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https://www.tokyo-np.co.jp/article/321822?rct=national
「・・・花角英世知事、再稼働同意の前に「信を問う」と明言・・・」
この言、信用に値するや。
「信を問う」とは・・・如何に。
原発の再稼働に「賛成」か「反対」か、所謂「ワンイシュー」で民意を確認する場合、「住民投票」が最も適切だ。
原子炉に「核燃料」の装填が始められている今に至っても、花角英世知事が「信を問う」べく行動を起す気配は無い。
どうしたことか・・・、どうしたものか・・・。
以下にインタビュー記事の全文を転載する。
<再稼働を問う 新潟県知事経験者インタビュー>
東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働を巡り、政府は立地自治体の新潟県に同意を要請しており、花角英世知事の対応が焦点となっている。一連の動きをどう見るか。原発と向き合ってきた新潟県知事経験者の衆院議員2人のうち、まずは米山隆一氏(立憲民主党、新潟5区)に聞いた。(宮尾幹成)
◆東京電力は「コストを払う」意思表示をうやむやにしている
—県が再稼働同意の可否を判断する機は熟しているのか。
判断の材料を県も国も示していない。事故時の避難経路は相当程度に渋滞して、一定期間被ばくするのはほぼ確実。だから、そのシミュレーションを基にした避難計画をちゃんと作った上で、東京電力はそのコストを払うという合意があってしかるべきだ。それをうやむやにしている。
—花角知事は、県民の意思確認について「信を問う」と、出直し知事選も示唆している。望ましい意思確認の方法は。
住民投票でやるべきだ。出直し選挙は党派性や人格などが混じってしまい、実は原発再稼働を問うていないというようなことが起こる。今、出直し選挙をやったら再稼働反対派の野党系が勝つ確率が5、6割あるので、何ならやってもらってもいいが、原理原則では住民投票だ。
◆新潟県は「再稼働に都合のいい情報」だけ出している
—国からの同意要請については、県議会の自民党からも「時期尚早だ」との声が上がっている。
政局的なうがった見方をするなら、自民党が花角知事に知事選に打って出てほしくなくて、けん制する意味もあるのではないか。
—原発事故について県独自の「三つの検証」を総括する有識者会議が花角知事と対立し、事実上休止した。県が報告書を取りまとめる事態となった。
例えば避難道路の整備について、ただ道路を造るような話になっている。みんなが一斉に逃げた時に渋滞しない道路なんて無理なわけで、むしろ何時間か渋滞することを前提に考えないといけないのに、県の志が低い。再稼働という結論に向かって、都合のいい情報だけ示している。
◆再稼働「選択の問題で、全否定するつもりはない」
—超党派の地方議員グループに、再稼働の同意の対象を立地自治体だけでなく、避難計画の策定が義務づけられている30キロ圏の自治体まで広げるよう求める動きがある。
実務的にちょっと難しいのではないか。今の行政の枠組みでは、広域自治体は県という形になっている。30キロ圏の人の声はちゃんと県が集約するという代表の仕方しかないと思う。
—そもそも、柏崎刈羽の再稼働は必要なのか。
選択の問題で、全否定するつもりはない。エネルギーコストを考えて再稼働を取るという選択はできるが、同時に大きなリスクと、リスクに対処するためのコストも伴う。それをきちんと示して選ぶべきだ。
米山隆一 (経歴省略)
◇ ◇
◆花角英世知事、再稼働同意の前に「信を問う」と明言
柏崎刈羽原発7号機は原子炉内に核燃料全872体を入れ終えて、核燃料体から制御棒を引き抜けば、再稼働する。東京電力は地元の同意なしでは「制御棒を引き抜かない」とする。
花角知事は同意の是非の判断に当たり「県民の信を問う方法が責任の取り方として最も明確であり、重い方法だ」と明言。2022年に再選した際には「『信を問う』との一般的な語感からすれば、存在をかけるという意味合いが強い。知事選も当然一つの形だ」と、任期途中での出直し知事選をほのめかした。一方で「議会の不信任や住民投票も、可能性としてはあるかもしれない」とも語った。
同じ新潟県の旧巻町(新潟市西浦区)では、計画された東北電力巻原発の建設の是非を巡り、1996年に住民投票を実施。投票率は88.3%で住民の関心の高さを示した。建設反対(1万2478票)が賛成(7904票)を上回り、東北電力は計画断念に追い込まれた。
東京電力福島第1原発事故後に再稼働した6原発では、知事が同意を判断する際、県議会の同意を一つの根拠としてきた。知事選や住民投票を実施したケースはない。(荒井六貴)
※インタビューは、後日掲載します。
記事の転載はここまで。
花角英世知事が「信を問う」べく行動を起す気配は全く無い。
やる気が無いのだろう。
住民が「判断するための材料」すらも出していないというではないか。
一方で、東電と政府により、再稼働ありきで「既成事実」ばかりが着実に作り上げられていく。
結局、最後は「金目」と自嘲することになるのか。原発マネーが乱舞するのか。
同じ過ちを何度繰り返せばその「過ち」に気が付くのだろうか・・・。
自分の子供、孫の安全と安心を差し出してまで、落としてもらう金か?
よくよく考えるべきだろう。
—そもそも、柏崎刈羽の再稼働は必要なのか。
そう問われた米山氏が答える。
「選択の問題で、全否定するつもりはない。・・・」
と。
「この答え」が今の立憲民主党の分りづらさを象徴している。
再稼働する、しない、を「コスト」の大小問題と捉えることは、大きな過ちだろう。
「金」か「命」、そのどちらを取るかだ。
答えは、原発の再稼働に「賛成」か「反対」かの二者択一でなければならない。
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