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※2024年8月15日 日刊ゲンダイ3面
シャッポのすげ替えではどうにもならない 八方塞がりで再選出馬断念 絶望的な自民党の今後(下)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359124
2024/08/15 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
岸田が辞めて百花繚乱の総裁選をやれば、自民党が蘇るのか
百花繚乱(左から石破茂、小泉進次郎、小林鷹之3氏)/(C)日刊ゲンダイ
自民党議員は、シャッポをすげ替えれば「次期衆院選は盤石だ」と思っているらしいが、甘すぎるというものだ。百花繚乱の総裁選をやって「顔」を代えたくらいで、党の体質が変わると思っている国民はほとんどいないからだ。
いかに自民党が腐敗堕落しているか、象徴しているのが、裏金事件である。複数の逮捕者を出したにもかかわらず、全く反省していない。組織的に裏金をつくっていた安倍派幹部は政治倫理審査会で「知らぬ存ぜぬ」を繰り返し、説明せずに逃げ続けていた。
改正政治資金規正法を巡る議論でも、野党が厳格な改正案を出したのに、最後までゴネたのが自民党である。結局、使途公開義務がない「政策活動費」も、「企業・団体献金」も温存され、「政治資金パーティー」も全面禁止には至らなかった。裏金事件を根絶する上で肝要な3点セットは全て存続されたのだ。
リクルート事件を受けた30年前の「平成の政治改革」では、若手からベテランまで多くの議員が声を上げ、選挙制度の変更にまで至った。ところが、今回は誰も声を上げず、「政治とカネ」の温床になっている3点セットを見直そうともしなかったのだから、腐りきっているとしか言いようがない。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。
「第2次安倍政権以降、1強におごり高ぶり、自民党議員は『何をやっても許される』という感覚が染みついてしまったのでしょう。最近も自民党議員による秘書給与の詐取、裏金を原資とした違法な香典配布が発覚したばかりです。三十数年前、リクルート事件で退陣する竹下登首相の後任に推された伊東正義元外相は『本の表紙だけを替えても中身が変わらないと駄目だ』と、首相就任を固辞しましたが、これこそ『シャッポを替えれば……』と考えている今の自民党に向けられるべき言葉だと思います。中身を変えるだけの力があるとは思えませんが」
犯罪集団には解党しか道はない。
ロクでもない総裁選の候補者たちだが、目下の下馬評
石破は永田町で人気がないとはいえ…(C)日刊ゲンダイ
突然の退陣表明を受け、早速、自民党内は「ポスト岸田」に向けた動きが本格化している。
石破は14日、9月の総裁選への対応について「一緒にやろうという方がいれば、ぜひとも出馬したい」と、事実上、出馬を表明。
茂木も麻生と会食。出馬に向け対応を協議したとみられている。
他に出馬が取り沙汰されているのは、進次郎に小林、河野、高市経済安保相、上川外相といったところ。ただ、全員が出馬に必要な推薦人20人を確保できそうになく、実際に候補者として残るのは5人前後。総裁選は党員と国会議員に半分ずつ票が割り当てられるが、今回は乱立必至なだけに、1回目の投票で誰も過半数を取れず、国会議員と都道府県連代表だけが参加する決選投票にもつれ込む可能性がある。
軍事オタクにパワハラ男、中身ナシ──、ロクでもない連中ばかりだが、目下の下馬評はどうなっているのか。
“大本命”とみられているのは石破だ。大手メディアによる世論調査の「次の首相」の上位常連で、国民的な人気度はトップクラス。石破は党員票で優位に立つと目されているが、“アキレス腱”は国会議員からの支持が広がらないことだ。党内での人気が低く、20人の推薦人集めさえ苦労している状態である。頼りは、非主流派の“ドン”である菅とされてきたが、その菅も石破から離れつつあるという。
「菅さんの手中には小泉、石破、河野3氏の『小石河』カードがあるとされ、一時、石破さんを担ぐのではないか、とも取り沙汰されましたが、最近は石破さんの『い』の字すら口にしない。態度がハッキリしない石破さんを見限っている可能性があります」(菅に近い自民党議員)
その菅が担ぐ可能性が高いのが進次郎だ。党内では「選挙の顔」として期待する声も多い。ネックは、背後にチラつく森元首相の影だ。森が進次郎を担ごうと暗躍しているという。
「古い自民党の象徴である森さんの存在は明らかにマイナス。少しでも森さんを頼ってしまえば、進次郎さんは終わりだ」(閣僚経験者)
進次郎と並んで、にわかに注目度が上がっているのが小林である。高身長イケメンの超エリートながら、謙虚な姿勢が党内からの支持を集めている。背後にいるのが麻生派の甘利前幹事長だ。麻生本人のバックアップもあり得る。
「麻生さんは茂木さんと小林さんを両睨みしている状態です。麻生派には河野さんもいるから、最終的には票を分けるかもしれません」(官邸事情通)
マイナカード問題でミソをつけた河野と、国会議員からの信頼が薄い高市は出馬が厳しいとみられている。前出とは別の閣僚経験者が言う。
「キャリアや経験からいって、石破さんが順当だろう。永田町で人気がないというが、国民人気の高い石破さんを国会議員が支持しないとなると、ある意味、国民の声を無視したことになりかねない。国会議員票もトップに立つのは石破さんなのではないか」
誰が勝とうが腐敗堕落政党の体質は変わらないということを、国民は忘れてはいけない。
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