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選挙漫遊で聞いた 統一教会“古参信者”愛知県碧南市長の本音 鈴木エイト カルトな金曜日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/340011
2024/05/10 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
愛知県碧南市の禰宜田政信市長と旧統一教会の韓鶴子総裁(C)共同通信社
私も取材した衆院東京15区補選は演説妨害騒動が起こり、カオスそのものだったが、今回は地方都市でひっそり行われた市長選に触れたい。
愛知県南部、人口7万人ほどの碧南市で先月、市長選が実施された。この地方都市が一部で注目を浴び始めたのは2022年夏。市庁舎をバックに禰宜田政信市長が統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の韓鶴子総裁に忠誠を誓う動画がネット上に公開され、騒動となったのだ。禰宜田市長は19年、教団が愛知県内で開催した4万人集会で韓鶴子総裁らと登壇。21年には関連団体イベントの実行委員長を務めた。
全国霊感商法対策弁護士連絡会は昨年10月以降、公開質問状を複数回送付して回答を求めたが、市長は公務と関連のない私的な政治活動として煮え切らない回答に終始。市議会での追及にも「(動画には)関与していない」と釈明し、地元メディアのカメラ取材を拒んでいた。
初当選した市長選以降は無投票で3選。5期目を狙った16年ぶりの市長選は、統一教会との関係など禰宜田市政に異議を唱える2人の元市議が立候補し、三つ巴の選挙戦となっていた。
地元有権者の関心が気になり、ラストサタデーに現地入りした。まず新顔陣を取材。「見たことある」「鈴木エイトだ!」と陣営から大歓迎を受けた。一方、禰宜田陣営は塩対応で、名刺の受け取りも拒否。交渉の末、20時に選挙事務所での取材対応となった。期せずして本人に独占インタビューする形となったが、問い詰めても型通りの回答しか引き出せない。「思いがけない形で映像が拡散して大変でしたね」と水を向けると、「私としても不本意。本来ならこんな厳しい選挙戦にならず、対立候補が出ない可能性もあった」などと率直な思いを吐露。「こんな田舎によく来ましたね」と笑顔も見せた。
一夜明けた投開票日、都内での取材を終え、車で再び愛知へ向かった。碧南市に着いたのは19時、複数のメディアが詰める禰宜田市長の選挙事務所へ。22時には落選が確定的となり、支援者に挨拶し、メディアの合同インタビューを受ける禰宜田氏。私も不名誉な形で碧南市が有名になったことの受け止めなどを聞いた。「災害と同じ」と応じる禰宜田氏。元首相銃撃事件後、渦中の人となってしまった戸惑いがにじむ。
古参信者の落選プロセスをリアルタイムで取材し、さまざまな思いが去来した“選挙漫遊”だった。
鈴木エイト ジャーナリスト
1968年生まれ。日大卒。日本ペンクラブ会員。ニュースサイト「やや日刊カルト新聞」主筆。日本脱カルト協会理事。「自民党の統一教会汚染 追跡3000日」「『山上徹也』とは何者だったのか」などの著書のほか、共著・編著多数。
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