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「カルト宗教」創価学会批判
浅見定雄(元東北学院大学教授)
「宗教と平和」389号より
https://torideorg.web.fc2.com/asami/cult.htm
カルトと信者の真面目さ
1995年、地下鉄サリン事件の年の秋に、私は宗平協の大阪集会で、創価学会もカルトと見なすという趣旨の発言をした。 この講演は公開だったので、そこには、創価学会の責任ある立場の人も聞きに来ておられた。そして講演会の後、きちんと自己紹介された後で、浅見の考えも尊重するが、できれ ば「誤解」の部分は解いていただきたいと言われた。 その人は今でも、私宛いろいろな刊行物も送ってきてくださる。私はその人の個人的なまじめさを疑うことはできない。
去年私は、純粋なクリスチャン二世の女子高校生が、同じように純情な創価学会二世の高校生と交際している悩みを打ち明けられた。その時も私は、彼女から聞くその学会高校生 のまじめさを疑えなかった。
だが、一般に「カルト」と呼ばれる団体の特徴は、メンバー(学歴は関係ない)の真面目さと指導者の本音や団体の実態との 「ずれ」にある。
そういう「ずれ」の実例を、私自身の体験から幾つか記したい。
創価学会の実際
1993年の春、統一教会の合同結婚に参加した有名タレントが私たちの仲間の努力で脱会して話題なったちょうどその頃、拙訳のS・ハッサン『マインド・コントロール の恐怖』が出版された。 その時の読者からいただいた手紙のうち、「匿名」希望がいちばん多かったのは、「幸福の科学」と、創価学会の元・現信者からのものだった。そして創価学会関係のものは、お よそ次の二つに大別できた。
一つは、同書の中に「アメリカ日蓮正宗」が「カルト」として挙げられていることに対する抗議。他方もう一つは、同書第5章 の「カルトの心理」に書かれていることがあまりにも創価学会での体験に似ている、というものである。
元信者だけでなく、現信者がこれを読んで迷いだしたとか、すでに迷っていたがこれでやめる決心がついたと告白してきたもの も何通かあった。
地下鉄サリン事件の年に、私はある地方都市でカルト問題について語った。 講演が終わったあと、是非相談をと希望して来られた人々のうち、時間の制約のため、これだけはと直観した3人のお話だけ聞いた。
1人は、赤ちゃんを抱っこし、幼稚園くらいの子どもさんを連れた30代の主婦だった。彼女は次のように語り、途中から涙ぐ んだ。 「私は創価学会二世で、高校も創価高校。友達といえば、恋愛、結婚のことから子育てまで、なんでも話せたのはその人だけでした。しかし、結婚後、転勤して当地にきた夫が、 まず創価学会に疑問を持ち、私も真剣に考えた結果、学会をやめることにしました。ところが、そのことを友達に告白したとた ん、あんなに親しかった友達が一人残らず、私と一切の関係を絶ってきました。電話も年賀状も、あちらからは一通も来なくなり ました。」 これは「いじめ」であり精神的制裁であると私は思う。
もう一例だけ挙げよう。あまりに身近な事例なので、いつの総選挙の時とは言わない。投票日も迫ったある夜、私の親族の親友 (女性)のところに妹さんから次のような電話があったというのである。 「お姉ちゃんは公明党になんか投票しない人だとよく知っているけれど、今度だけ、お願い!」あまりにも切実な感じなので「なぜ?」と聞くと、妹さんはこう言ったという。 「5票集めないと仏罰があるの。」「5票」が「あと5票」の意味だったか、また「仏罰」というのが正確に本人が使った言葉 だったか、問い合わせれば確かめられるが、実際には変わりのないことである。
他の「ふつうの」伝統的宗教や新宗教にくらべて、創価学会にはこの種の問題が多すぎる。このことは、過去のおびただしい創 価学会批判書をさかのぼるまでもなく、最近の、例えば佐高信・テリー伊藤共著の『お笑い創価学会』(光文社)や赤旗特別取材 班編の『政教一体 公明党・創価学会』T〜W(新日本出版社)を読めば−いや、本誌のシリーズC(田賀一成氏「内部から見た 創価学会・政教一致と公明党の今昔」)を読んだだけでも−納得せおざるをない。
創価学会は「カルト」か
