数割れ」
と息巻くが、共産は野田氏の保守的な路線に反発、候補者調整は多くの小選挙区で整わなかった。
野党乱立の構図となった今回の衆院選では、与党への批判票が分散しており、今後の情勢次第では野党の議席数の伸びの足枷となりかねない。

<主張>衆院選と経済 物価高克服への道筋競え 成長を展望できる具体論を
社説
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-KHQMFV4RCBJKVHZLRWQHWPRCYI/
衆院選における与野党の論戦で、有権者が高い関心を寄せているのが経済政策である。
物価高にどう対処するのか。
賃上げの動きを確かなものにできるのか。
何よりも、日本経済は長期停滞を脱して将来への展望が開けるのか。
問われているのはそのための具体的な処方箋だ。
各党はこぞって給付金や減税などの聞こえのいい政策を並べているが、具体化への道筋や実現可能性を明確に示せなければ国民の納得は得られまい。
デフレ時代に戻らぬよう経済を底上げし、豊かさを実感できる持続的成長に繋げることが肝要だ。
各党には、バラマキに陥ることなく、中長期的に経済活力を高めるための効果的な戦略を競い合ってもらいたい。
■「デフレ脱却」を確実に
日本経済は今、歴史的な転換期にある。
食品などの幅広い品目で値上げが定着するだけでなく、賃上げの動きは中小企業にも広がりを見せつつある。
「物価も賃金も上がらない」
というデフレ下の社会通念は着実に変化してきた。
既に日銀は利上げに転じ、デフレ脱却を眼目とする異次元緩和路線の修正に踏み出した。
「金利のある世界」
の復活は超低金利下での国債大量発行に支えられた財政運営にも変革を促す。
そうした情勢も踏まえて各党の政策を見極めねばならない。
当面の経済政策で課題となるのは、物価高に伴う消費の弱さである。
8月の実質賃金は3カ月ぶりに減少し、物価高に賃上げが追いつかない状況は今も残る。
ここに効果的な手を打てずデフレからの完全脱却が遠のけば元も子もない。
これは各党に共通する認識だろう。
自民党は公約で、人や技術への積極投資で成長力を強め、その果実を国民に分配すると訴えた。
岸田文雄前政権の路線を踏襲するものだ。
石破茂首相が唱える
「コストカット型経済」
からの脱却もそうである。
だが、それで十分なのか。
衆院選後には経済対策やそれを裏付ける補正予算の編成が予定される。
自民は当面の物価高対策として低所得世帯向けの給付金を約束した。
石破首相は昨年を上回る大型補正予算を編成する意向も示した。
ならば自民が目指す経済対策の中身について、もっと多くを明示すべきだ。
そもそもデフレからの完全脱却をいつ達成できると想定しているのか。
そのため優先すべき政策は何か。
これらを明確に示すことが与党である自民、公明党に求められる責務だろう。
野党の公約で目立つのは消費税や所得税などの減税・撤廃や社会保険料の引き下げだ。
消費を促し経済成長に繋げる狙いがある。
消費税については日本維新の会や共産党、国民民主党などが減税を訴え、れいわ新選組は制度の廃止を求めている。
そこに現実味はあるのか。
■減税の必然性どこまで
物価高が深刻といっても、リーマン・ショックや新型コロナウイルス禍の時のような危機的状況ではない。
高齢化で社会保障費が膨らむ中で、安定財源の消費税に手を付ける必然性は吟味しなくてはなるまい。
国民民主は実質賃金が安定的にプラスになるまで税率を5%にするというが、これを元に戻すときには増税となり、景気を下押しする影響もあろう。
各党は減税の詳細をもっと語るべきだ。
具体的な道筋を示さなければ無責任である。
立憲民主党は現行の消費税の軽減税率に代えて中低所得者向けの
「給付付き税額控除」
を提案するが、制度の大幅変更を円滑に進められるのか。
納得できる説明を尽くすべきである。
「分厚い中間層の復活」
を掲げる立民の公約には、最低賃金引き上げや人への投資など自民と似通う部分もあるが、違いを浮き立たせたいのか、理解に苦しむ項目もみられる。
アベノミクスの象徴である
「2%」
の物価安定目標を
「0%超」
にすると打ち出したのもそうだ。
そもそも0%超は2%も含むので目標として曖昧すぎる。
2%に縛られない柔軟な金融政策を求めたいのだろうが、プラス圏でよしとする変更の結果、賃金の大幅増に向けた機運まで妨げられないか。
そうなれば脱デフレも見通せなくなろう。
与野党には、日本経済の生産性や国際競争力を高め、潜在成長率を向上させる成長戦略についても論じ合ってほしい。
デジタル化や規制緩和などの項目を羅列するだけではなく、優先順位を付けて確実に実行に移せるかどうかが問われよう。

40日抗争と首相の天命 
阿比留瑠比の極言御免
2024/10/17 1:00
https://www.sankei.com/article/20241017-4FNAJUF63FN4XK2F5S34QSTADI/?outputType=theme_election2024
「本当に40日抗争の再来があるんじゃないか」
衆院選公示当日の15日、永田町でこんな予想がささやかれていると聞いた。
選挙結果がどうなるのかはまだ分からないのだから、現時点ではあくまで一つの見立てにすぎないが、あり得る話だと妙に得心した。
40日抗争とは、45年前の昭和54年10月の衆院選での敗北と過半数割れをきっかけに、自民党主流派の大平派、田中派と反主流派の福田派、三木派、中曽根派などが40日間にわたり繰り広げた派閥間の争いのことである。
このとき、自民党は首相候補を一本化できず、大平正芳首相と福田赳男前首相の2人が首相指名選挙に出る異例の事態となった。
結局、首相には大平氏が再選されたものの組閣は難航し、抗争はさらに続いたのだった。
古い話のようだが、今回の衆院選では自民、公明両党の獲得議席が目標の過半数(233)に及ばない可能性も指摘されており、もしそうなれば衆院解散を急いだ石破茂首相の退陣を求める声が、自民内から噴き出すのは必至である。
過半数に届かない場合、日本維新の会、国民民主党、保守系無所属議員らの取り込みや、新たな連立の枠組み作りが喫緊の課題となる。
仮に与党で過半数は確保できても、自民が大きく議席を減らせばやはり石破首相の責任論に直結する。
麻生太郎内閣の農林水産相でありながら、麻生氏に身を引くよう要請したり、第1次安倍晋三内閣時の参院選で自民が大敗した際、安倍氏の責任を厳しく問うたりした自らの過去の言動が襲い掛かってくる。
また、石破首相が
「党内融和より国民の共感」
だと強調し、パーティー収入不記載事件を巡って福田派の流れをくむ旧安倍派を狙い撃つかのような二重処分を断行したことで、抗争の芽は十分に育っている。
党の判断に従って政治倫理審査会に出席しなかった議員まで、説明責任を果たしていないと決めつけて非公認にした首相のやり方は、党内に分断の種をたくさんばらまいている。
40日抗争は尾を引き、抗争翌年の昭和55年5月に野党が内閣不信任案を提出すると、自民の反主流派は衆院本会議を欠席し、不信任案は可決された。
これを受けて大平氏は衆院を解散(ハプニング解散)して初の衆参同日選に打って出たが、選挙中に心不全で急逝している。
■「天の声にもたまには変な声がある」
抗争に負けた福田氏は抗争前年の昭和53年には、現職の首相・総裁として本命視されていた自民党総裁選に敗れてこう述べた。
この場合、天の声とは党員・党友、つまり民の声のことである。
一方、安倍氏との一騎打ちとなった総裁選を控えた平成30年夏に香川県観音寺市で大平氏の墓参をした石破氏は、今回の総裁選前に出版した著書『保守政治家 わが政策、わが天命』の中でこう記している。
「もし私などが首相になるようなことがあるなら、それは自民党や日本国が大きく行き詰まった時なのではないか」
「しかも、それは天が決めること」
「天命が降りない限り、それはありえないということでしょう」
自らの首相就任は天命によるということか。
それでは、衆院選という民の声が直接反映される場面で、石破首相はどんな天の声、天命を知るだろうか。
まさか
「変な声」
「変命」
などと愚痴り出すことはないと思いたいが。

