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自民党総裁選で安倍派分断…“残党”同士の生き残り賭けた「コバホーク争奪戦」の様相
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359002
2024/08/13 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
まんざらでもない(小林鷹之前経済安保担当相)/(C)共同通信社
裏金事件の主な舞台となった自民党安倍派の「残党」が、総裁選出馬が取りざたされる“若鷹”の争奪戦を展開している。
残党が熱視線を送っているのは「コバホーク」こと当選4回の小林鷹之前経済安保担当相(49)。総裁選の推薦人に名乗りを上げんばかりに動いているのは、当選同期で安倍派の福田達夫筆頭副幹事長(57)だ。8日午後、国会内で開かれた会合に福田氏をはじめ、4期生以下の安倍派議員約10人が参加。総裁選対策を協議した。
「会合では小林さんを推す声が上がったようです。ただ、皆、本気で当選するとは思っておず『将来性のあるコバホークに恩を売っておいた方が得策』と考えているのは明らか。まとめ役になっている福田さん自身も将来の総裁就任に色気があり、小林さんに近づいておいた方が『今後の政局に有利』と踏んでいるのでしょう」(官邸事情通)
その福田氏に連なる若手は多い。安倍元首相の命日だった先月8日、福田氏を中心に安倍派の当選4回以下の議員約20人が、山口県長門市の安倍家の墓参りに訪れた。実は、この墓参計画には、場違いな安倍派5人衆の一角がクビを突っ込もうと画策していた。
「福田さんは若手のみで墓参するつもりだったが、計画を聞きつけた西村康稔前経産相(61)が『一緒に行こう』と打診。しかし、安倍派の事務総長経験者で裏金事件のキーマンと目される西村さんに近づくメリットはないため、福田さんは断ったそうだ」(自民党関係者)
若手への接触に失敗した西村氏は、コバホークにも接近。先月23日夜、都内飲食店で会食している。
「若手」「5人衆」がウヨウヨと群がり
(左から)福田達夫筆頭副幹事長、西村康稔前経産相、萩生田光一前政調会長(C)日刊ゲンダイ
「西村さんは、自らが2009年の総裁選で惨敗した経験を基に、小林さんに助言したといいます。西村さんは当時、まだ3回生だった。いま、4回生で総裁選に挑戦しようとしている小林さんに知恵を貸すことで、恩を売りたかったのでしょう。小林さんは平身低頭だったようです」(永田町関係者)
5人衆の中でもう1人、コバホークにツバをつけたのが、裏金2728万円の萩生田光一前政調会長(60)だ。先月、投開票された東京都議補欠選挙の八王子市選挙区の応援に、石破茂元幹事長(67)と共に小林氏も応援入り。朝日新聞(7月30日付)によると、応援依頼したのは地元選出の萩生田氏で、演説終了後、焼き肉店で小林氏にこうアドバイスしたという。
「色んな人が近寄ってきて、ちやほやされるかもしれないが、いつはしごを外されるか分からない。慎重に動いた方がいい」
生き残りをかけて近づく安倍派残党の動きに、小林氏はまんざらでもないようだ。
「11日の民放番組で小林さんは、福田さんら中堅3議員がまとめた党改革や若手登用を訴える緊急提言について『大きな価値がある』と持ち上げた。さらに、裏金事件を受けた安倍派議員への処分には『やり過ぎてしまうと現場が回らなくなる』『バランスを取った方がいい』と異論を展開。西村さんに関しては『日頃からアドバイスいただいている』とヨイショ。バラバラになった安倍派全体に秋波を送った格好です。右派思想で通じる安倍派議員の支持をつなぎ留める狙いがあるのは明らかです」(官邸事情通=前出)
群がる裏金議員を利用するしたたかホーク──どうにも嫌悪感を抱かせる構図である。
◇ ◇ ◇
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