http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/684.html
Tweet |
https://www.tokyo-np.co.jp/article/335195?rct=politics
私も気になっている一人だが、東京新聞も気に掛けているのだろう。
「れいわ新選組」山本太郎代表の記者会見を報じている。
結局、山本氏の言うところの、「静観」することの意味、意義は理解できなかったのだが。
行きがかり上、再度スレ建てということに・・・。
以下に記事の全文を転載する。
れいわ新選組の山本太郎代表は21日の記者会見で、東京都知事選(7月7日投開票)ではいずれの候補者も支援せず「静観」すると決めた理由について、各候補者の政策が「薄味」なためだと説明した。(宮尾幹成)
◆「野党共闘にはくみしない」
山本氏は「私たちはもともと野党共闘にはくみしない」と述べつつ、「(3選を目指す)小池百合子(知事)をひっくり返そうとしている陣営にとっては、私たちが候補者が出さない、特定の候補者を応援しないことは、逆にプラスになると思う」と話した。
山本氏は「今回の都知事選で(独自の)候補者を出そうという話もあったが、最終的にそれがかなわないということになった」とした上で、「ほかに名乗りを挙げている候補者の誰かを推すという選択肢も当然ある。検討したが、(各候補者の)さまざまな政策を見せていただいたところ、やはり薄味であるということだ」と語った。
◆「いちばん大人の対応になった」
山本氏は、物価高に苦しむ都民への手当てなどが不十分などとして、「自民党が最も悪いように、小池百合子が最も悪い。そこが切り替わってもらうことは喜ばしいことだと思っている」と指摘。「候補者を出せば(野党系の)票が割れる。いちばん大人の対応になったんじゃないですか」とも述べた。
立憲民主党、共産党、社民党などが支援する蓮舫氏=立憲民主を離党=を自主的に応援する可能性については、「今の時点で、それは考えられないと思う」と話した。
前回2020年の都知事選では、れいわ代表の山本氏が自ら出馬し、約65万票を獲得。立憲民主、共産、社民などの支援を受けて約84万票を得た元日弁連会長の宇都宮健児氏らと競合して「野党票」が割れた経緯があり、今回のれいわの対応が注目されていた。
記事の転載はここまで。
一番気になったのは、「私たちはもともと野党共闘にはくみしない」・・・との言葉。
過去を振り返れば、そうでもないことが思い出され、決して悲観することはないはずだ。
2021年9月7日、「野党4党「消費減税」など衆院選共通政策に署名 初の本格共闘へ」
のタイトルで、TBS NEWS が報じている。
「その塊」は、立憲民主党、共産党、れいわ新選組、社民党、そして、市民団体。
その後の「野党共闘」は決して順風満帆とはいかず、難儀なその余曲折は語るまでもないのだが。
本件記者会見の東スポWEBの下記URLの記事によれば、
(https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/306774)
「野党共闘のファシズムが吹き荒れる中、くみしないことは前から言っている。数を増やさないと茶番だらけの国会で生き残れない。私たちは独自に戦う路線を目指さないといけない」
要するに、「野党共闘」といいつつも、弱小な党では、野党統一候補に立つことも叶わず、その提案する政策も、発言すらも受け入れられないのでは、御一緒する意味がないから離脱し、今は、自党の力を付けるけることに専念する、と言ってるんだね。
党の代表としての苦渋を感じさせる言葉なのだが・・・。
そんな苦渋と行動を理解している国民が、少なからずいるだろうことに疑問は無い。
これを読んで、昭和40年代、全国に吹き荒れた学園紛争の経過を思い出した。
当時、正義感に突き動かされた若者たちは、既存の権力、組織、権威を否定し、口々に改革を叫んだ。
その運動は瞬く間に全国の大学に広がっていった。
そして既存の権力に立ち向かうために、必然的に統一組織の必要性から、全共闘なるものも組織された。
残念ながら、その運動は成功したとは言えない。そして今の日本がある。
多くの学生たち、若者たちは、挫折感を味わい、志半ばで大学を去り、社会の一員として、力の無い個となって、その社会の荒波に呑まれていった。
