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https://mainichi.jp/articles/20240511/k00/00m/040/113000c
ドキュメンタリー映画「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」
ドキュメンタリー映画とは、
「記録映画」とも言う。撮影対象を現実の事象や人物に求め、虚構ではなく「事実」を描こうとする映画。
そして、ダイアリーズ。・・・英語で日記や手帳のこと。
内容は、あの「ブラック・ボックス」。
否が応でも、あの事件の「闇」を炙り出さなければならない。
腐敗した権力に対して、こういう「闘い方」があるんだ・・・と。
以下に記事の全文を転載。
自らの性暴力被害を公表したジャーナリスト、伊藤詩織さん(34)が初監督を務めたドキュメンタリー映画「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」が10月に米国で劇場公開されると芸能誌バラエティーが9日報じた。動画配信サービスでも配信される。
自身の被害に関する捜査を取り上げた同作は、今年のサンダンス映画祭など米国の映画祭では既に上映されている。バラエティーによると、放送局MTVが米国での権利を取得。10月にニューヨークを皮切りに劇場公開を始め、年内に動画配信サービスのパラマウントプラスでも視聴できるようになるという。(共同)
記事の転載はここまで。
2022年7月8日、「・・・最高裁が山口の強姦を認定した・・・」。
民事事件としては、最高裁の判断が示され、決着した。
世間の常識に添う、国民が納得のいく判断だろう。
しかし、この判決によって、刑事事件としては、まだ終わっていないことが明らかにされた。
政治の力で、「証拠不十分」という理由で、不起訴処分になっているだけでしかない。
裁判で無罪となったわけではないから、一事不再理の原則も適用されない。
準強制性交等の犯罪認定なら、公訴時効は10年。
犯罪が実行されたのは、2015年4月3日。
時効停止期間が無ければ、2025年4月3日が公訴時効となる。
すなわち、公訴時効は過ぎていない。
事件をもみ消した元中村格警察庁長官も断罪されなければならない立場にいる。
本来であれば、邪悪な重しが取れた今、警察、検察は、正義を取り戻すことができるか、正念場にあると言えよう。
この事件を、刑事事件として立件、公訴するかどうかが、リトマス紙となるのだろう。
メディアも、今まで巨悪に怯え、忖度してきた罪を無かったことにはできない。
2022年7月8日、民事事件としては、最高裁の判断が示され、決着したのちに、私はそう思って、その後の警察の「再捜査」、検察の「再起」があることを期待して、今日に至っている。
しかし、警察の「再捜査」、検察の「再起」も未だ無い。
警察、検察は言うまでもなく、メディアも、頬かむりは許されないのではないのか。
何と言っても、日本の最高裁判所が「犯罪の存在」を認めている訳だから、これほどの重大証拠はない。
伊藤氏の告発は、「ブラックボックス」。
そこには、国家権力と警察権力、検察権力の癒着による不正義の実態が記されていることだろう。
自民党の裏金事件と、それを摘発すべき検察の癒着を見せつけられている国民はいたたまれない。
そこにも「ブラックボックス」がある。
国民にとっては、毎日「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」を見せられているようなものだ。
記事によれば、10月に米国で公開されるという。
最初の公開が日本でない事を、日本のメディアは恥ずべきであるが、今後、日本のメディアの追従に微かな期待を繋ぎたい。
日本で見る機会を得ることが出来るようになるだろうか・・・。
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