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杉田水脈を比例名簿で厚遇し「適材適所」としてきた自民党。支持者の頭はどうなっているのか【適菜収】
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/2849455/
2024.05.10 適菜 収 だから何度も言ったのに 第63回 BEST TiMES
屋山太郎にデタラメ記事を書かせてきたメディアの責任は重い。もはや倫理観も無くなったこの国にジャーナリズムは成立するのか? 杉田水脈はじめ「日本国の恥晒し」が跋扈する自民党も、腐ったメディアに育てられた。裏金問題、統一教会問題……。いまだに自民党を支持する国民に問いたい。いつまでメディアに騙されるんですか? 『日本人は豚になる 三島由紀夫の予言』(KKベストセラーズ)の著者適菜収氏の「だから何度も言ったのに」第63回。
屋山太郎
■見識と倫理観なき屋山の大罪
「政治評論家」の屋山太郎が死んだらしい。ネット上の記事には《屋山氏は政治家の倫理観の欠落と先見性のなさ、政党の大衆迎合を危惧して発言を続けた》とあったが、倫理観の欠落と先見性のなさ、大衆迎合って屋山そのものではないか。改革バカの走り。時流にひたすら阿り、その時々の権力者に媚びる。小泉純一郎の構造改革を大絶賛し、民主党を大絶賛し、橋下維新を大絶賛し、安倍政権を大絶賛。『それでも日本を救うのは安倍政権しかない』というヨイショ本まで書いていた。「曲学阿世」とはこのこと。
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デマも流し放題。2019年2月6日、静岡新聞が屋山が書いた「ギクシャクし続ける日韓関係」なるコラムを掲載。「徴用工に賠償金を払えということになっているが、この訴訟を日本で取り上げさせたのは福島瑞穂議員」「実妹が北朝鮮に生存している」などとデマを連ねたが、そもそも福島に妹はいないし、生まれも育ちも国籍も日本。元徴用工訴訟にも関与していない。静岡新聞は「事実ではありませんでした」と訂正のうえ謝罪。しかし、ボケ老人に記事を書かせ、すぐにわかるデマを校閲で通す新聞社もすごい。
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ほんこんや三浦瑠麗みたいなカテゴリーはともかく、屋山太郎とか門田隆将とか大手メディアにいた人間が、デタラメな記事を書くのが謎。特に時事通信はすごい。屋山をはじめ、田崎史郎とか加藤清隆とかそんなのばかり排出している。排出というより排泄に近い。世の中にうんこを垂れ流している。
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橋下徹について屋山はこう述べる。
《本物の政治家が誕生したと私はみる》
《橋下徹氏は、二〇〇八年に大阪府知事として出発したときから着手、着眼点が正攻法だった》
《橋下氏は政治に真っ正面から切り込み、「バカ文科省」「クソ教育委員会」と若干、下品ではあるが的確な言葉で敵を討つ。例えば国の公共事業における地方分担金の問題に、「明細のない『ボッタクリバー』の勘定は払わない」との一言でケリを付けた。言葉を的確に繰り出して討論し、説得する突破力を独自に持っている政治家を、日本で見るのは初めてだ》
《橋下氏のはじけるような明るさ》
《大衆民主主義の時代にふさわしい政治家が登場したのだと思う》
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屋山の見識のなさはあの界隈の中でもずば抜けている。規制緩和と大声を上げ、官僚を悪玉にして大衆受けを狙う。芸はこれだけ。この30年以上にわたる「改革ブーム」と日本の凋落を考えたとき、屋山が犯した罪は重い。
■「日本国の恥晒し」杉田水脈
杉田水脈の飼い主である安倍晋三は3秒くらいでバレる嘘ばかりついていたが、杉田の場合、2秒くらいでバレる嘘をつく。2016年には、国連女性差別撤廃委員会でアイヌ女性らを無断で撮影。ブログには「国連の会議室では小汚い格好に加え、チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」「とにかく、同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなるくらい気持ち悪く、国連を出る頃には身体に変調をきたすほどでした」「ハッキリ言います。彼らは、存在だけで日本国の恥晒しです」と書き込んでいた。