衆院解散 産経「外交・安保の政策論争を」 朝毎東 政治とカネで自民糾弾
社説検証
2024/10/16 9:00
https://www.sankei.com/article/20241016-VSS2FRVN6JPG5PKSB4GS7655UM/
衆院選が15日に公示された。
投開票日は27日だ。
石破茂内閣は1日に発足したばかりで、首相就任から8日後の解散、26日後の投開票は戦後最短である。
主要各紙は解散翌日の社説で、石破氏が予算委員会も開かずに解散を急いだことを
「丁寧な論議をしなかった」(産経)、
「有権者が判断する材料は不十分」(毎日)
などと、いずれも批判的に伝えた。
一方、
「政権選択の選挙」
である衆院選で、何が重視されるべきかについては見解が分かれた。
国民を守ることができる外交・安全保障政策の重要性を訴えた産経に対し、朝日、毎日、東京各紙は自民党の派閥パーティー収入不記載事件を巡る
「政治とカネ」
問題を挙げ、政治への信頼回復を重視した。
産経が指摘したのは、今回の衆院選が、日本を取り巻く安保環境が極めて厳しい中で行われるという現実だ。
政治とカネの問題が
「争点の1つになるのは当然だろう」
としつつも、解散当日の国会での党首討論で外交安保がほとんど語られなかったことを嘆き、各政党と候補者に
「日本を守り繁栄させる政策を大いに論じなければならない」
と強く促した。
特に政権交代を唱える立憲民主党に対しては、集団的自衛権の限定行使の容認を
「憲法違反」
とする立場であることを危惧し、このまま政権を取れば
「日米同盟は空洞化する」
と難じた。
読売も、政治とカネの問題で迷走する自民に苦言を呈しつつ、党首討論で立民などがこの問題の追及に大半の時間を費やしたことを疑問視し、
「日本が直面している課題はそれにとどまらないはずだ」
と強調した。
少子化対策や社会保障政策の必要性と共に、悪化した安保環境への対応を
「待ったなしの課題」
とし、議論を深めるよう呼び掛けた。
朝日、毎日、東京の社説は、安保環境の現実にはほとんど触れず、政治とカネの問題に紙幅を割いた。
毎日は、
「裏金問題は、不透明なカネを使って党勢を維持し、権力の座にあぐらをかく自民の実態を浮き彫りにした」
ととがめ、この問題に各党がどう向き合うかが
「今回の衆院選の最大の焦点」
と位置付けた。
東京も、今回の解散を
「裏金解散」
と呼び、裏金議員に
「職にとどまる資格があるのか否か」
「審判を下すのは私たち有権者だ」
と力説する。
石破首相が総裁選で訴えた政策の多くを棚上げしたことも批判し、
「自民党の『中身』が変わるかどうかを見極めねばなるまい」
とした。
朝日は、衆院選の争点を
「石破政権に対する審判」
だけでなく、
「岸田(文雄)前政権の3年間の実績への評価」、
更には
「7年8カ月に及んだ安倍(晋三)長期政権の総括」
に広げるべきだとする主張を展開した。
立民など野党に対しては
「どこまで国民の心を掴むことができるか」
「その真価が試される」
とし、
「自民への失望という『敵失』頼み」
でなく、
「信頼に足る政策を打ち出せる」
ことが重要と指摘した。
立民の野田佳彦代表は
「政権交代こそ、最大の政治改革だ」
と訴えている。
だが、もしも与党が過半数割れした場合、どんな政権ができるのか見えてこない。
産経は、新たな政権の枠組みを示さない立民を批判し、枠組みが曖昧なまま
「選挙区調整だけに走るとすれば、議会制民主主義の軽視となる」
と断じた。
逆に毎日は、個別政策で異なる部分があっても、野党は候補者を一本化し、
「裏金問題についての民意が投票結果に反映される構図を作り出すべき」
だと唱えた。
産経は、論争すべきテーマとして
「国の根幹に関わる憲法改正」
も挙げた。
国民の多くが自衛隊を認め、その活動に期待している。
にもかかわらず自衛隊は日本国憲法に明記されず、未だ多くの憲法学者が自衛隊違憲論を唱えている。
産経が指摘するよう、この
「異様な状態」
を早急に改めなければなるまい。
内外の情勢は混迷を極めている。
だからこそ各党、各候補者は、現実を踏まえ、将来を見据えた政策を訴えるべきだ。
■衆院解散をめぐる主な社説
【産経】
・日本守り抜く政策訴えよ/政権を託せるのはどの党か
【朝日】
・政治への信頼取り戻せるか
【毎日】
・自民政治のゆがみ問う時
【読売】
・与野党の力量が問われている/国難を乗り越える処方箋を示せ
【東京】
・「裏金」に審判を下そう(いずれも10日付)

<産経抄>後世に胸張れる選択を、衆院選の公示    
2024/10/16 5:00
https://www.sankei.com/article/20241016-PX4FA2XQORLYPMAHTK6SAE6G3I/
選挙結果を国民の
「肖像」
に例えたのは、大正期に東京市長などを務めた後藤新平である。
どんな政党も、
「選挙という種板(写真の原板)に採影せられたる国民の写真である」。
写りの美醜に有権者も責任を負いなさい―と。
▼大正14(1925)年に日本で普通選挙法が公布されてから、間もない頃の発言という(『大正・昭和戦前期 政治・実業・文化 演説・講演集』日外アソシエーツ)。
それまでの納税要件が廃止になり、満25歳以上の男子が選挙権を手に入れた。
▼女性の選挙権は戦後まで待たねばならないものの、普選の幕開けから100年となる来年2025年は1つの節目だろう。
選挙権の行使について、後藤はこうも述べた。
「その醜い写真を修正し、後世、子孫に誇り得る立派な肖像を、我が憲政史上に残す用意と覚悟がなければならぬ」
と。
▼卓説からほぼ100年経った今も、政治不信をどう拭うかが大きなテーマであり続けているのは残念でならない。
さりとて先送りできない課題は他にも山積し、有権者の肩に食い込む荷は重い。
こちらは節目の第50回となる衆院選が公示された。
▼世界は緊迫の度合いを高めている。
台湾情勢の行方によっては、次の政権が
「有事」
に直面するかもしれない。
国家と国民を守る覚悟を持った政治家は誰か。
有権者の眼力が、これまで以上に問われる政権選択選挙になろう。
後世に恥じることのない肖像を残したいものである。
▼「票」
という字は、細かい火の粉が舞い上がる様を表している。
政党や候補者が論戦に火花を散らし、票を奪い合うなら大歓迎である。
少子化や社会保障などの課題も待ったなしだ。
有権者の胸にくすぶる不安と不満の火を、大事な1票に託す選挙でもある。

<主張>衆院選公示 日本の針路掲げて論戦を
社説
2024/10/16 5:00
https://www.sankei.com/article/20241016-7IBUR7K47ZPCJOOKSB7FJKVUPM/
第50回衆院選が公示された。
石破茂首相が率いる自公連立政権の信を問う選挙である。
有権者はどの政党、候補者に日本を託すべきかを十分吟味し、一票を投じてもらいたい。
今回の衆院選は
「1票の格差」
を是正するため、小選挙区定数を
「10増10減」
するなど、25都道府県の140小選挙区で区割りが変わった。
有権者はよく候補者を確認し、訴えに耳を傾け、投票では間違いのないようにしたい。
日本を取り巻く安全保障環境は厳しい。
日本の独立と繁栄、国民の生命と暮らしがかかった政権選択選挙である。
有権者はこのことを自覚し、投票先を決めてほしい。
臨時国会では論戦の時間が短く、国民に十分な判断材料を提示したとは言い難い。
各党、各候補者は選挙戦で具体的な政策を示し、在るべき日本の針路を丁寧に論じねばならない。
「政治とカネ」
の問題が衆院選で問われている。
同時に国民を守り抜く外交安保政策に関し議論を深めるべきである。
首相は岸田文雄前首相の路線を継承する姿勢を示しているが、総裁選で掲げたアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想の検討を自民に指示した。
首相に曖昧さがあるのは否めない。
立憲民主党は日米同盟が基軸だと主張する一方で、集団的自衛権の限定行使は
「憲法違反」
との立場を崩さず、同盟強化に逆行している。
各党は防衛力の抜本強化と抑止力向上の具体策を競い合うべきだ。
少子化対策も重要な争点の1つだが、給付拡大の訴えが中心で、財源確保策について各党は余り語ろうとしていない。
これでは無責任である。
物価高に負けない持続的な賃上げによるデフレからの完全脱却の方策についても、議論を尽くすことが求められよう。
北朝鮮による拉致問題や国の根幹である憲法改正について、活発な論戦になっていないのは残念だ。
憲法改正で与野党論議を主導すべき首相は、自衛隊明記や緊急事態条項創設の意義について国民の理解を深めるべく、もっと説かねばならない。
安倍晋三元首相暗殺で要人警護の在り方が見直されてから初の大規模な国政選挙である。
暴力による言論封じは許されない。
警備に万全を期したい。