「カルト」は今や学術用語ではなく、世間のだれもが使う(使ってよい)通俗用語である。そしてその意味はよくない。オウム真理教や法の華三法行がいちばんわかりやすいの だが、要するに宗教の中でも個人や社会に対して破壊的あるいは非人道的な行為をしていると思うものを、人々は「カルト」と呼 んでいる。(ただし、ライフスペースやヤマギシ会のように「宗教」を名乗らないカルトもあることに注意。) このように「カルト」は、厳密な学術用語でも何でもないので、この言葉を責任を持って使うには注意と覚悟が必要である。世間でもなんとなく奇異に思われている宗教団体で も、破壊的行為など全然していないという例も少なくない。従って、ある団体が「カルト」であるかどうか、あるいはどの程度ま で「カルト的」であるかを責任をもって論じるには、まず事実の把握が大切である。
そして、次に、その事実の「ひどさ」の程度が問題となる。 「あの寺の戒名代は少々高すぎる」という程度の話とオウムや法の華とは、同列に論じられない。
このうち「事実」に関しては、どのような行為を「破壊的」とか「非人道的」とか言うべきであろうか。この点で参考になるの は、古くは1984年にヨーロッパ議会が採択した13の基準である。例えばその5番目にはこうある。「個人が妨げられること なく、ある運動から離れる権利・・・が尊重されなくてはならない」この基準に照らして読者は私が先ほど紹介した若い主婦の例 をどのように思われるであろうか。『しんぶん赤旗』の昨年10月17日号(東北版)に報じられていた。元学会信者・増田宏久 さん宅への嫌がらせ電話事件も同様である。 1995年にフランス議会が満場一致で受理したセクト(カルト)調査委員会報告書の10の基準も参考になる。
その第2項は「法外な金銭的要求」、第8項は「多くの裁判沙汰」、そして第10項は「行政当局への浸透の企て」であるが、 前記シリーズCで田賀正氏が挙げておられる創価学会の「三つの力」のうち「権力の力」で述べておられることは第10の基準 に、「財力」のところで述べておられることは第2の基準に当てはまると私は思う。また創価学会には、例えば、「ふつう」伝統 的仏教諸宗派に比べて「裁判沙汰」が目立つのも事実であろう。フランス議会のこの報告書は、10の基準の1つにでも該当する と判断した172の団体を実名で挙げているが、「フランス創価学会インターナショナル」もその中に含まれている。
「カルト度」の基準
外国の例を先に挙げたが、実は私は、ある団体を「カルト」と見なすかどうかのいちばん良い基準は、その団体が(宗教を名乗ろうと名乗るまいと)日本国憲法の人権条項を侵 しているかどうかだと考えている。
「日本脱カルト研究会(JDCC)」は1999年に「集団健康度チェック目録」というものを発表した。
http://www.cnet-sc.ne.jp/jdcc/GHI/index.html
この目録の作成には私も参加したのだが、その114のチェック項目は、実はほぼ日本国憲法の人権条項の順序に沿うようグループ分けされている。
T(第1〜15問)とU(第16〜25問)は信教・思想の自由への侵害関係で、以下、V通信・居住の自由の侵害、W性・子 どもの権利の侵害というふうに続き、最後の3つはZ組織の民主制の侵害、[プライバシーの侵害、\その他の人権に対する侵害 (第94〜114問)となっている。
そしてすべての問いには、該当度をゼロから3までの4段階でマークしてもらうようになっている。「集団健康度」とあるよう に、このチェック目録は宗教に限らず、会社でも大学の部活団体でも、ある集団が人権をどれくらい大切にしているか、あるいは していないかを判定できる役に立つはずである。
ためしにこのチェック目録を私自身が通っている教会(私はそこの牧師でも何でもない)で無記名で試してもらったところ、嬉 しいことに全項目が「ゼロ」であった。 しかし、日本基督教団という大所帯の中には、何点かは取る教会もあるだろうと私は想像している。
しかしすでに述べた例からみても、創価学会の場合には、点数はもっとたやすくある程度まで行くのではないか。114項目も ある中の、早速だが、最初から4番目はどうか。(反抗的メンバーや脱会したいというメンバーに)「無視、侮蔑、非難、降格、 破門や追放などの精神的罰を受けさせることがある」というものである。前記の主婦や増田宏さんの例を考えてほしい。
