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裏金「政倫審」ドタバタ見送りは自民党の嫌がらせ? 岸田首相リーダーシップ欠如バレバレ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/336795
2024/02/28 日刊ゲンダイ
出席撤回の理由は?(西村康稔前経産相と武田良太元総務相=右)/(C)日刊ゲンダイ
開催をめぐって二転三転だ。
自民党派閥の幹部が裏金事件について説明する衆院政治倫理審査会(政倫審)は、与野党が合意していた28日の開催が見送られることになった。
27日の協議では、国会議員のみの傍聴にとどめたい自民側と、テレビカメラも入れて全面公開を求める野党側との溝が埋まらず調整が難航。苦肉の策で自民側が提案したのは、政倫審に出席予定の幹部5人のうち、報道陣への公開に応じる意向を示している安倍派の西村前経産相と二階派の武田元総務相の2人を先行して、28日の政倫審に出席させる方針だった。
ところが、この提案の直後に自民側は西村氏の出席を撤回。さらには武田氏も1人だけ出席することに難色を示したことで、協議は決裂。白紙に戻ってしまったのだ。
「野党側は、政倫審の開催を来年度予算案の衆院採決の前提と位置付けていた。当初は28、29日の政倫審開催を受けて、来年度予算を3月1日に採決するスケジュールを描いていたが、これで難しくなった。年度内の自然成立が確実になる3月2日までの衆院採決も不透明だ。それも、自民党内が勝手に混乱しているから困ったものだ。総理の求心力低下が露呈してしまった」(自民党国対関係者)
26日の衆院予算委員会では、立憲民主党の野田元首相が「政治倫理審査会は『完全公開でやれ』と指示したらどうですか」と岸田首相に問いただす場面もあった。岸田首相は「本人の意思を尊重するという規定に基づき……」とゴニョゴニョ。煮え切らず、トップとして力強く指示を出すことができない。「火の玉となって自民党の先頭に立ち、信頼回復に努める」はずの岸田首相のリーダーシップ欠如が際立つばかりなのだ。
安倍・二階両派は悪者扱いに反発
協議は決裂(C)共同通信社
政倫審の開催見送りが決まった後のぶら下がり取材でも、どこまで当事者意識があるのか、「説明責任を果たすことは重要であり、引き続き、それぞれの議員が置かれた立場をかえりみて丁寧に説明するよう党として促していく」と、頼りないコメントに終始していた。
「こういう時こそ、党総裁として指導力を発揮すれば、評価が少しは上がるかもしれないのに、この調子では、ますます支持率が下がりかねません。自民党内の一部が足を引っ張り、総理を困らせるために嫌がらせをしているようにも見えてしまう。裏金問題で悪者にされた安倍派と二階派には、総理に反感を持っている人も少なくないでしょうからね。岸田派だって元会計責任者が略式起訴されたのに、自分は関係ないような顔をしている総理も悪いのですが……」(自民党閣僚経験者)
政倫審開催に向けた調整がまさに渦中の26日夜、岸田首相と距離を置く菅前首相と二階元幹事長、森山総務会長が会食したことも臆測を呼んでいる。政倫審に出席する武田氏も同席し、元気に高級ステーキを食べながら意見交換したというのだ。
政倫審開催でモメて予算案の衆院通過が3月3日以降にズレ込めば、岸田首相は苦しい。参院の予算審議の日程は綱渡りになる。参院でも初めての政倫審が開催される見込みだし、野党は参考人招致や証人喚問も要求するだろう。予算が年度内に成立できなければ窮地だ。岸田首相の退陣表明と引き換えに予算案成立という局面に追い込まれる可能性もある。
岸田首相は28日午前、「私自身、自民党総裁として政倫審に出席し、マスコミオープンの場で説明責任を果たしたい」と、自ら政倫審に出席すると表明したが、その政倫審を舞台に「岸田降ろし」が静かに始まっているのか。
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