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盛山文科相「不信任案」は否決へ…旧統一教会問題から逃げる岸田自民は今後も“針のムシロ”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/336435
2024/02/20 日刊ゲンダイ
数の力で否決に持ち込み、続投しても…(岸田首相と盛山正仁文科相=後方)/(C)日刊ゲンダイ
立憲民主党が19日に提出した盛山文科相に対する不信任決議案は、20日の衆院本会議で自民、公明などの反対多数で否決される見通し。しかし、岸田内閣にとって旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との癒着問題が、これで終わるのかというとむしろ逆だろう。
不信任案提出で19日午後と20日午前の衆院予算委員会は飛んだ。予算案審議の日程を窮屈にして政府・与党を追い込み、裏金議員を政治倫理審査会に引っ張り出そうという立憲側のもくろみではあるが、教団との関係性から「教育行政をつかさどる者としての適格性に欠ける」という提案理由には誰もが納得する。
「踏み絵」で逃げる自民を浮き彫り
世論は裏金事件に対する岸田自民のいい加減な対応への不満が頂点に達している。毎度の「数の力」で盛山大臣の不信任案を否決しても、国民の理解を得られるわけがない。
「立憲は週末の世論調査で岸田政権に対する風当たりがさらに強くなっている結果を見て、盛山大臣の不信任案提出を判断したのでしょう。盛山大臣を守ろうとする岸田首相に『踏み絵』を踏ませる形になる。裏金問題からも旧統一教会問題からも逃げている自民党の姿を浮き彫りにできます」(ジャーナリスト・山田惠資氏)
自民党内では、さっさと盛山大臣を辞めさせた方がいいという声が根強くあった。「安倍派の閣僚はクビを切ったのに、身内の岸田派は守るのか」といった不満もくすぶっている。だが、岸田首相は盛山大臣更迭には徹底的に抵抗。「ドミノ辞任を恐れた。旧統一教会については、林官房長官との関係も出たし、岸田首相自身の幹部との面会問題もある」(自民党関係者)からだ。
加えて、教団の解散命令請求の審理を抱え、すぐに務まる後任がいない。
2012年の第2次安倍政権以降、文科相ポストは安倍派がほぼ独占してきており、安倍派ではない経験者は林芳正と永岡桂子の2人だけなのだ。林は官房長官だし、答弁が不安定だった永岡じゃとても務まらない。
「盛山大臣の不信任案を否決したとして、旧統一教会問題を幕引きできるのかどうかは不透明です。22日に東京地裁で解散命令請求の『審問』が行われる。教団側は徹底抗戦に出てきており、政権を揺さぶる別のカードを出してくる恐れもある。次はもっと大物や岸田首相に関するものではという見方すらある。自民党は、教団がどういう手を打ってくるのか予想がつかず、怯えた状態がまだ続きそうです」(山田惠資氏)
盛山大臣「続投」が岸田内閣の支持率のさらなる下落要因となるのは間違いない。
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