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自民和歌山ハレンチ懇親会の仰天実態…“チップ口移し”は世耕弘成氏「新旧秘書」の低俗コラボだった!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/337396
2024/03/12 日刊ゲンダイ
チップを口移しする世耕弘成秘書のA氏(提供写真)
自民党青年局が和歌山市内のホテルでエンジョイしたハレンチ懇親会をめぐる波紋は広がる一方だ。政治活動の延長線上の会合に高露出のセクシーなダンサーを招き、濃厚接触して盛り上がっていたのだから、品性を疑われるのは当然だろう。こんな下劣な余興を企画したのも、問題視されているチップの口移しをしたのも、世耕弘成前参院幹事長の新旧秘書であることが判明。党青年局長を引責辞任した藤原崇衆院議員が大ハシャギだったことも分かった。公金を使って女性局は観光、青年局は乱痴気パーティー。ベテランは裏金づくりに邁進する自民党が進む道は解党一択だ。
和歌山県連が昨年11月に主催したハレンチ懇親会は、党青年局近畿ブロック会議後に開かれた。出席者は40人ほど。
顛末が発覚した先週末、参加していた青年局長の藤原氏と局長代理の中曽根康隆衆院議員が辞任。ダンサー5人を招くなど、企画を担った世耕元秘書の川畑哲哉県議も県連青年局長を辞任して幕引きを図ったものの、全国的な猛批判に遭い、週をまたいだ11日になって離党した。議員辞職は否定しているが、いつまで持つか。「私の想定よりも高揚感が出てしまった」という釈明は真っ赤なウソだからだ。
「ダンサーに口移しでチップを渡したのは、世耕議員の地元秘書A氏です。川畑県議にエスコートされる形でダンサーの前に進み出て、紙幣を口にくわえたので参加者から『おーっ』と歓声が上がりました。ダンサーがチップを口移しで受け取った瞬間、会場は大きな笑い声に包まれました」(地元関係者)
日刊ゲンダイも懇親会の様子を映像で確認。さながら昭和のキャバレーだ。裏金問題が火を噴く中、お構いなしに世耕氏の元秘書と現役秘書がコラボで低俗ショーを楽しんでいたというわけで、巻き込まれた格好のダンサーが気の毒でならない。
事実関係などを確認するため、世耕氏の和歌山事務所に連絡すると「Aは外出中で、戻りはいつになるか分かりません」(事務職員)。国会事務所に質問状を送ったが、期限までに回答は寄せられなかった。政治家と秘書は親子同然の関係。子は親を映す鏡とはよく言ったものだ。
青年局長も大ハシャギ
おどける世耕弘成氏の秘書A氏に笑顔で拍手喝采する藤原崇衆院議員(左奥)/(提供写真)
一方、党役員を辞任後に取材対応した藤原氏は「来賓ではありましたけれど、止めるなどの対応を行うべきだった」と口にし、横に並んだ中曽根氏も「党本部の青年局役員の立場では、中断とか中止を促すこともできた。行動に至らなかった責任を感じております」と弁明。
おのおの神妙な表情を浮かべて反省の弁を述べていたが、ここにもウソが潜んでいた。
「藤原代議士はチップの口移しに拍手喝采で、大きな声を立てて笑っていました。中曽根代議士は途中でマズイと感じ取ったのか、スマホで動画を撮影している参加者にやめるよう注意していた」(別の関係者)
なぜ一歩踏み込み、卑俗コラボにストップをかけなかったのか。自民党が自民党であるゆえんだ。
こうなってくると、「私の今の認識では(ダンサーに)触っていないということです」と言っていた藤原氏への疑念はますます募る。間違いなく触っていないのか。事務所に事実関係を問い合わせたが、こちらも期限までに回答がなかった。
和歌山県連によると、一連の開催経費は問題の懇親会を含む近畿ブロック会議全体で約120万円。うち90万円が党本部からの助成金と参加者の会費で、残り30万円は県連支出だという。懇親会については「公費は充てていない」(山下直也県連幹事長)と強弁しているが、カネに色はない。公金でドンチャン騒ぎをした疑いは免れない。
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