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トランプ×マスク“本当の関係”…大統領発言「数カ月以内に政権離脱」で2人の蜜月は終わったのか?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/370128
2025/04/07 日刊ゲンダイ
息子を連れて大統領執務室に出入りしていたが…(C)ロイター
米全50州で、週末5日に「反トランプ政権」の大規模な抗議デモが行われた。非難の的はおもにトランプ大統領と「政府効率化省(DOGE)」を率いるイーロン・マスク氏だが、どうやらマスク氏は「数カ月以内に政権を離れる」ことになりそうだ。トランプ大統領自身が3日、記者団にこう述べたのだ。
「彼には経営している会社がいくつもある。できるだけ政権に長くいてほしいが、いつか去らなければならない時は来る。数カ月以内になるだろう」
マスク氏の政権離脱については、米メディアが2日に報じた際、マスク氏は「フェイクニュースだ」とXで否定していた。
政権でのマスク氏の立場は「特別政府職員」。同職は任期が130日と定められ、マスク氏は5月下旬に任期を迎えるため、「トランプ大統領がお気に入りのマスク氏の職をどのように延命するのか注目されていた。退任とは驚いた」(日本企業の米駐在員)という。
マスク氏を巡っては、DOGEによる政府職員の大量解雇などの手法が政権内で摩擦を生んでいたとされるが、トランプ大統領とマスク氏の蜜月関係は終わったのか。
現代米国政治が専門の上智大教授・前嶋和弘氏はこう見る。
「2人はいずれケンカするだろうとは思っていました。ただ、お互いがお互いにとってプラスな存在なんです。トランプ大統領にとっては、自分の代わりにピエロを演じてコストカットをしてくれ、自分への批判をかわすことができた。マスク氏はテスラの自動運転システムで死亡事故が起きた件でFBIに訴追される寸前でしたが、トランプ政権で訴追を逃れた。利益相反になるライバル企業の情報に接することもできた。2人はビジネス的、政治的な相思相愛だったのです」
嫉妬と関税への反発
ピエロに嫉妬?(C)ロイター
トランプ大統領には、マスク氏が目立ちすぎることへの嫉妬があったという。
「南アフリカ生まれのマスク氏のことを『(憲法の規定で)彼は大統領になれない』と冗談交じりに言ったこともありました」(前嶋和弘氏)
一方、マスク氏には、世界各国に関税をかけまくるトランプ大統領への反発があったようだ。
マスク氏は5日、イタリアの右派政党の党大会にオンラインで参加し、「欧米間の関税は将来的にゼロが望ましい」と発言している。
「マスク氏は元々、規制緩和のリバタリアン(自由至上主義者)ですから関税には否定的で、関税政策の中心人物であるピーター・ナバロ大統領上級顧問を批判していました。もっとも、トランプ氏がマスク氏と完全に敵対関係になるのかというと、第1次政権で途中離脱した最側近のスティーブン・バノン氏のように泳がしておいて、外部の応援団として動いてもらおうとするのではないか」(前嶋和弘氏)
互いにメリットがある限り、付かず離れず、か。
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トランプ米政権による相互関税発表と自動車関税発動を受け、石破政権はお先真っ暗の状況。そんな中、永田町でトランプ氏との交渉役として名前が挙がっている人物がいる――。●関連記事『【もっと読む】トランプ関税に世界が震撼…石破政権の“特使”として派遣が囁かれる「タフ・ネゴシエーター」の名前』で詳報している。
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