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杉田水脈議員が“裏金”で通っていたスナックのママを直撃!赤旗に宛名ナシ領収書スッパ抜かれた
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/339143
2024/04/19 日刊ゲンダイ
勝負歌は「ゲッターロボ」の主題歌だって(C)日刊ゲンダイ
自民党安倍派の杉田水脈衆院議員(中国比例ブロック)に新たな疑惑だ。派閥からの裏金額は5年間で計1564万円。現職では12番目に多く、「役職停止6カ月」の処分を受けたが、裏金の訂正内容はデタラメだ。
1月末に代表を務める資金管理団体「杉田水脈なでしこの会」の収支報告書を訂正。2022年分では新たに「会合費」として9件、計22万6000円分を追記した。支出先はスナック、カフェ、居酒屋、カレー屋など何でもござれ。その際、添付した領収書を「しんぶん赤旗」が情報公開で入手。いずれも宛名の記入がなかったと18日の紙面でスッパ抜いた。
宛名ナシでは「なでしこの会」が支出した証拠にはならない。杉田氏個人の支払いを同会に付け替えた場合、政治資金規正法違反(虚偽記載)の疑いが生じる。領収書の大半は選挙区でもある山口県防府市内の店が発行し、杉田氏は22年にXで防府市居住の旨を投稿している。裏金の額とつじつまを合わせるため、手元にある領収書を必死でカキ集めた感は否めない。
引っかかるのはスナックへの支出だ。22年3月13日に1万6000円を支払ったとしているが、この日は自民党大会の当日だった。杉田氏は翌日、自身のフェイスブックに〈昨日早朝、全国から集まった自民党女性局・青年局・青年部の皆さんと共に、靖國神社昇殿参拝いたしました〉と投稿。党大会に向かったと記していた。
その後、地元にトンボ返り。クタクタの足で店に向かったとすれば、よっぽどのスナック好きだ。支出先のスナックのママさんに話を聞いた。
「1人あたり4000円です」
「ああ、杉田さんなら、ご本人が何度か店に来てくれています。カラオケが好きでねえ。店でもよく歌っていますよ。うちの料金ですか? 1人あたり4000円です」
どうやらスナック道の「黒帯」レベルらしいが、比例単独選出の杉田氏の場合、広く中国地方の有権者に飲食を提供していれば、公職選挙法違反(買収)に抵触しかねない。
「いつも、事務所のスタッフらしき方と複数でお見えになっていたと記憶しています」(ママさん)
杉田事務所は一連の支出について「法律にのっとり適切に処理しております」と答えた。杉田氏はXで「アニソン好き」を公言。23年12月には「勝負歌」として「ゲッターロボ」の主題歌を挙げていたが、カラオケに興じた支出を「政治活動費」と呼ぶには相当ムリがある。
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