<主張>衆院選討論会 重要政策の論議を続けよ
社説
2024/10/13 5:00
https://www.sankei.com/article/20241013-SDOHJLP4KNKB3MKF2FXZ2JKJUY/
15日の衆院選公示を前に、日本記者クラブ主催の党首討論会が開かれた。
先の臨時国会では専ら
「政治とカネ」
の問題が取り上げられた。
今回の討論会では国内外の諸課題についても議論が展開され、有意義だった。
政治への信頼を回復する上で政治資金の問題は重要である。
同時に、実際の国政運営でどのような政策を遂行していくかを示すことは欠かせない。
有権者にとって投票の判断材料になるからだ。
ただし、理解に苦しむ場面もあった。
石破茂首相は解散前の国会論戦に関し
「有権者が判断する材料をきちんと提供しなければ無責任だ」
「私は一生懸命自分の言葉で答えた」
と語った。
予算委員会を見送ったにもかかわらず、首相の認識は世間の感覚からかけ離れている。
首相は立憲民主党の野田佳彦代表にウクライナへのロシア侵略を巡り、なぜ抑止が破綻したのか見解を質した。
これに対し、野田氏は東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議にバイデン米大統領が欠席したことを引き合いに出し、
「国際会議に米国を呼び込む外交努力はもっと大事だ」
と述べた。
抑止の破綻について正面から答えない無責任な態度だった。
立民が訴えている
「給付付き税額控除」
については、他党から過去との矛盾を指摘する声が上がった。
旧民主党の野田政権時に当時の安住淳財務相が、税額控除の申請が膨大な数に上ることが想定されるため
「難しい」
と語っていたためだ。
野田氏は整合性のある答えを示せなかった。
野党連携に関し
「対話を続ける」
と述べたが、衆院選後に想定する連立の枠組みを明らかにしなかったことはおかしい。
首相には安全保障政策で不明瞭な発言があった。
アジア版NATO(北大西洋条約機構)の構成国に中国を含むのかを問われ、
「一切の可能性を排除しない」
と述べた。
中国が構成国になり得る国に変化する場合には、アジア版NATOはそもそも要らないではないか。
憲法改正については国民民主党の玉木雄一郎代表が緊急事態条項の創設に関連し、大規模災害時などの国会機能維持について早期の改正を促したが、それ以上深まらず残念だった。

<主張>石破首相の初外遊 国際秩序の担い手となれ
社説
2024/10/12 5:00
https://www.sankei.com/article/20241012-YV3266KOENKKBGBAY5YZN6CNSM/
安全運転の外交デビューではいささか物足りない。
石破茂首相は自由で開かれたインド太平洋、国際秩序の担い手として首脳外交を積極的に展開していく必要がある。
石破首相が就任後初めて外遊した。
ラオスで東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議に出席し、日中、日韓などの首脳会談を行った。
衆院解散後でもラオスへ足を運んだのは妥当だ。
バイデン米大統領の姿はなく、日本の首相も不参加なら李強首相が出席する中国の存在感が高まってしまう。
石破首相の外遊はそれを防ぎ、日本がASEANと連携する意思を示す意義があった。
ASEANと日中韓3カ国の首脳会議で石破首相は、中国を念頭に
「力や威圧による一方的な現状変更の試みを許容してはいけない」
と牽制した。
日中首脳会談では
「戦略的互恵関係の包括的推進」
で一致した。
李首相に対し、中国軍の動向への深刻な懸念を伝えた。
日本人男児刺殺事件や中国軍機の領空侵犯について説明を強く求めた。
中国が拘束する邦人の早期釈放や日本の排他的経済水域(EEZ)内の中国ブイの即時撤去、日本産水産物輸入の早期再開も促した。
台湾海峡の平和と安定の重要性を指摘した。
日韓首脳会談ではシャトル外交の継続や安保協力の推進などで一致した。
石破首相はラオスで、持論のアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想を封印した。
岸田文雄前首相の外交路線を踏襲した形で、日本の抱く懸念を李首相に直接伝えたこともあり、初外遊は無難に遂行したと見做されているようだ。
だが中国と戦略的互恵関係など築ける時代なのだろうか。
また、石破首相は自民党総裁選でアジア版NATOを不用意に掲げたため、ASEAN諸国から不安視される中でのスタートだった点を忘れてはならない。
マイナスからの出発で安全運転に徹しても存在感は示せない。
フィリピンのマルコス大統領はASEANと中国の首脳会議で南シナ海問題を巡り中国を直接批判した。
石破首相も日中の個別会談だけでなくASEAN首脳の前でも名指しで中国の問題行動を難じるべきだった。
ベトナム首相と会談したが、日越比の首脳会談を開く選択肢もあったのではないか。

<主張>政治とカネ 再発防止策も丁寧に語れ
社説
2024/10/11 5:00
https://www.sankei.com/article/20241011-DR2B2U63YFPI3ED6H4HTFQGRQA/
事実上始まった衆院選では
「政治とカネ」
を巡る問題が争点となっている。
自民党はパーティー収入不記載事件に関連し前議員らを非公認にしたり、比例代表への重複立候補を認めなかったりする方針だ。
野党は
「不十分だ」
と批判している。
野党との対決を前に、石破茂首相による党内の非主流派潰しの様相を呈しているとの指摘も出ている。
有権者の投票判断の材料にすべき課題は他にもある。
政治資金の透明性確保と事件の再発防止の具体策だ。
立憲民主党、日本維新の会、公明党、国民民主党などは、政党から国会議員に支出される使途の報告義務がない
「政策活動費」
の廃止を訴えている。
自民は公約に
「将来的な廃止も念頭に」
改革に取り組むと記した。
首相は今回の衆院選では
「使うことはある」
と語った。
立民が先の通常国会でパーティー禁止法案を提出しながら、同党幹部らが開催していたことを想起させるものだ。
党務を預かっていた茂木敏充前幹事長は自民総裁選で、廃止は可能と語っていた。
今の自民の姿勢は有権者から見て分かりにくい。
国会議員に支給される調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の使途公開は、衆院選後の国会で直ちに関連法を改正して実現すべきだ。
政治資金を監視する第三者機関の制度設計も急がれる。
立民、維新、共産党などが唱えている企業・団体献金の禁止には賛成できない。
企業や労働組合なども民主主義社会の構成員である以上、政治活動の自由は認められるべきだ。
一般国民からの個人献金が定着していない日本で企業・団体献金を禁止すれば、世襲ではない人や、業界団体、宗教団体などの背景を持たない人にとって選挙活動は極めて不利になる弊害も出てくる。
企業・団体の幹部が分散して、個人として献金する抜け穴を塞ぐことも難しい。
却って日本の議会制民主主義を後退させかねない。
一方、外国人・外国法人のパーティー券購入禁止の議論が低調なのは残念だ。
国政が外国勢力からの影響を受けるのを防ぐために禁止は欠かせない。
不記載事件の動機は今も分かっていない。
自民は明らかにする責任がある。

