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反自公市民と政治勢力の連帯
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2024年10月13日 植草一秀の『知られざる真実』
自民党に対する逆風が吹き荒れる選挙。
自民党は統一協会問題と裏金問題で国民の強い批判に晒されている。
総選挙での政権交代の危険が高まり、岸田氏は辞任を決断。
選挙に向けて党の顔を変え「刷新感」を打ち出すことを決めた。
新党首に石破茂氏が就任。
しかし、逆風は激烈だ。
本来は政権交代の気運が一気に高まる局面だが、そうはなっていない。
野党第一党の立憲民主党も凋落の一途を辿っている。
立憲民主党凋落の始動は2021年10月総選挙。
この選挙戦のさなかに枝野幸男氏が野党共闘を否定した。
共闘の対象は国民民主と連合だとした。
共産、社民、れいわは共闘の対象ではないと明言した。
これを契機に立憲民主党凋落が始動した。
この選挙で共産党との共闘を推進したから敗北したというのは事実に反している。
自公政治打破を希求する主権者は共産党を含む野党共闘を支援した。
立憲民主党は共産党の選挙協力に支えられて一気に野党第一党の地位に押し上げられた。
ところが、枝野氏はその功労者である共産党に対して共闘の対象ではないとした。
これを契機に野党共闘を支持する主権者が一斉に立憲民主党から離反した。
本ブログ、メルマガは、これを背景に立憲民主党が21年総選挙で敗北することを予測。
その通りの現実が生じた。
2021年11月2日付ブログ記事
「枝野立憲が大惨敗した本当の理由」
https://x.gd/d3rcl
11月1日付メルマガ記事
「立憲枝野代表の引責辞任不可避」
https://foomii.com/00050
立憲民主党が共産党との共闘を推し進めたために敗北したのではない。
真逆だ。
立憲民主党が共産党を含む野党共闘を否定したために惨敗したというのが真実である。
選挙戦のさなか、枝野幸男氏は次のように述べた。
「「野党共闘」というのは皆さんがいつもおっしゃっていますが、私の方からは使っていません。
あくまでも国民民主党さんと2党間で連合さんを含めて政策協定を結び、一体となって選挙を戦う」
共産党を含む野党共闘を否定して国民民主党、連合とだけ共闘する方針を明言した。
この路線明示で野党共闘支持の市民が一斉に離反し、立憲民主党は惨敗した。
21年総選挙敗北の責任により枝野氏は辞任。
後任代表に泉健太氏が就任したが、泉氏は反共路線をより尖鋭化させた。
その結果、22年7月参院選でさらなる大惨敗を喫した。
この延長線上に現在があることを忘れてはならない。
今回、立憲民主党代表に野田佳彦氏が就任した。
野田氏は「消費税増税を認めない」という最重要公約を踏みにじって消費税大増税法制定を強行し、民主党を分裂させた挙句、自爆解散で民主党を破壊した人物である。
この人物が登場して石破首相の公約違反を攻撃しても誰の心にも響かない。
この野田氏が反共路線を明確に打ち出して総選挙に臨んでいる。
共産党は立憲民主党が反共路線を鮮明に打ち出したことを受けて、多数の小選挙区に候補者を擁立する。
当然の対応と言える。
小選挙区制の下では権力に立ち向かう側が結束しなければ勝利は難しい。
自民党に逆風が吹き荒れて政権を奪取する最大チャンスだが、野党側がバラバラになれば選挙に勝利することは難しいだろう。
そもそも論を提示すれば、主権者にとって重要なのは「政策」であって「政局」ではない。
立憲民主党が提示する政策が自民とほぼ同一であることを踏まえれば、この政党を基軸に野党共闘を構築すること自体が難しい。
反自公の政策を共有する市民と政治勢力が連帯・共闘しなければならない。
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