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政治不信の元凶へ…「解体的出直し」ではなく「解体」をお願い 適菜収「それでもバカとは戦え」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/337856
2024/03/22 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
鉄面皮(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ
岸田文雄がSNSに愚にもつかない投稿をしていた。
〈政治とは実行です。
約束したことは必ずやり遂げる、そして次の課題を見つけ取り組む、その繰り返しが政治です。
こうした営みを脈々と果たしてきたからこそ、我々は政権を担わせていただいている〉
面の皮が厚すぎる。これまでも「令和版所得倍増」や「住居費・教育費への支援」といった“約束”をほぼ撤回。喫緊の課題は放置するか、隠蔽するか、先延ばしにする。それを繰り返してきたからこそ、内閣支持率はわずか22%(3月16、17日「朝日新聞」全国世論調査)に落ち込んでいるのである。一方、不支持率は67%と、2012年末に自民党が政権に復帰して以降で最高となった。
岸田の動きは、ほとぼりが冷めるのを狙って時間稼ぎをしているようにしか見えない。
衆院政治倫理審査会(政倫審)がなかなか開かれなかったのも、安倍派幹部に“配慮”したからだろう。
3月17日、自民党は党大会を開催。岸田は「なぜ、政治資金の収支を明確にするとの当然のルールすら守れなかったのか。そこに緩みや驕りはなかったか、ものを言えない風土はなかったか、深い反省の上に、政治の信頼回復に向けて、私自身が先頭に立って、自民党改革、政治改革を断行することを改めてお約束いたします」などと言っていたが、その「私自身」が政治不信の元凶。
自民党は安倍、二階両派の議員計80人規模を一斉処分するというが、党が定める処分で最も重い「除名」と、それに次ぐ「離党勧告」は見送るとのこと。議員に連帯責任が科せられる連座制を組み込むかどうかもはっきりしない。これまで通りの、秘書に責任を押し付けて、逃げ切る道が閉ざされたわけではない。統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との深い関係についても、実態は解明されていない。
岸田は18日の党役員会で、「先送りできない課題に専念しなければならない。これに尽きる」などと言っていたが、先送りできない問題は、カルトや不正議員に汚染された自民党を封じ込めることである。自民党は「全く新しく生まれ変わる覚悟で解体的な出直しを図る」との方針を打ち出したが、「解体的」ではなくて「解体」でお願い。
適菜収 作家
近著に「安倍晋三の正体」「ニッポンを蝕む全体主義」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も発行。本紙連載を書籍化した「それでもバカとは戦え」も好評発売中
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