http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/266.html
Tweet |
自民党に喝 2度の野党転落を忘れたか 衆院3補欠選挙は全敗 大島理森元衆院議長
各政党は日本国民のために必死に努力をするのが民主主義だ、その意識を根底に努力していかなければならない。
産経新聞 2024/5/5
https://www.sankei.com/article/20240505-OCR2OGU5SRO3RKWIPTJVT44CYY/
自民党がどうもおかしい。派閥パーティーの収入不記載事件に端を発した派閥の解散、関係議員の大量処分を断行しても岸田文雄首相(党総裁)の内閣支持率は回復せず、先の衆院3補欠選挙は2つの不戦敗を含め全敗した。自民党が再び多くの国民の支持を得る方策はあるのか。党で数々の要職を務め歴代最長の衆院議長だった大島理森氏に「喝」を入れてもらった。
衆院議員生活37年で、2度の野党、約10年のねじれ国会を経験した。この苦しみを知る現職議員が少なくなってきた。保守主義の代表的思想家である英国のマイケル・オークショットは、政治について合理主義に基づく専門知だけでなく、経験から学ぶ実践知の重要性を説いた。2度の野党転落から信頼を取り戻し、政権与党に返り咲いた実践知を今の自民党は忘れてしまっているのではないか。
派閥の政治資金問題は、ある自民執行部メンバーが、かなり早い段階で危機感を私に伝えてくださった。その危機感が党全体にあったのか。この問題は自民だけでなく、日本の民主主義、政治不信にもつながりかねない。党内の一部グループの問題で済ませず、党全体が危機感を持って執行部を中心に、民主主義や政党政治を立て直すぐらいの勢いで向き合うべきだ。緊張感と順法精神が薄れていた。
民主主義には絶えず党派が存在する。派閥を党派とするかは議論の余地があるが、党内でさまざまな集団が議論し合うことは否定しない。党内ガバナンスの一つとして機能してきたのも事実だ。小選挙区制では、党執行部の力が強まるため、権力の抑止や均衡を考えたとき、派閥の役割は確かにあった。
政治家は、それぞれ権力への意欲があって当然だ。各政党も、政権与党になるべく必死に努力をするのが民主主義だ。しかし、その努力は日本国民のためにあるということが前提だ。その意識を根底に努力していかなければならない。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK294掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK294掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。