運動の後半からは、運動もマンネリ化して停滞ぎみとなり、各グループが主張する闘争方針の違いばかりが顕著になり、学生のエネルギーは、既存権力、既存組織に向かう前に、イデオロギー闘争に変質し、学生運動組織内部の主導権争いに注がれ、凄惨な状況になる。
そんな学生運動の姿を見て失望し、学生運動から離脱し、去っていった学生も多い。
今の日本の野党の乱立と、野党同士の非難の応酬、主導権争いを目の当たりにし、そして山本氏の「野党共闘のファシズムが吹き荒れる中・・・」の言葉を見るにつけ、学園紛争当時の後半にみせた「カオス」な状況を思い出した。
今はまだ弱小政党の「れいわ新選組」にそう思わせてしまうことについては、今はまだ野党第一党の立憲民主党の責任は重大だ。
野党第一党といえども、単独で政権を奪取出来る見込みが立たない今、
「野党共闘」を呼びかけ、一つの旗の下に結集を図るのは、野党第一党の立憲民主党であるべきなのだが・・・。
ただ単に「小選挙区での候補者一本化のみ」を求める立憲民主党の姿勢には、非難されるべき点が多々ある。
「野党共闘」の前提として、「政策協定」は必須だ。
立憲民主党が公認候補を立てている選挙区には、他の党は候補者を立てないでね・・・という姿勢は、真っ先に改めければならないのだろう。
残念ながら、今のところ、そのことが改められる気配はない。
しかし、しかしだ。
山本代表は、今回の都知事選挙に名乗りを上げている候補者の公約が「薄味」だという。
言葉が「曖昧」で「薄味」の意味するところは伝わってこない。
「れいわ新選組」としては、現在の、そして今後の東京都の問題点、都政の問題点、改善すべき課題、などなど、をどう捉えているのかを都民の前につまびらかにすべきなのではないか。
その訴えは、「国政」にも無関係ではないはずだ。
都民は、すくなくとも「れいわ新選組」の支持者、支援者は、この都知事選挙を通じて、そのことを聞きたかったのではないか。
「れいわ新選組」の政策を訴える絶好の機会でもあるはずだ。
今の場合「沈黙は金」に非ず。
どの候補者も支援しないことの表明も、決して「大人の対応」に非ず。
この場合の「大人の対応」とは、「野党共闘のファシズムが吹き荒れる中・・・」にあるとしても、東京都の抱える問題、課題、都民の抱える問題、苦難に対して、れいわ新選組の問題解決への取り組みを示し、行動することではないのか。
今回の都知事選挙での「静観」が、れいわ新選組の支持者、支援者から「逃避」と見なされて、支援する気持ちに水を差さないことを祈るばかりだ。
もしかして、立憲民主党が支援する候補者は支援出来ない、となってはいまいか。
それでは、共産党の支援を受ける候補者は支援できないと脅す、「連合」や「国民民主党」と同じになってしまう。
「連合」「国民民主党」と同じ轍を踏まなければいいのだが。・・・ちょっと心配だ。
蓮舫氏は、「炊き出し」という行動には、もっと資金を回すべきだと言う。
蓮舫氏は、都政の「ブラックボックス」を開けると言う。
他のどの候補よりも、れいわ新選組の日頃の言動と親和性は高いと思うのだが。
山本氏は、「小池百合子氏が最も悪い」と言う。
そんな人物に都知事を続けさせるくらいなら・・・、
それならば、「2番目に悪い人でも、都知事にするために支援する」ことがあってもいいのではないか。
記事によれば、山本氏は、
「・・・立憲民主党、共産党、社民党などが支援する蓮舫氏=立憲民主を離党=を自主的に応援する可能性については、「今の時点で、それは考えられないと思う」・・・」
と述べたという。
今日という日も、今の時点も、一日過ぎれば、新しい「今日」になり、新しい今の時点になる。
「君子は豹変す。 小人は面を革む」
「国民の生活が第一」
「初心忘るべからず。」
国民、都民、れいわ新選組の支持者、支援者の声に、今一度、耳を傾けてみてはどうだろうか。
街宣の時に「れいわ新選組」に向けられた「熱い眼差し」を忘れはしまい。
少なくとも「れいわ新選組」の支持者、支援者は、今回の都知事選挙においても「行動」を期待しているのではないか。
いずれにしろ、公党として「静観」などということは、あってはならない。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK294掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK294掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。