http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/738.html
Tweet |
https://www.asahi.com/articles/ASS3W2S9KS3WUTFK00DM.html?iref=pc_politics_top
ここに一つ不可解なことがある。
どうしてこうなるのか、こうなってしまうのか、私には未だに理解できていない。
戦後80年経とうとしている昨今、ようやく日本の社会でも、そして国会でも「ジェンダー平等」、「男女平等」が当然のこととして語られ、物事の発想の「前提」となってきた感がある。
そんな日本だが、それでもまだ国際社会の中では、最 後進国の不名誉を返上できていない。
ところが、憲法上の制度に過ぎない象徴天皇制の世襲とされている「皇位継承」の在り方の議論の中では、「ジェンダー平等」、「男女平等」の発想は消え、あろうことか「男尊女卑」の思想が亡霊のごとく復活してくる。
しかも、それが当然のことのように・・・。
国会議員の先生たちは、そのことに何の疑問も湧いてこないのだろうか。
制度としての皇位継承の安定性が危機に直面している「その原因」が、ほかならぬ「男尊女卑の思想」に起因しているのにも関わらず、その発想から脱却できずにいる。
この矛盾に気が付かないのだろうか。
本当に気が付いていないのだろうか。
どうしてこうなるのか、こうなってしまうのか。
以下に記事の全文を転載する。
国民民主党は27日の両院議員総会で、安定的な皇位継承のための党の考え方を決めた。女性皇族が結婚後も皇室に残ることと、旧宮家の男系男子が養子縁組などで皇籍復帰することの実現に向け「早急に制度の具体化を進めるべきだ」とした。28日に額賀福志郎衆院議長に党の考えを伝える。
また、これら二つの方策では十分な皇族数を確保できない場合に備え、「皇統に属する男系男子を法律によって直接皇族とすることも検討すべきだ」とも指摘した。
玉木雄一郎代表によると、男系男子を基本とし、女性皇族の配偶者や子どもには皇籍を持たせない考えという。
記事の転載はここまで。
国民民主党の提案もしかり。
女性皇族が結婚後も皇室に残る。
「皇統に属する男系男子を法律によって直接皇族とすることも検討すべきだ」。
旧宮家の男系男子が養子縁組などで皇籍復帰することの実現。
男系男子を基本とし、女性皇族の配偶者や子どもには皇籍を持たせない考えという。
などなど。
一方で「ジェンダー平等」、「男女平等」の社会を目指すリーダー然とした発言をしつつ、もう片方では「男女差別」、「身分差別」を前提に制度設計を語る。
この矛盾に気が付かないのだろうか。
そんなはずはあるまい。
どちらかが本音で、どちらかが欺瞞ということだ。
これも、戦前回帰の動きの一つと捉えれば、向かっている先にあるのは「戦争をする国」。
憲法の安定性の危機に直面している事態と言えよう。
日本国憲法の下で育ち、ここまで平和に暮らしてきた者としては、看過出来ない。
私達が、子々孫々、継承していくべきは、単なる憲法上の制度としての天皇制ではなく、憲法に守られた「この平和」であることを忘れてはならないのではないか。
私達が、子々孫々、継承していくべきは、「この平和」の中から、やっと生まれ、そして育とうとしている「ジェンダー平等」、「男女平等」の社会ではないのか。
私はそう思う・・・。
そして思う。
国会議員の先生たちは、どうしてこうなるのか、こうなってしまうのか。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK293掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK293掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。