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https://mainichi.jp/articles/20240424/k00/00m/040/075000c
樋口氏は、原発の本質とは「原発は人が管理し続けなければ暴走する」ものと警鐘を鳴らす。
そして今、原発で勤務するその人達はといえば、事故を起こしたという罪悪感も無く、専門知識も無く、技術の継承も無い、極々普通の人達の集まり。
実際に運転し、メンテナンスするのは、決して専門家とは言えないであろう、下請け、孫請けの経験の浅い人達。
そんな人たちを頼りに、40年前に建設された老朽原発を、寿命を大きく超えて、さらに20年も稼働させるという。
これでは、いずれは「暴走」することは火を見るより明らかだ。
「とんでもない」と言うしかない。
以下記事の全文転載。
関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の運転差し止め訴訟で、2014年に再稼働を認めない判決を出した元福井地裁裁判長、樋口英明氏(71)が新潟県柏崎市で講演した。樋口氏は能登半島地震(M7・6)発生時の北陸電力志賀原発の例から、原発の耐震性の低さを指摘。「日本の原発はそれなりに安全だろうという先入観が脱原発を妨げる」と主張した。
講演のテーマは「能登半島地震と原発」。地元住民団体「原発を再稼働させない柏崎刈羽の会」(本間保・共同代表)の主催で7日にあり、市民ら約160人が耳を傾けた。
能登半島地震では、石川県志賀町で最大震度7、北陸電力志賀原発(同町)で震度5強を記録した。志賀原発では外部電源から電力を受ける変圧器が破損し、約2万3400リットルの油が漏れた。樋口氏は原発の耐震性について「一般に考えられているよりはるかに低い」と指摘した。
「原発に関心のない人は、日本の原発はそれなりには安全だろうと思い込んでいる」とし、福島第1原発事故までは自身もその一人だったと告白。「日本の原発の最大の弱点は耐震性だが、私たちは耐震性が高いと思い込んでしまっている」と話した。脱原発を妨げているのは「原発回帰にかじを切った岸田(文雄)政権でも、電力会社でもない。私たちの先入観だ」と話した。
また樋口氏は原発の本質とは「原発は人が管理し続けなければ暴走する」「暴走時の被害は想像を絶するほど大きい」の二つだとし、「(これを理解していなければ)間違った判決や政策になる」と結論付けた。【内藤陽】
記事の転載はここまで。
樋口氏は言う。
「原発に関心のない人は、日本の原発はそれなりには安全だろうと思い込んでいる」と。
このことは、国民の責任ではなく、長い時間と金をかけて「原発マフィア」と原発マネーに群がる「メディア」が、あらゆる手段を動員して国民に「刷り込んだ」ものといえよう。
いわゆる「安全神話」。
さらに言う。
「日本の原発はそれなりに安全だろうという先入観が脱原発を妨げる」
これは少し違っていて、「先入観」というのは錯覚で、正体は「巧妙に洗脳された無意識の感覚」といったものだろう。
樋口氏の言う通り、
「日本の原発の最大の弱点は耐震性」
原発の耐震性について「一般に考えられているよりはるかに低い」
地震の少ない国で設計、開発された原発を、日本の国に持ち込み建設しただけであることを思い起こせば、そうなっているのも納得がいく。
要するに、原発の設計基準そのものが、端っから日本の環境条件に合っていないということだ。
そして、既に寿命を迎える原発の、あらゆる箇所に現れる経年劣化は、強度計算するにもデータは存在しない。
そのことは、経年劣化を考慮した安全性の検証は、やりたくてもやりようが無いということを示している。
そんな原発は、地震大国と言われる日本に「あってはならないもの」であることは自明ではないのか。
国民は、洗脳された意識から覚醒しなければ・・・。
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