<主張>衆院解散 日本守り抜く政策訴えよ 政権を託せるのはどの党か
社説
2024/10/10 5:00
https://www.sankei.com/article/20241010-KWGTCTQYKVIWLBZR4XMFA2XQJM/
衆院が解散され、事実上の選挙戦が始まった。
解散は天皇陛下の国事行為である。
石破茂内閣は臨時閣議で
「15日公示、27日投開票」
の日程を決めた。
衆院選は3年ぶりだ。
新首相の就任から8日後の解散、26日後の投開票は戦後最短の決戦となる。
衆院選は政権選択選挙だ。
各政党と候補者は有権者の前で、日本を守り繁栄させる政策を大いに論じなければならない。
解散を前に国会で行われた党首討論で石破首相(自民党総裁)は、派閥パーティー収入不記載事件への対応を批判され防戦一方となった。
■安全保障をなぜ語らぬ
政治資金の透明性確保や不記載事件の再発防止を進め、政治への信頼を取り戻すことは重要だ。
政治とカネの問題が争点の1つになるのは当然だろう。
ただし、党首討論は衆院選を前に、日本の将来に向けた政策を競い合う場でもあるべきだった。
ところがそうならなかったのは、全閣僚出席の予算委員会を開いて丁寧な論議をしなかったことが響いている。
石破首相の所信表明演説後、代表質問と党首討論をしただけで解散したのは残念だった。
石破首相と自民は、不記載議員らの一部を対象に非公認の数を増やしたが、有権者が評価するかは不透明だ。
党首討論では外交安全保障がほとんど論じられなかった。
日本を取り巻く安全保障環境が極めて厳しい中で信じ難いことである。
習近平中国国家主席の共産党総書記の任期の関係から、台湾有事が令和9(2027)年までにあるかもしれないと危惧されていることを忘れたのか。
「台湾有事は日本有事」
と言われる。
今回の衆院選で選ばれる議員と彼らが指名する首相は、台湾有事を抑止するため働き抜かねばならない。
もし有事になれば、先頭に立って国家国民を守り抜く重責を担う。
有権者はそれに相応しい議員を選ばなければなるまい。
全ての政党と候補者は現下の国際情勢に対する認識と、今後起こり得る危機の抑止と対処の具体策を語るべきだ。
野党第一党の立憲民主党の安全保障に関する姿勢は、極めて危うい。
日米同盟の抑止力を格段に高めた集団的自衛権の限定行使の容認を
「憲法違反」
とする立場だからだ。
立民の衆院選公約は、限定行使を認める安保関連法について
「違憲部分を廃止する」
という従来方針を踏襲した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の辺野古移設工事は
「中止」
すると明記した。
この政策のまま政権をとれば日米同盟は空洞化する。
旧民主党の鳩山由紀夫政権が同盟の危機を招いた二の舞いとなるだろう。
これも分からない立民の野田佳彦代表に果たして政権担当能力があるだろうか。
■立民は政権枠組み示せ
立民は、衆院選での与党過半数割れや政権交代の実現を叫んでいる。
にもかかわらず、この目標を達成した時の新たな政権の枠組みを示していないのはおかしい。
これでは有権者の判断材料が揃わない。
目指す政権の枠組みを曖昧にして選挙区調整だけに走るとすれば、議会制民主主義の軽視となる。
選挙戦で聞きたいテーマの1つが、国の根幹に関わる憲法改正だ。
日本国民の多数が自衛隊を認め、期待する時代になった。
ところが多くの憲法学者は自衛隊違憲論を唱えている。
このような異様な状態は改めたい。
憲法への自衛隊明記は改憲に前向きな各党で意見集約が進んでおり、是非早期に実現したい。
改正のゴールは
「戦力不保持」
を定めた第9条2項の削除と軍の規定の創設だ。
そうなって初めて世界の他の民主主義国と同様に国民を守る体制が整う。
首都直下地震、南海トラフの巨大地震などの大規模災害や有事への懸念が高まる中、緊急政令を含む緊急事態条項の創設も急務である。
各党が論じるべき政策課題は他にもある。
物価高に負けない持続的な賃上げによるデフレからの完全脱却、原発を含むエネルギーの在り方、少子高齢化を背景にした人口減少などだ。
国民受けする政策だけでなく
「痛み」
を伴う改革にも真摯に向き合わなければならない。
言行不一致は国民の不信を招く。
各党、各候補者は誠実に言葉を紡いでほしい。

<主張>代表質問 安全保障の論議不十分だ
社説
2024/10/9 5:00
https://www.sankei.com/article/20241009-N3ZCWLPEKJIFNBCCPHJ3MP7ZMA/
石破茂首相の所信表明演説への国会の代表質問が終わった。
政権選択選挙である衆院選を前にした国会である。
「政治とカネ」
を巡る問題が盛んに議論された。
その一方で、日本の独立と繁栄の基盤となる安全保障の論議が深まらなかったのは残念だ。
自民党議員は中国軍の領空侵犯や領海侵入、空母「遼寧」の接続水域航行、ロシア軍の領空侵犯を取り上げ、小野寺五典政調会長は
「国民の命と暮らし、領土・領海・領空を守り抜く」
ことを求めた。
日本維新の会の馬場伸幸代表は台湾有事について質した。
首相が最近の著書で
「『台湾有事、即日本有事』となる可能性は相当低い」
と指摘しているからだ。
馬場氏は
「対中抑止力や国民の国防意識を削ぐことになる」
と懸念を示した。
首相は
「仮定の質問に答えるのは差し控える」
とした上で
「台湾海峡の平和と安定は国際社会の安定にとっても重要だ」
と指摘した。
国防の決意と具体策をもっと語る必要がある。
物足りなかったのは野党第一党の立憲民主党である。
野田佳彦代表が首相のアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想に関し
「日米同盟の抑止力に疑念があると思われかねない」
「非現実的ではないか」
と疑問を呈したのは妥当である。
だが、立民として日本をどう守るつもりかを語らなかった。
対中認識を含む現下の国際情勢に対する見方も示さなかった。
田名部匡代参院幹事長はロシアに侵略されたウクライナで、なぜ抑止力が効かなかったのかを質した。
ウクライナ問題を論ずるのではなく、アジア版NATOを巡る首相の言行不一致を引き出したかっただけのようだ。
安保政策を十分語らずに政権交代を迫っても、説得力は感じられない。
憲法改正については自民、立民、維新などが質問した。
首相は緊急事態条項の創設や自衛隊明記について、自民内の議論を
「後戻りさせることなく、前に進めていく決意だ」
と語った。
同時に、任期中に国会への発議を実現したいとし、憲法審査会で議論を深めるよう求めた。
ただ、それだけでは足りない。
首相や憲法改正に前向きな政党は、どの項目をいつまでに条文化したいのかを明らかにすることも重要である。

<主張>中東の戦火拡大 なぜNSCを開かぬのか
社説
2024/10/3 5:00
https://www.sankei.com/article/20241003-4YRNMLACHBI6FNK2GDIOJIQ5N4/
石破茂首相に問いたい。
なぜ国家安全保障会議(NSC)を開催しないのか。
中東の戦火が拡大しているからである。
イスラエルがレバノンの首都ベイルートにある親イラン民兵組織ヒズボラの本部を空爆し指導者ナスララ師を殺害した。
ヒズボラの脅威を除こうとイスラエル軍はレバノン南部へ侵攻した。
ヒズボラの後ろ盾であるイランは報復と称しイスラエルに向けて大規模な弾道ミサイル攻撃を行った。
米英両軍などが協力して迎撃したが一部が着弾し、被害が出た。
イランの対イスラエル直接攻撃は4月以来だ。
どちらも中東有数の軍事大国だ。
双方に自制を求めたい。
ただし事態がエスカレートすれば
「第5次中東戦争」
になりかねない。
日本や世界のエネルギー供給にとっても、経済情勢にとっても、何より中東地域の邦人の安全にとっても、看過できない緊迫した状況である。
日本は一連の事態を遠い地域の出来事と見做すのではなく、自らの問題と捉え、対応しなければならない。
石破首相は2日、イランの弾道ミサイル攻撃を非難し
「全面戦争に拡大しないように(米国などと)連携を取りたい」
と述べた。
そうであるならば、石破首相は、NSCの4大臣会合などを開き、邦人保護や万一の際のエネルギー需給、イスラエル、イラン双方への働きかけについて協議すべきである。
国家安全保障局や外務省の幹部と面会したが、それだけでは足りない。
NSCを開催すれば、日本企業や現地の邦人に対応を促すシグナルにもなる。
石破首相が自民党総裁に当選した9月27日に、岸田文雄内閣の木原稔防衛相はレバノンからの邦人退避に備え、航空自衛隊のC2輸送機を近隣のヨルダンとギリシャへ派遣する命令を発した。
レバノンには約50人の邦人が滞在している。
政権末期でも邦人保護へ動いた岸田政権の対応は妥当だ。
退避では韓国との相互協力も進めたい。
ただし、レバノンからの邦人退避の備えは日本が為すべき対応の一部に過ぎない。
戦火が一気に拡大しかねない時代だ。
危機は政権交代の事情など勘案しない。
石破首相には内閣発足直後であろうと国民を守り抜いてほしい。

