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バカの限界を突破する進次郎に見る「天才」と「狂気」 適菜収「それでもバカとは戦え」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/360861
2024/09/20 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
天然か、それとも…(C)日刊ゲンダイ
明石家さんまが「天然ボケ」という言葉の由来について「あれは萩本欽一さんが、ジミー大西を突き放した言葉やったからね」と語っていた。萩本(欽ちゃん)は、ジミーを自身の番組に起用し、「このボケが意図的であればチャップリン以来の天才喜劇役者だ」と絶賛。それでジミーは欽ちゃんの楽屋に呼ばれたが、ジミーが帰った後、欽ちゃんはがっかりした表情で「天然だったね」とつぶやいたという。
私は小泉進次郎の発言が報道されるたびにこのエピソードを思い出す。進次郎はバカのふりをしている天才なのか、それとも天然のバカなのか。多くの人は後者だと思っているのだろうが、日々バカの限界を突破する進次郎は、ある種の天才かもしれない。
6日の出馬会見では「日本経済のダイナミズムを取り戻すために不可欠な労働市場改革の本丸である、解雇規制の見直しに挑みたい」と発言。これには進次郎の裏にいる菅義偉やその仲間の竹中平蔵も焦ったと思う。「言うのが早すぎるよ!」と。
総裁選の公開討論会では上川陽子から「来年のカナダのG7首脳会議で、総理としてどのようなメッセージを発信するのか」と質問されると「カナダのトルドー首相は就任時43歳。私も今43歳。総理就任同い年のトルドー首相と共に、G7の連携が更に深まる、そんなサミットにしていくことをお約束します」と発言。答えになっていないし、「同い年だから何?」という話。
しかしこれは進次郎の大切な持ちネタ。北朝鮮の拉致問題に関しても「総理になればトップ同士、(金正恩と)同世代だ」と発言。
議論どころか普通の会話が成り立たない。派閥問題、防衛増税問題……。案の定、あらゆるテーマでボロが出た。誰に吹きこまれたのか知らないが、いきなり言い出した憲法改正については、X(旧ツイッター)に妙ちくりんな動画を発表。そこには「私は、直接国民の皆さんの声が聞きたい」とあるが、コメント欄は制限されていた。芸が細かすぎる。これは狙ってできるものではない。
「別姓を選択したいという選択制。この選びたいという方に対して、選ぶ選択肢を増やす社会をつくる」という発言にも狂気を感じる。一体、何回選択するのか。面白いけど、国民にとっては笑いごとではない。
適菜収 作家
近著に「安倍晋三の正体」「ニッポンを蝕む全体主義」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も発行。本紙連載を書籍化した「それでもバカとは戦え」も好評発売中。6月28日には第2弾「続 それでもバカとは戦え」が発売予定。
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