あるいは、13番目の「脱会すると不幸になる、罰が下る、などの恐怖感が与えられる」はどうか。14番目「反省(懺悔)の 必要なメンバーには集団で取り囲んで攻撃することがある」はどうか。
17番目の「被害者の周囲を複数のメンバーで取り囲んで入会の意思決定を求める」はどうか。かなり昔だが、私はずばりこの 相談を自分の大学の学生から受けた。こうしてチェックしていって、終わり近くの106番目はどうか。「脱会したメンバーに対 して、脅迫したり、嫌がらせをする。」 創価学会を「カルト」という言葉で呼ぶかどうかは、本当はどうでもよい。大切なのは、このような事実の有無と程度である。そして私個人は以上のいろいろな理由で、創価学会 を大いにカルト的だと判断している。
※ この「チェック目録」は山口広・滝本太郎・紀藤正樹共著『Q&A・宗教トラブル110番』(民事法研究会発行)の285ページ以下に収録されている。
インターネットでは静岡大学・西田公昭博士HP
http://nursing.u-shizuoka-ken.ac.jp/~nishidak/
信教の自由 と政治活動の自由
最後に、本当はこの点だけ書けば、私のスペースは十数行でよかったと思っていた点を三点書く。
@ 人がどんな宗教を選ぶかは、全く自由である
A 個々の宗教者がどんな政党を選ぶかも、全く自由である。
B しかし、ある宗教のメンバーが結果的に一つの政党しか選ばなかったり、その宗教団体の指示による以外は他の政党に投票することもない−創価学会の指示で信者が自民党に投票 する場合のように−もしそういう宗教があれば、その宗教は必ず政教分離の原則を破っているのであり、また恥ずかしいことだ が、非常に未成熟で前近代的な宗教である!
もし欧米の全キリスト教徒が一つの政党しか選ばないとしたら、米国の民主・共和両党はもちろん、ヨーロッパ諸国の主要な複数政党も一切存在しないであろう。ついでながら、 私の属する日本基督教団でも、信者の政党支持はまったくばらばらである。
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創価学会が起こした多くの犯罪行為と裁判沙汰はカルトの要件を満たすとして、6か国からカルト指定されている。
デイリー新潮 2022年08月20日号 より抜粋。
興味深いことに、統一教会は“過去の遺物”でも、創価学会は今でもフランスで活動を続け、多くの人々が“セクト(破壊的なカルト教団)”として認知しているという。
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/08200700/?all=1&page=4
「創価学会はカルト教団」 − フランス国営放送の特番 (週刊ポスト)
日本のメディア、特にテレビ局や大新聞が創価学会について深みのある取材、報道を行なうことはほとんどない。だが、海外メディアは創価学会問題に意欲的な取材を展開している。6月8日、フランスの国営放送(チャンネル2)が創価学会に手厳しい番組を放映した。「いったい、創価学会はどこまでいくつもりなのか。なぜ、日本の社会に浸透しようとしているのか。どういう意図を隠して、仏教から離れて権力に近づこうというのか」――政権与党である公明党の支持基盤に対して、大きな危惧を投げかけている。
◆
広々とした座敷で、数人の女性創価学会員が正座して題目を唱えているシーンが続く。ナレーションが入る。
<マントラを唱えることが人生への答えである。教師とか芸術家とか会社の管理職たちが、この考えを受け入れてくれる。そういうふうに他から尊重される。ホワイトカラーのカルト、それが創価学会である>
96年には日本の衆議院にあたる国民議会が報告書の中で「創価学会はカルト(フランス語ではセクト)だ」と認定しているほどだ。
フランス創価学会は他の多くの国々と違った独自の布教活動を行なっているわけではなく、むしろ日本の活動を忠実なまでに再現しているに過ぎない。にもかかわらずフランスで創価学会といえば「カルト」扱いなのだ。