<主張>自民総裁に石破氏 保守の精神踏まえ前進を 外交安保政策の継承が重要だ
社説
2024/9/28 5:00
https://www.sankei.com/article/20240928-ZQWPFHRUFBPALP3NUGABOBDVAI/
自民党総裁選で、石破茂元幹事長が高市早苗経済安全保障担当相を決選投票で破り、新総裁に選出された。
10月1日召集の臨時国会で首相に指名され、宮中での認証式などを経て、石破内閣が発足する見通しだ。
石破氏は当選後、
「安全安心な国にするため全身全霊を尽くしたい」
と語った。
ほとんどの派閥が解散を決めたこともあって史上最多の9人が立候補し、激しい総裁選となった。
石破氏は1回目の投票で高市氏に次ぐ2位だった。
決選投票の票差は21票で、党内基盤は強いとは言えない。
■「挙党態勢」が問われる
政治とカネの問題で自民をみる有権者の目は依然として厳しい。
石破氏と自民は挙党態勢で国政運営に当たる必要がある。
党役員や閣僚の人事は適材適所の観点で、総裁選のライバル候補を含め起用すべきだ。
党所属国会議員は結束して新総裁を支えてもらいたい。
石破氏と自民に求めたいのは保守の精神を尊重、堅持することだ。
自民は党綱領で
「日本らしい日本の確立」
を謳い、自らを
「保守政党」
と位置付けている。
この基本線から外れるべきではない。
総裁選で論じられた選択的夫婦別姓の導入は見送るべきである。
石破氏は前向きな姿勢を示してきたが、保守政党が取り組む課題ではない。
家族や社会の根幹に関わる話だ。
片方の親と子の
「強制的親子別姓」
を意味し、戸籍制度も揺らぐ。
個人の自由の問題とは言えず、自民どころか社会の分断を招きかねない。
旧姓使用の充実で対応してもらいたい。
国家と国民を守り抜く外交安全保障は政治リーダーにとって最も重要な責務だ。
安倍晋三元首相は
「自由で開かれたインド太平洋」
構想を国際社会に示し、限定的ながら集団的自衛権の行使容認を実現した。
菅義偉前首相は米国と共に
「台湾海峡の平和と安定の重要性」
を打ち出した。
岸田文雄首相は5年間の防衛費43兆円、反撃能力の保有を決め、防衛力の抜本的強化を開始した。
石破氏は安倍氏以降の外交安全保障を確実に継承し、発展させなければならない。
中国やロシア、北朝鮮といった核武装した専制国家の脅威をどう捉えているかを語ってほしい。
ウクライナ支援の継続も重要だ。
心配なのは、石破氏がアジア版NATO(北大西洋条約機構)の具体化に意欲を示した点だ。
創設には憲法問題の解決や各国との比較的長期の交渉などに相当の年月と大きな政治エネルギーを要する。
数年先の発生も懸念される台湾有事の抑止を優先すべきではないか。
日米同盟の対処力と抑止力の強化も欠かせない。
■男系の皇統を守り抜け
北朝鮮による日本人拉致問題の解決も急がれる。
石破氏は
「東京と平壌に連絡事務所を開設して交渉の足掛かりとする」
と唱えてきた。
家族会は時間稼ぎに利用されるだけだと懸念している。
まず、家族会などと真剣に語り合ってほしい。
千年、二千年の視野で日本を守るため、安定的な皇位継承策を確立すべきである。
自民は、男系(父系)による継承を堅持する内容の岸田内閣の報告書に賛同する立場だ。
石破氏は総裁選でこの党の方針に従うと表明した点を強調しておきたい。
自民は来年、結党70年を迎える。
憲法改正は党是であり、改憲原案の条文化を臨時国会中に完成させるべきだ。
憲法への自衛隊明記は最優先だ。
首都直下地震などの大規模災害や日本有事への懸念が高まっている。
緊急政令を含む緊急事態条項創設も急務である。
自民総裁として与党公明党の説得にも努める必要がある。
日本が抱える課題は他にもある。
物価高を上回る持続的な賃上げを確実なものとし、デフレからの完全脱却を目指してもらいたい。
少子高齢化を背景にした人口減少への対策や社会保障制度改革も欠かせない。
政治とカネの対応は引き続き重要だ。
パーティー収入不記載事件の再発防止と政治資金の透明性確保を確実にしたい。
信頼を取り戻さなければ、政策は遂行できまい。
早期の衆院解散・総選挙が取り沙汰されている。
臨時国会では所信表明演説で国家観と政策の全体像を披露すると共に質疑にも応じ、国民に投票の判断材料を示すべきである。

川口クルド人問題、突如衆院選争点に浮上「私におまかせを」埼玉2区、全く触れない候補も
「移民」と日本人
2024/10/16 12:10
https://www.sankei.com/article/20241016-M2LPK63JJZLGHB5FX4XFJEJGOQ/?outputType=theme_election2024
27日投開票の衆院選埼玉2区は、トルコの少数民族クルド人と地域住民との軋轢が表面化している川口市の大部分が選挙区だ。
「地元国会議員が動いてくれない」
との指摘も出る中、今回の選挙では突如、争点に浮上。
公示日の15日、JR川口駅前では
「クルド人問題を解決する」
と公約する候補も現れた。
川口は外国人問題で有名になった
「ルール違反の外国人問題、おまかせください!」
日本維新の会前職の高橋英明氏(61)陣営の選挙カーから、運動員の女性がこう呼び掛けた。
前回は比例復活で初当選。
今年2月の衆院予算委ではクルド人を念頭に地元の外国人問題を取り上げ、当時の岸田文雄首相に対応を求めた。
選挙カーの上でマイクを握った高橋氏は経済再生などを訴えた後、クルド人らも混じる通行人に向かって
「この川口は外国人問題で全国的に有名になってしまった」
と切り出した。
「ルールを守らない外国人は一旦国に帰ってもらって、きちんとした在留資格で来てもらう」
「支援団体もそういうことを手助けすべきだ」
と指摘し、警察官の増員などを訴えた。
■この機会だから申し上げる
9選を目指す自民前職で前経済再生相の新藤義孝氏(66)は、選対本部長に奥ノ木信夫市長を迎え、駅前広場に自民、公明両党の県議や市議ら約25人を集めて出陣式。
150人以上の聴衆に向かって経済再生などを論じた後、
「もう1つ大事なことは治安の確保だ」
と地元の課題に話題を転じた。
「いわゆるクルド人問題」
「この機会だから申し上げるが、難民認定申請を繰り返し、10年も20年も川口にいる人たちが増えてしまった」
と、自身の選挙で初めてクルド人問題を明確に取り上げた。
新藤氏は自身の政策チラシにも
「クルド人問題の解決」
と明記。
この日の演説で、6月施行の改正入管難民法で難民申請中の強制送還停止が原則2回までに制限されたことについて
「法改正まで5年かかった」
と実績として触れ、
「ルールを守ってこその共生だ」
「川口をあやふやな出入り自由の街にはさせられない」
と声を張り上げた。
■なぜ外国人問題に触れるのか
一方、共産新人で元県議の奥田智子氏(55)は川口駅頭で第一声を上げたが、約13分間の演説で外国人問題に触れることはなかった。
演説後、奥田氏になぜ触れなかったか尋ねたところ、
「逆に聞くが、なぜ触れるのか」
「演説の内容は私が選べる」
「触れない理由は敢えて言わない」。
地元のクルド人問題への対応については
「国の政治が悪すぎる」
「それに尽きる」
と入管政策を批判した。
立民新人で歯科医師の松浦玄嗣(もとつぐ)氏(52)も川口駅前での出陣式では外国人問題について言及しなかったが、配布した政策チラシに
「外国人労働者の処遇に明確な法整備を求める」
と掲げた。
取材に応じた松浦氏は
「外国人を労働者としてなし崩し的に受け入れるから問題になる」
「川口で起きていることは10年後、20年後、必ず国全体の問題になる」
「外国人を移民として受け入れるのか、鎖国するのか、ロボットやAIに頼るのか、政治家は国民と議論しなければならない」
と語った。
■早く目に見える成果を
この他、埼玉2区には諸派新人で不動産会社社長の津村大作氏(50)が立候補。
7月の東京都知事選にも出馬した津村氏は今回、強制送還を拒む不法滞在者の入管施設への収容を一時的に解く
「仮放免制度」
の廃止を訴えている。
クルド人の危険運転などに困っているという地元の男性会社員は
「選挙で取り上げられるようになったのは一歩前進だが、市民の間ではまだまだ『政治家は何もしてくれない』との思いが強い」
「早く目に見える成果を挙げてほしい」
と話していた。
▽埼玉2区立候補者(届け出順)
奥田 智子55元県議 共新
高橋 英明61党県代表 維前
新藤 義孝66前経済再生相 自前
津村 大作50会社社長 諸新
松浦 玄嗣52医療法人役員 立新


[18初期非表示理由]:担当:スレと関係が薄い長文多数のため全部処理。自分でスレを建てて好きな事を投稿してください

34. わ寺ソーカ基督教門徒[-591] gu2Om4NcgVuDSoruk8KLs5blk2s 2024年10月17日 13:26:54 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2462] 報告
>>32

>自民、公明、共産、れいわが揃って祝杯をあげている風景

ブルームバーグの報道は?

https://news.yahoo.co.jp/articles/3a2e15af069b2dc18e374d635d5a412358854c7c
>(ブルームバーグ)10/17(木) 11:23 自民苦戦も与党で過半数確保か、立民に勢い

>政治評論家の田村重信氏は「与党で過半数を取れるかどうかが石破内閣の大きな試金石だ」との見方を示した。

>高市早苗元政調会長は公示翌日の16日、旧安倍派で非公認や重複不可となった前職の選挙区に入り、支持を訴えた。

???