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杉田水脈
こうした投稿について、2023年、札幌法務局は「人権侵犯の事実があった」と認定。杉田に対し「啓発」の措置を取った。大阪法務局も人権侵犯と認定。
その後の展開がすごすぎる。
2024年5月2日、杉田はSNSに《そもそも「民族衣装のコスプレおばさん」なんて投稿していませんし》と投稿。意味不明にも程がある。ブログの投稿はアーカイブに残っているし、国会でも杉田は事実だと認めている。要するに、杉田は自民党のデマゴーグ要員。基本嘘しかつかない。
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杉田の行動パターンは同じである。
@嘘をつく。
A嘘がばれる。
Bそれを指摘されると「そんなことは言っていない」とさらに嘘をつく。
➃その嘘もばれる。
D誤魔化す。
Eほとぼりが冷めた頃、同じ嘘をつく。
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2017年、ジャーナリストの伊藤詩織が元TBSワシントン支局長の山口敬之から性的暴行を受けたとして実名を公表した後は、杉田は一貫して人格攻撃を続けた。ブログには「伊藤詩織氏のこの事件が、それらの理不尽な、被害者に全く落ち度がない強姦事件と同列に並べられていることに女性として怒りを感じます」と投稿。
また《もし私が、「仕事が欲しいという目的で妻子ある男性と二人で食事にいき、大酒を飲んで意識をなくし、介抱してくれた男性のベッドに半裸で潜り込むような事をする女性」の母親だったなら、叱り飛ばします》とツイート。
さらには伊藤を誹謗中傷するツイートに「いいね」ボタンを押して拡散し、東京高裁は杉田に55万円の損害賠償の支払いを命じている。英BBCのインタビューには「彼女の場合は明らかに女としての落ち度があった」と答え、自民党内の会議では「女性はいくらでも嘘をつけますから」と性暴力被害の虚偽申告があるような発言をしている。
このときも会議後に、「そんなことは言っていない」と大嘘をついている。
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このいかれた卑劣な女を再び政界に呼び込み、比例名簿で厚遇したのが安倍だった。「適材適所」などと言って野放しにしてきた岸田文雄も含め、自民党は極めて異常な組織になっている。
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某エセ保守、ビジウヨの類が、百田尚樹を批判していた。一瞬、正気を取り戻したのかと思ったが逆で、百田が安倍をけなしたからとのこと。もっとも、社会のダニが内ゲバをはじめるのは悪いことではない。
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デマゴーグや嘘つき、法螺吹きが幅を利かせる自民党。岸田は憲法改正に関し「自民党総裁任期中に実現したいという思いは、いささかも変わりはない」と発言。そもそも自民党の改憲案は、憲法の体をなしていない。統一教会≒勝共連合の改憲案と自民党の改憲草案が、なぜ酷似しているのかについても、日本人はきちんと考えたほうがいい。
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元総理大臣が反日カルト統一教会の広告塔。元国家公安委員長が統一教会系のイベントの実行委員長。元文部科学大臣が統一教会と「政策協定」を結んでいた。憲法改正実現本部最高顧問は統一教会の元顧問弁護士。これを異常とも思わず、この期に及んで自民党を支持するやつは頭がいかれている。
文:適菜収
適菜 収 てきな おさむ
1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」(以上、講談社+α新書)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、中野剛志との共著『思想の免疫力 賢者はいかにして危機を乗り越えたか』、『遅読術』、『安倍でもわかる政治思想入門』、『日本をダメにした新B層の研究』(KKベストセラーズ)、『ニッポンを蝕む全体主義』『安倍晋三の正体』(祥伝社新書)など著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も好評。https://foomii.com/00171
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