ちなみに、この場合のカルトとは「全体主義的拘束的反人権的団体」という意味だ。ヨーロッパではカルト基本法などによって、カルトの要件として、精神操作および精神の不安定化、肉体の健全さを損なう、周囲との断絶、信者の自由の制限、教祖(グル)が活動を主導する、子供のバランスのとれた発育を損なう、金銭活動の重視、集中した改宗勧誘……などが定められている。
6月8日、フランス国営放送のチャンネル2は、『創価学会――21世紀のカルト』と題する60分の特別番組を放映。日本でも約1週間にわたる取材を敢行したという番組は、公共放送にしてはかなり衝撃的な内容になっていた。
http://www.weeklypost.com/jp/000630jp/edit/edit_4.html
フランスの国営テレビ局(チャンネル2)が、『創価学会―21世紀のセクト(破壊的カルト)』と題するドキュメンタリー番組を、約一時間にわたって放映した。
フランスといえば、学会員が一万人ほどいるとされ、ヨーロッパにおける創価学会の中心地。その地の国営放送が学会批判の特番を流したのであるから、ただごとではない。
もっとも、フランスではすでに、国会と裁判所が創価学会を「最も危険なカルト教団」と認定している。
https://torideorg.web.fc2.com/study/185.htm
創価学会に詳しいジャーナリスト古川利明氏は、著書『カルトとしての創価学会=池田大作』(第三書館)で、創価学会はカルトだと結論している。
https://21cult.web.fc2.com/cult.htm
カルト指定される理由は、創価学会の犯罪の多さにあり
創価学会事件史 報道まとめ
https://www.soka-news.jp/jiken.html
創価学会の犯罪歴
https://21cult.web.fc2.com/hanzai.htm
創価学会の事件報道
https://ameblo.jp/cultsoudan/entry-12790765814.html
実話BUNKAタブー紙 2021年6月号
「創価学会という犯罪者の巣窟」
https://ameblo.jp/cultsoudan/entry-12749735639.html
JFK通信社
オウムに似ていて、カルト集団だといわれる創価学会が、簡単に政権内部に入り込んでいいものなのか
https://21cult.web.fc2.com/gendai1.htm
公明党議員・高田明氏の創価学会公明党批判
「創価学会・公明党はナチス顔負けの危険団体。学会・公明にスリ寄る政党は危険」
https://torideorg.web.fc2.com/spec/takada.htm
山口組系暴力団 後藤組の組長が創価学会との関係を告発する書を上梓 創価学会から殺人や破壊工作の依頼も受けて学会の敵を殺した
https://seikyoubunri.web.fc2.com/myweb11_007.htm
http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/845.html
公明党議員が少女30人を買春、創価大学学長の息子(大学教授)が女性の糞尿を販売、創価学会幹部が障碍者施設で女性をレイプして妊娠させる
http://www.asyura2.com/22/senkyo288/msg/744.html
創価学会のストーカー犯罪、嫌がらせ事件まとめ
https://21cult.web.fc2.com/stalking.htm
創価学会副理事長の顧問弁護士が告白 「創価学会は盗聴器等の諜報機材の製造や見張り、尾行、謀略、スパイ活動のためのアジト運営をしている」
http://cultbokumetsukonzetsu.web.fc2.com/04s03.html
公明党委員長が告発書で批判 「創価学会には諜報部がありハイテク諜報機材を運用している。見張り、尾行、怪文書攻撃、郵便物の抜き取り、盗撮などを専門とする謀略グループもある」
http://cultbokumetsukonzetsu.web.fc2.com/04s07.html
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