https://www.youtube.com/watch?v=xbjRZepWxyQ
>【初音ミク】讃美歌338番 新聖歌385番 「主よおわりまで」フルコーラス

35. 銀の荼毘[734] i@KCzOS2lPk 2024年10月17日 14:34:09 : D74lFaoRgE : bmhFOFZEelgwMGc=[5] 報告

まあ,日本は(政党法)の設置から始め,(政党の定義)を定めて,その後じゃないと🟰暴力団の合縦・連衡とかと何も変わらず,とてもとても,政党の協定という実体にならないだろう。


阿修羅民の投稿を見てると↗︎自民党は下野しても(与党),立憲は政権取っても(野党)←こう言ってるような気がする。

36. カミー[1175] g0qDfoFb 2024年10月17日 15:15:03 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1900] 報告
>>31
大阪5区維新も力を入れているようですが、大石さんでよろしくお願いします。
37. 秘密のアッコちゃん[756] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月17日 18:46:16 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[321] 報告
<■302行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
事故現場の「証拠」映像、沖縄県議会で玉城知事支持派が閲覧拒否 辺野古抗議事故
動画
2024/10/17 18:00
https://www.sankei.com/article/20241017-HVMQQ74AJRLYFOPVQKDO356KQU/
※産経新聞が入手した事故現場の映像。プライバシー保護のため一部加工しています
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が2024年6月、ダンプカーに巻き込まれて死亡した事故を巡り、現場の安全対策を検討している沖縄県議会の土木環境委員会で、玉城デニー知事を支持する県政与党会派が事故当時の状況を捉えたカメラ映像の閲覧を拒否したことが明らかになった。
保守系の県議からは
「県民の不信を招きかねない」
との声が上がっている。
事故は2024年6月28日、辺野古移設工事に使う土砂を搬出する名護市安和(あわ)の桟橋前の路上で発生。
桟橋から左折して国道に出ようとしたダンプカーが、同市の男性警備員=当時(47)=と抗議活動中の70代の女性に衝突。
警備員は死亡し、女性は重傷を負った。
産経新聞が政府関係者から入手した映像には、別の抗議者に対応していた警備員の後方から足早に近づいてきた女性が、国道に向かって徐行するダンプカーの前に出る様子が映っていた。
議会事務局によると、カメラ映像は2024年10月11日午後、土木環境委員会で非公開で閲覧された。
閲覧した委員によると、産経新聞が入手した映像と同様とみられる。
ただ12人の委員のうち玉城知事を支持する県政与党会派の委員が閲覧を拒否して退席。
残る7人で閲覧した。
閲覧した県議は2024年10月17日、産経新聞の取材に応じ
「誰がどう見ても動いているダンプカーの前に女性が行っており、危険な行為に感じた」
「今後はこうした抗議の在り方も見直すべきだ」
と話し、
「事実関係を調査するための映像をなぜ見ないのか」
などと疑問視した。

<独自>辺野古抗議活動制止警備員死亡 事故映像を入手 11日に県議会で映像確認へ
2024/10/10 18:56
https://www.sankei.com/article/20241010-OGYWEUDQPZOIXPYAULZWOOPFDY/
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が6月、ダンプカーに巻き込まれて死亡した事故で、現場付近に設置されたカメラに事故に至る状況が映っていることが10日、明らかになった。
産経新聞が関係者からカメラ映像を入手し、確認した。
県議会は11日、土木環境委員会で委員がこの映像を閲覧する方針。
事故は6月28日、辺野古移設工事に使う土砂を搬出する名護市安和(あわ)の桟橋前の路上で起きた。
桟橋から左折して国道に出ようとしたダンプカーが、同市の男性警備員=当時(47)=と抗議活動中の70代の女性に衝突。
警備員は死亡し、女性は重傷を負った。
映像や関係者らによると、死亡した警備員は当初、重傷を負った女性とは別の抗議者に対し、路上で対応していた。
警備員は、この抗議者を歩道に誘導したが、歩道後方から足早に近づいてきた女性が警備員と抗議者の間をすり抜け、徐行しながら国道に向かうダンプカーの前に出る様子が映像に残されていた。
警備員は女性を制止しようと、ダンプカーと女性の間に割って入る形となり、そのままダンプカーの左前面に衝突。
10秒ほどの出来事だった。
関係者は
「明らかに女性は警備員の制止を無視して飛び出している」
「警備員は女性を庇うような形でダンプカーに巻き込まれた」
と証言した。
県警はカメラ映像の解析を進め、詳しい事故原因を調べている。
一方、事故現場で牛歩による抗議活動をしてきた市民団体のメンバーによると、重傷を負った女性は
「敢えて飛び出したわけではない」
と説明。
この市民団体と連携する「オール沖縄会議」は7月、2人がダンプカーに巻き込まれたのは
「車両乗入部」
と呼ばれる歩道部分で、
「あくまでも歩行者の通行が優先される場所」
だったと主張する資料を公表していた。

■遺族「精神的に辛い」
事故現場となった辺野古移設工事に使う土砂の搬出港周辺では、移設に反対する市民団体のメンバーらがダンプカーの前をゆっくりと横断して抗議する
「牛歩戦術」
が続けられてきた。
今回明らかになった映像によって、抗議者の女性がダンプカーの前に飛び出した可能性が高まった。
これまで抗議者側は、女性は飛び出したわけではないとの姿勢を崩さず、
「安全に配慮した抗議運動」
を尊重すべきだとも主張していた。
また、骨を折る重傷を負った女性が
「骨は折れても心は折れない」
との言葉を残し、
「市民」
らが勇気づけられたとする地元報道もある。
こうした状況に、警備員の遺族は
「今までで一番憤りを感じる記事だった」
「本当に本当に許せないし、とても辛い」
と心を痛めていたとされる。
今月4日の県議会の一般質問で、遺族の
「思い」
を読み上げた自民党の島袋大県議によると、警備員の妻は
「報道や交流サイト(SNS)では被害者(の女性)に非はなく、非があるのは強引な警備などではないかとの誹謗中傷がほとんど」
と振り返り、
「妨害行為が問題ないことにされ、家族の死がなかったことのように扱われた」
「精神的に辛く、心を痛めていた」
と伝えてきたという。
映像には、徐行するダンプカーに近づく女性と、女性を庇うように制止しようとする警備員の姿が映っており、抗議者側の
「主張」
は崩れつつある。

辺野古ダンプ事故現場の路上で防衛局職員に暴行、抗議活動の76歳男を逮捕 沖縄県警
2024/9/27 17:22
https://www.sankei.com/article/20240927-2MAP7Z24HRODTKPGQUDQCDMDSE/
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が死亡する事故のあった現場付近で26日、防衛省沖縄防衛局の職員が抗議活動中の男から暴行を受ける事件があったことが分かった。
県警名護署は同日、暴行容疑で抗議活動をしていた無職の男(76)=同県北中城(きたなかぐすく)村=を現行犯逮捕した。
男の逮捕容疑は26日正午ごろ、名護市安和(あわ)の土砂搬出港「安和桟橋」の出口ゲート付近の路上で、沖縄防衛局の男性職員(54)の胸を両手で押して転倒させたとしている。
現場にいた警察官が暴行を現認し、約1時間後に逮捕した。
捜査関係者によると、逮捕された男は当時、辺野古移設に向けた土砂の搬出に抗議していたという。
現場付近では今年6月28日、抗議活動をしていた女性を制止した名護市の男性警備員=当時(47)=が左折したダンプカーに巻き込まれ、死亡する事故が起きていた。

辺野古ダンプ事故「原因が市民活動にあるかのような印象与えた」 オール沖縄が県警に指摘
2024/9/19 15:52
https://www.sankei.com/article/20240919-PFAF6YA4MJKJXHWIO7JO3CVPZU/
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が死亡し、女性が重傷を負った事故を巡り、玉城デニー知事を支持する「オール沖縄会議」と県選出の国政野党国会議員でつくる「うりずんの会」は19日、県公安委員会に対し、苦情申立書を提出したと明らかにした。申し立ては5日付。
苦情申立書によると、県警本部で8月30日、抗議活動の排除や妨害を行わないよう求める要請書を提出しようとした際、椅子やテーブルのない
「倉庫内」
で受け取ると指示され、提出を断念せざるを得なかったという。
県警の対応について、
「県民を愚弄する行為だ」
と抗議している。
要請書では
「県警は『違法行為がなかったかも含め慎重に調べを進める方針』などといった一方的な情報を報道機関に流布した」
と指摘しており、
「事故の原因が(重傷を負った)女性ら市民活動にあるかのような印象を与え、SNSその他のウェブサイトで威圧的な発信が繰り返されている」
と訴えていた。
名護市の安和(あわ)桟橋では8月22日から土砂の運搬作業が再開された。
事故現場には多数の警備員が配置され、オレンジ色のネットを広げて抗議者がダンプカーの前に出ないようにしている。

