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自民安倍派に新たな政治資金疑惑! 宙に浮いた「香典代」…収支報告書に記載ナシ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/358273
2024/07/30 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
どっさり出てきた香典代の領収書(C)日刊ゲンダイ
裏金事件の舞台となった安倍派の政治団体に新たな政治資金疑惑が浮上だ。2020年から22年にかけて、派閥に所属した国会議員の政治団体からの一部「収入」を一切、政治資金収支報告書に記載していないことが日刊ゲンダイの調べで分かった。問題の収入とは、堀井学衆院議員(自民離党)の公選法違反事件で容疑がかかる「香典代」だ。専門家は明らかな政治資金規正法違反(不記載)と指摘する。
◇ ◇ ◇
日刊ゲンダイは世耕前参院幹事長の資金管理団体「紀成会」が総務省に提出した20〜21年分の収支報告書のうち、記載する必要のない「1万円以下の少額領収書」の写しを開示請求して入手。すると各年とも「組織活動費」の「交際費」として、安倍派の政治団体「清和政策研究会」(清和研)に1万円の香典代を支払ったことを示す領収書が、わんさと出てきた。
その数はただし書きに「香典代」とハッキリ記されたものが計9万円分。同じ仕様ながらただし書きが空欄のものを含めると計20万円分に達する。しかも、21年2月3日には同じ日付で1万円ずつの領収書が3枚、22年5月12日も同じ日付で1万円ずつ2枚をそれぞれ清和研から受領していた。
紀成会は国会議員関係政治団体に指定されており、「1件1万円超」の支出は収支報告書に記載する必要がある。その義務を逃れるため、支払金額を分割して領収書を発行してもらったようにも見える。
「明確な規正法違反」と上脇博之教授
世耕弘成前参院幹事長(C)日刊ゲンダイ
問題は清和研の会計処理だ。20〜21年の収支報告書には、紀成会から香典代を受け取ったことを示す記載は一切ない。名目は政治団体からの「その他の寄付」に該当しそうだが、各年とも計上したのは「0円」。世耕の政治団体からの香典代は、いわば「宙に浮いた」状態にあるのだ。
それにしても、派閥の政治団体に香典代を送るとは不可解だ。本来、香典は故人の遺族に渡すもの。世耕事務所に香典代を清和研に支出した理由や、誰への香典なのかを尋ねる質問状を送付したが、期限までに回答はなかった。
政治資金に詳しい神戸学院大教授の上脇博之氏が言う。
「選挙区内の有権者への香典は、政治家本人が葬儀に参列して直接渡す以外は公選法違反(寄付の禁止)となる。その回避のため、いったん派閥を迂回させた可能性がある。世耕氏に限らず、安倍派内で同じ手口が蔓延していたのかもしれません。ただ、『寄付の禁止』の罪の公訴時効が3年に対し、収支報告書の『不記載』の罪は時効が5年で罰も重い。遺族に渡す前提の香典は収入にあたらないから記載しなかったとの理屈も通りません。『桜を見る会』前夜祭の会費の不記載を国会で追及された際、安倍元首相は『契約主体は個々の参加者』として『収入ではない』と抗弁しましたが、検察は見逃さず、公設秘書が略式起訴され、罰金100万円を命じられました。収支報告書には資金の『入り』と『出』を正しく記載しなければならず、清和研が領収書を発行した以上、不記載の罪は明確。世耕氏は説明責任を果たすべきです」
日刊ゲンダイは今後も安倍派の香典疑惑を追及していく。
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日刊ゲンダイは世耕弘成氏が代表を務める資金管理団体「紀成会」が裏金の使途を訂正・追記した際の領収書の写しを情報公開で入手。裏金を原資に「ドンペリ」など高級シャンパンやワイン計45万円分を買い漁り、いずれも「贈答品代」として計上していた…●関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。
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