辺野古ダンプ事故で中止の土砂運搬作業が再開 「対策講じた」と防衛局
2024/8/22 9:58
https://www.sankei.com/article/20240822-TH5U33E4VRMH5IZV6ZNJ5P5BKE/
沖縄県名護市安和(あわ)の国道で6月、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に対する抗議活動をしていた女性が怪我をし、警備中の男性が死亡した事故を受け、政府が中止した埋め立て用土砂の運搬作業が22日、名護市で再開された。
県によると、防衛省沖縄防衛局から21日に
「対策を講じた上で再開する」
と連絡があった。
県側は、事故の原因究明や再発防止が済むまで作業を再開しないよう求めており、玉城デニー知事は21日午後、
「作業再開は誠に遺憾」
と批判していた。
事故は6月28日に名護市安和の国道で発生。
土砂の搬出に抗議するため車道に出た女性と、制止しようとした男性警備員がダンプに巻き込まれた。
警備員が死亡し、女性は重傷を負った。

辺野古ダンプ事故 沖縄・玉城知事宛に防衛局が異例の要請「妨害行為で警備員にも危険」
2024/8/15 17:42
https://www.sankei.com/article/20240815-J6JMDGWK6ZN4NAHKM2YC6OVI5M/
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が死亡した事故で、防衛省沖縄防衛局は15日、ガードレール設置などの安全対策や
「妨害者」
への注意・警告の実施を求める玉城デニー知事宛の要請文書を提出した。
防衛局によるこうした要請は極めて異例とみられる。
土砂の搬出港付近では市民団体のメンバーがプラカードを持ってダンプカーの前をゆっくりと横断し、牛歩戦術で土砂の搬入を遅らせようとする抗議活動を続けてきた。
事故について要請文書は
「警備員の制止を聞かず、左折して出ようとする進行中のトラックの前方車道上に(抗議者が)出たことから、制止し続けた警備員がお亡くなりになる事態になった」
とし、
「妨害行為により警備員にも危険が及ぶ事態は重大だ」
と指摘した。
港湾を利用する事業者側が県に
「抗議者が事故に巻き込まれないようガードレールを設置してほしい」
と何度も要請し、玉城知事も把握していたが、県が
「歩行者の横断を制限することになる」
として認めてこなかったことも判明している。
要請文書は
「県の対応が不十分であることは妨害行為が継続していることからも明らかだ」
と強調し、道路や港湾施設の管理者として県が可能な措置を速やかに講じるよう求めている。

辺野古ダンプ事故 「産経新聞はでっち上げ!」への反駁
【沖縄考】(47) 那覇支局長・大竹直樹
2024/8/14 9:00
https://www.sankei.com/article/20240814-MVQJ6M5JPJJ2LOMMJEZ6TZX6SI/
《即、工事断念! もうこれ以上、犠牲者を出すな!》。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が死亡する事故が起きた同市安和(あわ)の現場。
供花の前には7月22日、こう大書きされた横断幕が揺れ、プラカードを持った人が集まっていた。
「産経新聞はでっち上げ!」。
サングラスをした女性が拡声器で叫んだ。
女性が事故に関する本紙報道を批判していることは容易に見当がついた。
とすれば、記事を書いたのは筆者だが、事実と異なることを書いた覚えはない。
女性に近づき、何がでっち上げなのか問うと
「産経新聞は『車道に飛び出した市民』(と書いた)。ここが間違え。でたらめ」
という。
「産経新聞は『飛び出した』と書いていましたか」
「と、思います」
「『思う』で、でっち上げといわれたら困ります」
女性の一言に、思わず色をなしてしまった。
念のため所属を尋ねると、
「普通の市民」
と名乗った。
普通の市民の方といえど、誤ったことをこのまま喧伝されてはかなわない。
1つずつ反駁させていただいた。
■さすがにアンフェアでは
この場を借りて、読者の皆さんにも説明させて頂きたい。
まず本紙は
「土砂搬入のダンプカーに抗議するため車道に出た女性を警備員(記事では実名)が止めに入り、その際、左折したダンプカーに2人とも巻き込まれたとみられている」
と報じた。
一方、地元メディアでは
「死亡した警備員が重傷を負った女性とは別の抗議者を制止したところ、重傷を負った女性がすり抜け、ダンプカーの前に飛び出そうとしたため急いで制止に入り巻き込まれた」
との報道もあった。
だが、少なくとも産経新聞は
「飛び出した」
とも
「すり抜けた」
とも報じていない。
そう指摘すると、女性は
「車道」
の記述も違うと、畳み掛けてきた。
「車道ではない」
とする主張の根拠は、玉城デニー知事を支持する
「オール沖縄会議」
が7月18日に公表した資料に詳しい。
弁護士立ち会いによる現地調査や被害者、目撃者らへの聞き取りの結果、重傷を負った女性と死亡した警備員が倒れていた場所は国道449号の車道部分だったが、2人がダンプカーに巻き込まれたのは、7.3メートル手前の
「車両乗入部」
と呼ばれる歩道部分だった、というのが
「オール沖縄」
側の主張だ。
2人が巻き込まれたのは
「あくまでも歩行者の通行が優先される場所」
で、
「警備員らはまずダンプを止めるべきだったのであり、市民らの歩行を制止したことは法的にも許されない」
と訴えている。
ただ、これまでの沖縄県警への取材で、2人が
「車両乗入部」
で巻き込まれたとの情報は得られていない。
「車両乗入部」
との説明を曲げて
「車道」
と表記したわけではない。
まして、本紙以外の複数の主要メディアも
「車道」
と報じている。
にもかかわらず、産経だけがやり玉に挙げられ、でっち上げとの誹りを受けるのは、さすがにアンフェアではないか。
■「あなたは沖縄県民を殺してしまった責任者」
事故の続報が産経以外のメディアで取り上げられる機会は少ないが、沖縄県議会では俎上に載っている。
自民党会派は、港湾を利用する事業者側が道路を管理する県に
「抗議者が事故に巻き込まれないようガードレールを設置してほしい」
と何度も要請していた事実を問題視。
玉城知事もこうした要請を把握していたとして議会で追及した。
事業者側は自ら費用負担するので設置させてほしいと申し出ていたのに、県は
「歩行者の横断を制限することになる」
と、頑として認めなかったというのだから、玉城県政の不作為と言われても仕方ないだろう。
「オール沖縄会議」
は今月2日、防衛省沖縄防衛局に対し、原因究明と安全対策が整うまで全工事の中止を求める要請書を提出し、
「抗議運動に参加している市民には非難されるべき事情は全くない」
と訴えた。
オール沖縄の幹部は防衛局長に
「あなたは沖縄県民を1人殺してしまった責任者だ」
と罵った。
この様子を報じた産経ニュース転載のヤフーニュース記事には500件以上のコメントが寄せられたが、事故を招いた抗議活動に対する批判が多かった。
捏造は慣用読みで、本来は
「でつぞう」
と読む。
でっち上げは漢字で書けば
「捏ち上げ」。
捏(こ)ねるという意味の
「捏(で)つ」
に由来するという。
死角の多い大きなダンプカーの前をわざとゆっくり歩く。
その抗議手法を省みることなく理屈を捏ね、自らの活動の正当性を主張しているように感じた。
抗議運動に携わる方は是非、世間がどのように受け止めているのか。
ヤフーニュースのコメントやSNSなどの反応を見てほしい。

辺野古移設反対派の理不尽な抗議に屈するな。
辺野古移設反対派の理不尽な抗議に屈しているようでは、屈している側も信用できない。
そんなことでは保守派から見限られる。

<主張>辺野古ダンプ事故 危険な抗議活動をやめよ
社説
2024/7/11 5:00
https://www.sankei.com/article/20240711-VUIXRIOQYVOAHN4XDGTBXO6Y4U/
沖縄県や県警が適切に対応していたら、防げた事故だったのではないか。
同県名護市安和(あわ)の国道で2024年6月、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議する女性と警備員の男性がダンプカーにひかれ、男性が死亡する事故が起きた。
女性は足を骨折した。
現場では数年前から、辺野古移設工事に使う土砂を運搬するダンプカーの前を反対派がゆっくりと歩いて妨害する抗議活動が行われていた。
車道に出た女性を警備員の男性が制止しようとして、左折中のダンプカーに巻き込まれたとみられる。
何に抗議するのも自由だが、危険な行為は許されない。
事故を招くような抗議活動は即刻やめるべきだ。
玉城デニー知事は事故について、
「県民の安全に責任を持つ者として極めて遺憾だ」
と述べた。
その上で沖縄防衛局に対し、安全対策が十分講じられるまで土砂の運搬作業を中止すべきとの考えを示した。
作業は2024年7月10日現在、中断している。
これはおかしい。
ダンプカーの前をわざとゆっくり歩くという、極めて危険な行為を道路上で繰り返しているのは反対派の方だ。
抗議はほぼ連日行われ、ダンプカーの渋滞も起きていた。
危険な行為を放置せず、交通の安全と秩序を取り戻すのは行政と警察の責任だろう。
県は2023年2月、同様の抗議活動が行われている辺野古移設の土砂搬入の港湾施設に、注意喚起の看板を設置した。
大型車両の往来を妨害する行為は県港湾管理条例の禁止行為に当たるとし、
「警告」
する内容だ。
ところが、反対派の猛烈な反発を受けて2023年5月に撤去してしまった。
理不尽な抗議に屈し、危険を黙認したことに他ならない。
県警も、十分な取り締まりを行ってこなかった。
県内では、自衛隊駐屯地に武器などを搬入する際に一部の活動家らが道路にしゃがんだり寝転んだりして妨害する行為が繰り返されてきた。
県警が道路交通法の禁止行為に当たるとして排除することもあるが、県内の一部メディアは
「強制排除」
と批判的に報じていた。
今回の事故で警備員は、反対派の危険な行為を制止しようとして犠牲になった。
悲劇を繰り返してはならない。

事故現場、再三のガードレール設置要請も沖縄県認めず 玉城知事も把握 辺野古ダンプ事故
2024/7/10 16:25
https://www.sankei.com/article/20240710-KE7OGDNCAJJDVJLVRFMFKJJZWI/
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が死亡した事故で、港湾を利用する事業者側が県に対し、
「抗議者が事故に巻き込まれないようガードレールを設置してほしい」
と何度も要請していたことが2024年7月10日、分かった。
玉城デニー知事もこうした要請を把握していた。
事業者側は自ら費用を負担するので設置させてほしいとも申し出たが、県は
「歩行者の横断を制限することになる」
として認めなかった。
一方、牛歩による抗議活動が行われてきた本部港塩川地区(本部町)に設置されていた
「大型車両の往来を妨害する行為」
が県条例の禁止行為に該当すると明記した警告看板は市民の要請を受け、設置から約2カ月半後に撤去していたことも明らかになった。
いずれも同日の県議会本会議で、自民党の島袋大議員の代表質問に、県土木建築部の前川智宏部長が答えた。
県北部土木事務所などによると、牛歩による抗議活動が行われてきた名護市安和(あわ)の国道では令和4年12月以降、事業者側から何度もガードレールの設置を求める要請があった。
事業者側からは費用を負担するのでガードパイプを設置させてほしいという要請もあった。
だが、県は
「歩道であることからガードレールを設置する予定はない」
「事業者によるガードパイプの設置は歩行者の横断を制限することになる」
として認めなかった。
県は2023年2月17日、隣接する本部町の本部港塩川地区に
「大型車両の往来を妨害する行為」
などについて、県港湾管理条例で定める禁止行為に該当する旨を明記した警告看板を2枚設置。
禁止行為を行った場合は
「条例に基づき過料を処することがある」
と警告した。
しかし、市民から
「なんで過料を科すのか」
などと
「厳しい意見」
が寄せられたといい、県は現場を確認した上で
「状況は危なくない」
と判断。
2023年5月2日に撤去したという。


[18初期非表示理由]:担当:スレと関係が薄い長文多数のため全部処理。自分でスレを建てて好きな事を投稿してください

38. 銀の荼毘[738] i@KCzOS2lPk 2024年10月17日 22:23:34 : ICa0PncFv2 : LzlJekVuMnBoQmc=[360] 報告

小選挙区に,候補者を立てない政党が→(別政党の〇〇に入れてください)←これは🟰公選法違反・投票先の指示※社会的関係の有る相手に行えば強要罪に当たり,やってはならないことだ。


最初から(比例は〇〇に入れてください)←そういう選挙活動だけにして🟰候補者擁立していない選挙に,干渉して良いわけがない。


そもそも選挙区が有るのに,候補者擁立できない←そういう規模で(国政政党)←いかがなものか?

39. 減らず口減らん坊[237] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2024年10月17日 23:21:37 : 02AqR48qCs : bXcxVEVMTWpOMWc=[236] 報告
この状況を作り出した小沢をまだ当てにしているとか、全く懲りてないのねwww
その小沢が押した野田が勝てるわきゃない
絶対に政権交代しないための野田代表なんだからw
それに、立民が与党になるには、自民党と連立政権やればいいってだけの事ヨ
小沢はその為に立民を乗っ取ったんだからな・・・当然の話だ
だから何度も言ってるだろう?
小沢だから悪なのではない、悪だから小沢なのだ、とね
まだ分ってないのかね・・・やれやれだわ
40. ボタンクサギ[231] g3uDXoOTg06DVINN 2024年10月18日 17:59:18 : 4WUf3IUh9E : V0k5NUdQVWszRzI=[431] 報告
<▽36行くらい>
自民党の窮地(裏金&増税メガネ)のタイミングで立憲トップが野田に代わり
その隣には小川という増税スパイが並んでいることは無視できないといえる。
消費税は生活、暮らしを破壊する、その役目を担っている政治家の一人が野田。
画像写真付き記事
「紙の爆弾」 藤原肇と本澤二郎の対談:暴走する”松下ホモ人脈”が日本を潰す!?
http://ichienyuugou.blog.fc2.com/blog-entry-4896.html
文字テキストのみの記事
CIAに喰われた野田政経塾内閣に日本は潰される!暴走する”松下ホモ人脈”
http://fujiwaraha01.web.fc2.com/fujiwara/article/kaminobakudan201204A.html

松下政経塾と稲盛財団のCSISとの結びつきは対米従属の牙城
https://ameblo.jp/ghostripon/entry-12090900472.html
財務省と財界が「野田総理」を待望する理由  ※2011年記事
https://facta.co.jp/article/201107061.html
立憲民主党の「増税コンビ」野田&小川氏 次期衆院選で脅威となるか 
 財務省が喜ぶ野党では政権の獲得はかなり難しい
https://www.zakzak.co.jp/article/20240928-XNHENJBADZPQZND37QTYSP3FL4/
立憲民主党の新代表に野田佳彦元首相!財務省との連携路線が強まる
 自民党総裁選で本命に浮上した石破茂氏にはさらなる追い風か
 将来的には消費税増税を旗印とした大連立の可能性も
https://samejimahiroshi.com/politics-noda20240924/
消費税25%、乃木神社参拝… 立憲民主党、問われる存在意義
https://parstoday.ir/ja/news/japan-i109646
立憲内でも原口一博氏は、消費税減税に否定的で代表戦に出たお二人、
野田と枝野には議員を辞めてもらった方がよいと対談で述べています。

選挙結果がどっちに転んでも増税政党ってことになっちまうのですね。

41. 多摩散じん[197] kb2WgI5VgraC8Q 2024年10月18日 23:56:10 : FDdfKQPOZ2 : Vy5FUG9EQzVJRE0=[55] 報告
>22 ボケ老人=楽老さんへ。

 多摩散人です。

立民、共産党への否定的評価は私も同意見です。

>山本太郎のいう本物の野党の結集が必要なのです。

>と言って《れいわ》が伸びるか?

>識者(評論家という名目で生活している輩)の予想では現状維持らしい。

>小選挙区での当選はゼロ予想。

>Dappiやj-nsc、日本会議が本当に恐れているのは山本太郎とれいわ新選組だと思う。

>だから、この掲示板でも山本太郎への誹謗中傷が酷い。

 今や、あなたが期待できるのは、せいぜい山本太郎だけ、それも、ほのかな期待だね。山本太郎は、左翼の先祖返りに過ぎないよ。

>その頃には私はあの世だが

 まだあなたをあの世には送りたくない。

 逝く前に、非武装中立の情念から阿修羅にばらまいた出鱈目の言説を全部自分で総括する仕事が残っていますよ。その典型が、フィリピン、台湾の安全保障問題です。

    

42. カレー王子[171] g0qDjIFbiaSOcQ 2024年10月20日 08:27:16 : ASybU2riQo : dWZqeTl1MVZBRlU=[3] 報告
進次郎の総裁選出馬をサポートしていたのも
ザイム省の増税部隊だから、選挙騒ぎの裏で
彼らは増税への戦略を練っているのでしょう。

選挙結果がどうなろうとも、ザイム省の天下。

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